きょねんと同じタイミングで小西洋之さんが登場し、正しい参議院政治倫理審査会規程で、岸田文雄・自民党総裁の参考人としての出席を要求。共産党の山添拓さんの麻生派事務総長の井上信治さんのキックバック不記載は、首相が「平成30年は秘書が変わったばかりで不慣れだった」と聞き取っての答弁をしました。岸田さんは森喜朗さんや五人衆に対して聞き取りをしていませんでしたから、新しいフェーズにかわりました。
【参議院予算委員会 きょう令和6年2024年3月6日(水)】
私の勘違いで、基本的質疑3日目という誤った表現をしていましたが、きょうは総理入りテレビ無し一般的質疑でした。
「令和6年度予算案」は4日目で。まず12日(火)の中央公聴会が全会一致で議決しました。立憲民主党の小西洋之さんは、首相に参議院政治倫理審査会に出席するよう促しました。私もちょっと意味が分からなかったのですが、参・事務次長の答弁では「参・政倫審規程の20条で、議長を経由して参考人の意見を聞くことができ、委員の過半数で議決する」とあるそうです。但し、現在の構成では、公明党委員が野党側についても過半数にはなりません。
小西さんは「森元総理のキックバックの経緯を聞き取らず、首相の火の玉の決意は、線香花火ていどのものではないか」と熱戦の火ぶたを切りました。ちょうど1年前の現・総務省出身の小西さんは「公文書」「行政文書」を「書かれている中身まで正しいものだ」との前提で質問し、あらゆる立場の人がそれを追認したことに、私は心底驚き、腰が抜けるほど驚きました。宮崎個人は日本経済新聞1面に「情報公開法は、特殊法人にも及び法案を提出へ」とスクープしたことがあり、プロセスにおける不確かな内容を含んだ官僚が自信を守るメモこそ、一級品の公文書だと思ってきました。今年は、参・政倫審に衆を呼べるという正しい知識を小西質問で知ることができました。
共産党の山添拓・新政策委員長は「衆の宮本徹議員に続き、しんぶん赤旗がスクープした、井上元万博相(東京25区、7期)の麻生派パー券キックバック不記載を追求。ここで首相は「御党の機関紙が報じた麻生派からのキックバック不記載について、平成30年は担当者が代わり不慣れだった」と聞き取りを答弁しました。麻生太郎さんがお気に入り記者だけで夜な夜な開いているとされる自宅懇談会で、今頃激おこしているかもしれません。山添さんは「アンケート」のやり直しを求めました。麻生派にも類焼しましたし、今後は5人衆への聞き取りを首相が答弁することもあるかもしれません。
いくつか日程も決まりました。首相は4月11日(木)米上下両院合同会議で演説し、その前日10日にバイデン大統領と会談。国賓。それと来週木曜日か金曜日にも参・政倫審を開くことがあさって金曜日にも議決するはこびとなりました。
世論調査では7割が裏金よりも政策としていますが、立憲は裏金で手ごたえ。立憲パートナーズが「3・11」から「3・31」までの3週間、第2回ポスティング大作戦「異次元の裏金問題」「国民は増税、自民は脱税」のチラシを配布することになりました。けっして活動家が多くいるわけではありませんが、当選2回の地方議員団とともに、毎月政党支持率をチェックするような有識者も気づいていない底流がコロナ明けの次の選挙でうねりを起こすかもしれないし、起こさないかもしれません。
●明日は総理質疑はなく、参は予算委や第1種常任委員会、衆は復興特別委員会。野党は引き続き裏金議員の排除を与党に求めており、委員長・理事の人事があるのかもしれません。
●スーパーチューズデー バイデン対トランプの再対決が濃厚な情勢になりました。
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