【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【閣法】自転車の取り締まりで「切符」行政罰を導入か「道路交通法改正案」2024年通常国会提出へ警察庁調整

2023年08月30日 08時33分24秒 | 【法案】今後提出される法案
[写真]国家公安委員会・警察庁が入る庁舎、東京都千代田区霞が関、6年前、宮崎信行撮影。

 「道路交通法改正案」を来年令和6年通常国会に提出する準備を警察庁が始めました。

 今月3日の「国家公安委員会定例会議」では「良好な自転車交通秩序を実現させるための方策に関する有識者検討会」を設置しました。

 谷大臣は同日のの記者会見で「交通ルールを無視する自転車利用者に対して厳しい批判が寄せられており、交通の安全を確保するためには、良好な自転車交通秩序を実現することが重要だと思っております。交通事故件数のトータルは減っていますが、残念ながら自転車と歩行者の事故はむしろ増えている、そういう状況にあります。そこで、本検討会では、自転車に対する交通安全教育や交通規制の在り方のほか、自転車に関する交通反則通告制度の導入も含め、これらも含め効果的な違反処理の在り方について議論していただくということにしております」と語りました。

 これまでの白い帽子の交通部警察官が「切符」を切り罰金納付を促していたしくみを、自動車だけでなく自転車にも広げることになりそうです。

 仮に納付しない場合は、刑事手続きに移行することになりそうです。

 ながらスマホ、両耳イヤホンでの走行の是非も議論されるかもしれません。

 これらをまとめて、2024年1月に召集される通常国会に道路交通法改正案が提出されるはこびとなりそうです。

 また、電動キックボードの規制を求める声もSNSなどで上がっており、政府原案を審議する国会審議で質問通告が出そうです。

 以上です。


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