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RFA:凍結されたグアンタナモのウイグル人の釈放

2008-10-11 01:04:10 | ニュース

RFA、自由アジア放送サイト 10月8日

http://www.rfa.org/english/news/uyghur/Guantanamo-10072008123140.html

ワシントンの米連邦高等裁判所は17人のグアンタナモ湾米軍基地に2001年から告訴されずに留め置かれたウイグル人被拘束者の釈放を一時的に凍結した。
水曜日に当地の合衆国高等裁判所は今週始めに連邦裁判官が敵であるとの証拠がないという理由で、ブッシュ政権がこれら男性を拘束しつづけることは誤りであるとした命令を凍結した。
彼らは全員、中国西北地区、新疆に集中しているウイグル人イスラム教徒であるが2004年には釈放を認められていたが、アメリカ政府職員と人権団体によると中国に送還されれば迫害に直面するであろうにということであった。

このグループを代表する弁護士のサビン・ウィレット氏はこれら被拘束者の運命が決定されるまで数週間から数ヶ月かかるであろうと言った。

高等裁判所は10月16日までに双方からの事件要旨を求めた。ウィレット氏は「この事で手続き停止は少なくとも2週間押し出されるだろう。」と言った。控訴プロセスの全部の間の裁判官命令の凍結はウイグル人被拘束者たちの釈放を6ヶ月からそれ以上遅らせるであろう、とウィレット氏は言った。
「長期にわたる(命令の)凍結が与えられてしまうという危険性も高い。」ウィレット氏は言った。「私たちは釈放の時間に入っていた。」ウィレット氏は加えて連邦法執行官が水曜日からグアンタナモ基地に送られウイグル人被拘束者を木曜日に移送するはずだった、と言った。
ウイグル人たちの釈放の最初の命令の聴聞において、被拘束者たちは「見るまでは信じないだろうという感覚だった。彼らを釈放すると命令した裁判官は今までいなかった。」ウィレット氏は言った。

下級審裁決

地方裁判事のリカルド・M・ウルビア氏はウイグル人たちは釈放されなければならない、なぜなら彼らはもはや敵性戦闘員とは見なされないからであると裁決した。
「合衆国憲法が理由なく無期限の拘束をすることを禁じている理由により、拘束を続けることは不法である。」ウルビア氏は言った。彼はワシントンで彼らを金曜日に釈放し、彼らがどこで居住するかを決定する為の聴聞会を来週に設定した。

ホワイトハウスは声明で「強く」この裁判所の命令に同意せず、停止させ覆えさせる為に緊急的手段を講じるとして、その根拠を2001年9月11日のワシントンとニューヨークへの攻撃を「計画した容疑のアメリカの不倶戴天の敵を含んだ」他の被拘束者の釈放への法的な前例を生み出してしまうこととした。

世界ウイグル会議総裁のラビア・カーディルさんは今週始めの裁判所の決定を歓迎し、中国がそのうち何人かが暴力的分離主義に係わっているとするテロリストのレッテルを貼り付けている、中国内の何百万ものウイグル人の勝利と呼んだ。

「中国政府は全てのウイグル人をテロリストにしようとしています。ただグアンタナモにウイグル人がとらわれているという理由で。」

「中国政府はウイグル人によるどのような種類の戦いもテロリスト活動であると分類します。そして私たちの民族集団を根絶やしに駆除しようとしているのです。」

テロリズムが訴追されている。

グアンタナモに拘束されているうちの何人かのウイグル人はアフガニスタンのキャンプに2001年に住んでいたが、空爆が彼らをパキスタンとの国境に追いやり、拘束されてアメリカ軍に引き渡された。
彼らはグアンタナモの基地に7年近く拘束されている。2004年には釈放を決定されたが、アメリカ政府は彼らの帰る所を見つけることが出来ない。
081007rebiyasidik
ラビア・シディク夫妻@RFA

ラビア・カーディルWUC総裁は10月7日裁判所の前に夫とともに現れ
「今日私たちは裁判所でウイグル人はテロリストではないというのを聞きました。」と言った。

北京はキューバの海軍基地に拘束されているウイグル人全員を送還させることを要求しており、多くの国々は外交的な報復を恐れて彼らを引き受けようとはしない。

中国政府は彼らが非合法の東トルキスタンイスラム運動(ETIM)のメンバーであるといっている、ETIMは北京とワシントンがテロリスト団体であると見なしている。最近の数年の一連の中国内での暴力的襲撃はETIMの仕業だと中国は非難している。

