
神奈川県知事の松沢成文(まつざわ・しげふみ)さんがアメリカ大統領就任式の招待を受け、30メートルの距離からバラク・フセイン・オバマ第44代大統領の宣誓をこの目で見ました。
松沢さんは1958年、川崎市多摩区生まれの50歳。
1984年、松沢青年26歳は、アメリカ連邦議会のベバリー・バイロン下院議員のスタッフとして活動。大統領選も積極的に取材しました。1985年のロナルド・レーガン大統領の就任式を見たそうです。
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この経験を中公新書「この目で見たアメリカ連邦議員選挙」にまとめ、出版しました。20代で中公新書執筆は異例ですね。
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1987年、神奈川県議会議員に出馬し、当選。選挙区は地元の川崎市多摩区ではなく、川崎市麻生区。図書館で市勢統計を読み込み、新住民が多い麻生区の方が有利だと判断したそうです。
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神奈川県議会2期目で辞職し、1993年7月の第40回総選挙に旧神奈川2区から、新生党1期生として、初当選。最年少ながら党本部幹事・青年担当(青年局長に相当)に就きました。同期生には上田清司・埼玉県知事や、山田正彦元ネクスト農相(長崎3区)らがいます。
「筏に乗って船を出た」新生党の船出を語る 石井一(ピン)さん
民主党副代表の石井一さんは、20日の参院予算委員会で、自民党を離党し、新生党を結党したことを「大きな立派な船から筏に乗って出るようなもんだ。どこへ着くだろう?向こう岸に着けるだろうかという寒い心境だった」としながら、35人で離党しながら、直後の第40回衆院選で松沢さんらを含めて55人になったとしました。
小選挙区の区割りは、麻生区も多摩区(および高津区)も同じ神奈川9区となりました。これは偶然ですが、緻密な戦術が呼び込んだ必然。
衆院議員3期(新生党→新進党→民主党)を経て、2003年神奈川県知事に当選。現在2期目。
意外と知られていませんが、神奈川県内の米軍基地の数と面積は本州最大。沖縄県に次ぐ基地県です。
神奈川新聞の電話インタビューで、松沢さんは「歴史的瞬間に立ち会え、誠に光栄。セレモニーやパレードから、米国の民主主義のダイナミズムが伝わってきた」と語りました。
「印象の第一は、会場に黒人が多かったこと。自分たちの同胞から、こんなに早く大統領が出るとは思っていなかったのだろう。若い人が多かったのも印象的だ。自分たちが選んだ大統領という思いから来たのだろう。二十四年前、レーガン大統領の就任式にも出席したが、こんなに多くの若者はいなかったと思う」
「オバマ氏の就任演説は思っていたより落ち着いていた。キング牧師やケネディ元大統領のようにフレーズが語り継がれるかは分からないが、困難な時期にあり、分断された米国に統合を訴える得意のメッセージはしっかり伝えていた。民衆を味方につける天性の資質を持ち、カリスマ性はすごい。就任式でのオバマ氏との距離は三十メートルぐらい。その距離で見たからこそ、感じることができた」
「式典会場は、なにせ寒かったが、周囲の人たちは物ともせず、大統領の就任を喜んでいた。直接選挙の興奮なのだろう。憲法をつくり、民主主義をつくり、そしてマイノリティーである黒人の大統領をつくり上げたのは、やはり米国の民主主義の偉大さだ」
改革の志を持ち、なりふり構わず船に乗り込んだシンドバッドたちは、参院議員や知事と道を変えても、成功しています。オバマ大統領の招待状が松沢さんに届いた理由は「分からない」そうですが、改革の志を持った人のもとに行ったのでしょう。
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