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引越しいたします。

新疆学生AIDS教育NGO、当局より禁止命令

2006-10-24 00:34:56 | ニュース

10月19日 フィナンシャルタイムズ
http://www.ft.com/cms/s/1a9c13b4-5f90-11db-a011-0000779e2340.html

中国当局は学生が主導する、新疆でのエイズ教育グループを禁止し、警察の弾圧にさらした、とそのグループのリーダーは言った。

新疆で最も知られている、エイズに取り組んでいるNGO団体「雪蓮花」はB型肝炎に罹患している人たちに対する差別を公にしたとして政府官員から命令を受けていたことがわかった。
このことは中国の共産党当局とNGOの関係の難しさを示している。中国はエイズ問題については国営でない団体がその蔓延を防ぐことに大きな力を発揮すると言うことを認めているにもかかわらず。
「雪蓮花」は世界エイズ・結核・マラリア対策基金(Global Fund to Fight Aids,Tuberculosis、Maralia)から補助をもらって若年者、同性愛者、麻薬ユーザーにエイズ罹患を避ける方法を教育していた。
リーダーのChang Kun(常坤)は公安は地域の学校からB型肝炎の19人の生徒が退学させられて苦しんでいることが全国的に知られるようになってから「雪連花」メンバーを尋問して攻撃するようになった、と語った。
その放校させられた子供たちのことが知られ、新疆当局は批判にさらされることとなった。なぜならそのことはB型肝炎ウイルス保持者に対する差別を禁じた国法に違反するからである。水曜に新疆のNGO管理局は「雪蓮花」を未登記であるとして禁止した、FTが見た命令書のコピーによれば。
21歳の新疆師範大生Chang氏は「エイズ問題は中国で深刻であり、無給のボランティアたる私たちは自身をこの問題でリスクにさらすことも承知の上で活動してきた。」
Chang氏は7時間警察に尋問され、パソコンと個人的なファイルが押収された。
当局はその件に関してはノーコメント。
中国ではNGOは難しい規制上の環境にある。活動家は登記手続はわずらわしく、いつか共産党一党独裁に対する挑戦になりえる「市民社会」の発達を懸念している政府官員によって動きにくくされている。
国際団体からの圧力および弱者に効果的に接触できることに政府は気がついて、エイズNGOはより自由であった。
しかしながらエイズ救援団体は彼らは妨害および嫌がらせを受けやすいままで、4月に行われた中国のGlobal Fundの評議委員代表選挙に関した苦い論争が相互不信をもたらした、と語った。

関連記事 AFP BB
http://www.afpbb.com/article/1005566

先にウルムチでB型肝炎に罹患したと見られる生徒が退学させられたと言うニュースがあった。そのなかにウイグル族の生徒もいたとされている。
新疆師範大学の学生グループは実に困難な仕事に取り組んでいたが、弾圧の憂き目にあった。特にウイグル族の貧困家庭にはHIV/AIDS問題、麻薬常習問題があるとされている。当局はこの民族問題にかかわることだとして過剰に反応したのであろうか?

追記 不条理日記さんで追加情報。しかし朝日が珍しい。


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