通訳の意見

ウイグル系アメリカ人の翻訳者ででグアンタナモで政府と弁護士双方のために通訳を行ったルシャン・アバスは彼ら被拘束者ウイグル人の生活条件は彼らが敵性戦闘員都見られなくなってから改善されたと言った。

「よりよい環境で彼らを見ることができるのはとても良かったです。」アバスはグアンタナモへの訪問で言った。「彼らは最終的には自由に歩き回っていました。何人かは運動をしていました。何人かは洗濯をしていました。その他はただ座って海の景色を楽しんでいました。」

「彼らは私に会ってとても喜んでいました。」とアバスは言った。「私たちはついには私たちと話すためにあなたを招待することができるのだ。」
火曜日に彼らの釈放を要求する下級審命令を説明したのはアバスだった。彼女は彼らがはじめはそのニュースを信じられないようだったと表現した。

「ウルビア裁判官の決定の知らせを聞いたときに、彼らは耳を疑った。2、3分間は何も言えなかった。7年も経った後、彼らはアメリカの司法制度から正義を受けることを期待していなかった。彼らの顔に本当に楽天主義を見ることが出来た、私が帰る時に叫んでいた。『法廷で会いましょう』と」

弁護団はまた政府が上告し彼らの釈放を凍結させるであろうという見込みをまた説明した。と彼女は言った。「釈放される見込みが五分五分だということを彼らは理解した。」アバスは言って弁護士がまた釈放が一時的に凍結されるにしてもよりよい環境の住居に残されるだろうと説明した。

アバスはウイグル人被拘束者が始めはアメリカに拘束されて幸福だったが、長い年月の間にアメリカの司法制度に失望していたと言った。

「アメリカに拘束されて始めは、彼らはアメリカが弱者の人々の人権を守るただ一つの国と考えてとても興奮していた。彼らは高い期待を持った。」

「アメリカに拘束されることになった当初は彼らは間違った時に間違った場所におり、すぐさま第三国に移送されるであろうということを何回も何回も聞いていた。しかし何度も何度も同じ聴聞を受けつづけて、アメリカの司法制度に失望し始めていた。彼らは自身が無実だという聴聞をし続けようとしていた、しかし何の行動もとられなかった。」

何人かがアルバニアへ

2006年に5人のグアンタナモで拘束されていたウイグル人が釈放されて北京の抗議にもかかわらず、アルバニア政府から難民として認定された。
アルバニアに送られた被拘束者の1人、アブ・バクル・カシムは先に中国に戻されるならグアンタナモにいつづける方を望んでいただろうと言った。
「時々私たちはもし中国に戻る以外の選択肢がそれだけならば、ここグアンタナモにいつづけるほうがましであると考えた。中国への帰還はウイグルの人々の苦しみを心の苦しみを倍以上にさせるだろう。」カシムは言った。

「私たちの同胞は苦しんではならない、私たちはグアンタナモに留まるほうがましだと考えた。政治難民を申請するのにかかる時間はより長く、長くなった、そして私たちは弁護士から中国政府が他の国の政府に私たちを受け入れないよう圧力をかけていることを聞いた。当然のことながら私たちはお互いを慰めあおうとした。」アブ・バクル・カシムは言った。

中国の立場

中国国務院外交部発言人の秦剛は北京はそれらの男たちを送還するように求めていると言っている。

「中国はアメリカ合衆国にそれら中国籍テロリスト容疑者を中国に送還するように機会につけず主張し続けている。私たちはアメリカ合衆国が私たちの立場を真剣に理解しそれらの人間を早晩、送還することを望んでいる。」秦剛は言った。

ウイグル人は1930年代から40年代の間、二度にわたり東トルキスタン国家の宣言の後に短期の独立を謳歌し、多くがこの地域での北京の支配に反対している。

中国政府官員はイスラム教徒ウイグル人人口が多数を占めるこの地域の中にいる過激主義者がオリンピック期間中にテロリスト攻撃を計画したと言っている。

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