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ニューズウィーク7月22日号:ウイグルと世界を欺く中国の悪知恵-今回のウイグルでは巧妙なPR作戦展開

2009-07-19 03:11:43 | 本と雑誌

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7.5~7.7ウルムチ事件について、ウイグル側が情報戦において遅れをとっている、今回の事件は六四とは違っている。という疑問が著名な中国ウォッチャーブログ、日日チナヲチさんで呈されています。

やっぱ「流出」がね……。
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/49cbbc7e77b0892cdd68e8f83d00dc9a


中共政権と「世界ウイグル会議」の間で展開されている情報戦は、いまのところ中共政権側がイニシアチブを握っており、「世界ウイグル会議」は対応が後手後手に回っているように思います。

(中略)

「世界ウイグル会議」は、この「アルカイダ」でも先手を打たれてしまいました。本来なら当初、中共政権から事件の元凶として名指しされた時点で、それ
を否定するとともに、ウイグル人に死傷者が出たことについて暴力的報復を望まない旨、世界に強いメッセージを出しておくべぎでした。

 「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル主席は米政府諮問機関の会合に出席した際、今回の事件を「天安門事件のようだ」と指摘したそうです。事実だとすれば、重大な錯誤を犯していることになります。

日日チナヲチ著者のgokeninさんは六四と今回のウルムチ事件との違いとして決定的なウイグル人への弾圧場面の映像、写真などの「流出がない」事とされています。

たしかに7月5日のウルムチ人民広場におけるデモが平和的なものであったという写真などは発表されていますが、人民解放軍、武警等による弾圧場面、また平和的なデモのときに中国国旗が掲げられていた「事実」を証明する写真などはいまだに明らかになっていません。
理由としてはデモの始まりは日中だったものの、弾圧時が夜間ではなかったかということ。突発的に発砲が行なわれたというよりは巧妙に群集の殲滅が行なわれたのではないかということが考えられます。
いずれにしても、ウイグル会議側が持っているといわれる中国国旗掲揚のデモの様子が発表されてほしいと思っています。

表題やamazonリンクで紹介している日本版ニューズウィークの記事ですが、そんな中国の情報戦略をアメリカ在住の中国人学者の蕭強カリフォルニア大学大学院教授の分析も交えて論評しています。
またラビア・カーディルさんのインタビューも掲載です。
マイケル・ジャクソンの追悼特集に隠れてはいますが、考え方によってはそれだけ部数の多く出る号に載っていますのでウルムチ7.5事件のウイグル側の主張がより多数の人の目に映ることが期待されます。

gokeninさんは世界ウイグル会議の情報発信が後手という印象ですが、世界ウイグル会議傘下団体の在米ウイグル人協会は、アメリカの最も権威ある記者クラブであるナショナルプレスクラブイギリスの独立系テレビ局のチャンネル4、ニューズウィーク該当記事等のインタビュー、声明発表などをラビア会長は事件直後より積極的に行って、全ての暴力に反対し、ウイグル人の報復暴動をも批判しているのも事実であり、例の「アルカイダアルジェリア支部」のテロ宣言にも早回しの反応をしめしています。

UAA、WUC:アルカイダ非難
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20090716

ラビア総裁が今回の事件を「天安門のようだ」と言ったのは実際に無防備の群集に無差別銃撃が行なわれた事象を述べたものであると考えます。
ウイグル側もRFAなどの取材で多くの証言を取りそれなりに論拠は固めているのではないでしょうか。ともかくももっと決定力のある「流出」が待たれるのは私も同じです。

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中国国家安全部のウイグル関係対日諜報活動

2009-07-14 01:49:21 | 本と雑誌
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について記した注目のレポートが発表されている。亡命ウイグル人の証言集、文春新書「中国を追われたウイグル人」の著者、水谷尚子氏による「中国のスパイだった友人の告白」である。
PHPから発行されている月刊誌Voiceの最新号である8月号に収録されている。

Voiceウエブサイト
http://www.php.co.jp/magazine/voice/

著者水谷氏のウイグルの友人がいかに新疆国家安全庁(国家安全部の下部組織)にリクルートされたのか、活動内容がどのようなものであったか、拷問の実態、そして興味深いのはウイグル人の迫害の実態だけでなく、漢人国家安全部員の横顔にも触れられていることである。

語られていることで最も重要なことはウイグル人が特別な訓練を受けたり、洗脳されてスパイ活動に従事するのではなく、中国の制度上、また家族、生活の弱みに付け込まれて諜報機関に協力せざるを得なくなってしまうという実態である。これは平和な国に暮らしている日本人にはたいへん判りづらいことである。

図らずも今回の大事件と時を同じくしての発表となってしまった。
今回の事件で多くのウイグルの人が迫害への不安をなげうってでも抗議活動に参加した。どうかそういう人たちの心、そして実態をわかってあげた上で守ってほしい。そのためにもご一読を推薦する。

参考エントリー

在米ウイグル人に対する中共当局、(国家安全部)のスパイ活動強要の実態。
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20060111

中国諜報機関のカナダにおける対ウイグル人工作とは
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20070518

中国諜報機関のカナダにおける対ウイグル人工作とは(その2)
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20070521

国家安全部とは
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0210&f=keyword_0210_001.shtml

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NYT:ハワード・フレンチ激賞、ラビア・カーディル伝"Dragon Fighter"

2009-04-25 00:22:20 | 本と雑誌

Books of The Times - Rebiya Kadeer’s ‘Dragon Fighter’ - Life as a Voice for China’s Uighur Minority - Review - NYTimes.com.

アメリカで発売開始されたラビア・カーディル伝"Dragon Fighter"がニューヨークタイムスで前東京支局長で現在上海支局長のハワード・フレンチ氏によって紹介されている。

ほぼ内容紹介で「興味深い、読め」という感じ。

なお、フレンチ氏は以前コルラに出張してレポートを書いたことがある。

ハワード・フレンチのコルラレポート

http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20051222

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4月15日ラビア・カーディル半生記英語版が発売

2009-02-28 18:30:23 | 本と雑誌

4月15日、ラビア・カーディルWUC総裁、UAA会長の半生記の英語版が発売開始されるという。

ドイツ語オリジナル版の副題「中国の人民の敵№1」も凄いが、今回の英語版の表題「ドラゴンファイター」もゲームソフト名のようで勇ましい。

なお、関係者によると日本語版出版計画も進行中とかで期待されます。

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メモ:文春新書 「乾隆帝 その政治の図像学」

2007-05-05 00:40:46 | 本と雑誌

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それにもうひとつ「烏什という地名の場所がいまのトルファンである。」などという記述もあった。これはアクス近くのウチトルパンやろが!
肝心の内容についてはよくわかりません。香妃の肖像画には4種類あるとか、例の「準部平定図」など乾隆帝が作らせた戦勝記念版画のことに詳しい書いてあるようだ。

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