【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【千葉8区第3報】枝野幸男代表が本庄さとし「日本一厳しい岡田克也の秘書」と立憲民主しぐさ「ゴールデンルーキー報道」にも本庄「負けらない闘い」

2021年10月27日 21時58分00秒 | 立憲構成員である読者を想定した2021-22選挙・組織情報
[写真]最後のひと踏ん張りをお願いする、立憲民主党の本庄さとし千葉8区候補、きょう令和3年2021年10月27日(水)、我孫子市で、宮崎信行撮影。

 立憲が「99」という衝撃の中盤情勢をスクープしましたが、小選挙区で立憲公認が1位が55+比例44と聞くと「たしかに」というところでしょうか。別の調査では、立憲前職では岡田克也さんが最大のリード、立憲新人では本庄さとしさんが最大のリードとされています。前職でも新人でも最も身近な存在だった人がこれほどの成績で、私の周りには高レベルな人ばかりいて、それが日常となっていて、気づいていなかったことを客観的に相対的に知りました。我が人生に来るとは思わなかった「本庄くんに媚びといた方がいいな」と判断した日、きょう令和3年2021年10月27日(水)。追い込みです。千葉8区では、「未決定層」の8割が自民前職の桜田義孝候補の投票すると本庄候補は逆転されますので、厳しい接戦です。

【追記 翌日午後】

枝野幸男、本庄さとし、性格の厳しい岡田克也譲りの政策通だ 我孫子駅前 20211027 宮崎信行撮影

【追記終わり】

 立憲の枝野幸男代表は、千葉8区「我孫子」駅前で演説し「本庄さんは、最初に申し上げた通り、あの日本一の政策通の国会議員で、そしてある意味で日本一厳しい岡田克也さんのもとで、政策の仕事をずっとしてきました。本庄さんが即戦力であることは多くのみんなも認めています」と演説しました。枝野さんは「本庄さんは、政策秘書のころから図抜けた政策通と知っていたましたが、これだけ演説がうまいとは思わなかった。岡田さんよりうまいのではないか。それは思いがあるからだ」とも述べました。













[写真]立憲民主党の枝野幸男代表と本庄さとし千葉8区候補、同。

 これに先立ち、本庄候補は「これまで、千葉8区は野党の候補者が何人も立って、与党の候補者を利する構図の選挙が続いてきました。私も2年前からここで活動させていただき、関係各位のご理解とご尽力もあり、野党の候補者は私一人に一本化されております。与党の候補1人野党の候補1人の一騎打ちで絶対に負けられないたたかいです。どうぞみなさんよろしくお願いします」と述べました。

 私、岡田克也さんが厳しい人だとはまったく思わないんですが、後輩の枝野さんに見せる顔は違うのか。落ちた候補に電話一本しないのが厳しさなら、岡田さんも枝野さんも厳しいような気が。落ちていく経営者をドラえもん口調で平然と見捨てる父及び私の方が厳しい性格かも知れません。

 ただし、「立憲民主しぐさ」も感じました。我孫子市議3人(無所属含む)の演説より前に、千葉市美浜区(千葉1区)選出の千葉市議がマイクを持ち「私がきょうここに来たのは、私は3年間我孫子に住んでいたし、私の妻の両親は今でも我孫子に住んでいます」と述べました。しかし、美浜区はイオン本社・イオンリテール労連本部がありますので、岡田の秘書が千葉県内で即戦力だから来たにちがいありません。司会者によると、「枝野代表は、柏市での大作戦の前に、千葉8区は小選挙区で勝てそうだからと我孫子も行こうと日程を追加した」「8分超過の演説でした」と語りました。枝野代表らも派閥を持ちませんから、取り込んでおいた方が得策と考えているのかもしれません。できれば、接戦区を徹底的に回ってほしいと私は考えます。

 演説会には福嶋浩彦・元我孫子市長も駆け付けました。


[写真]福嶋浩彦・元我孫子市長、同。

 立憲や国民の代表・幹事長記者会見は、及川健二、堀田喬、宮崎信行、横田一、安積明子、IWJ、ジェイキャストニュース、田中龍作、畠山理仁らが常連として知られますが、この記者会見の基準は、私は「岡田・本庄ルール」と呼んでおり、岡田代表の命を受けた本庄政策担当秘書が実務を、神保哲生さんらと相談して、2004年頃に確立させたものです。私も「フリーランス」と名乗っていますが、実際には「8 1から7に準ずるメディア」として参加しており、「ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記」の主宰者として参加しています。代表・幹事長会見は党本部役員室報道担当の単独主催であり、衆議院第五控室の「野党クラブ」は主催していません。このため、本部が日程を送る対象者は出席できます。これは、外務省では現在も「岡田・本庄ルール」を採用しています。記者会見オープン化は、本庄さんの功績であることを関係者は必ず頭の片隅でいいですから、覚えておいてください。ちなみに与党時代に、「週2回定例記者会見をやる」ということでぶら下がり記者会見はやらない予定でしたが、レガシーメディアの求めにあがないきれず、第1回をやったところ、某テレビ局が約束違反をし、本庄さんが注意したところ「枝野前幹事長はオッケーだったのに」と一言言ったところ「うちは岡田なんだよ」と東大法学部というよりもいかにも永田町の優等生として気色ばんだところも目撃しました。彼が一番怒ったのを見たのはこのときが上限でした。

 また2009年9月の毎日新聞で固有名詞入りで報じられた通り、政権交代直前に、党を代表して、政調会職員(退職)と本庄さんの2人がワシントンに1週間行き、国務省・国防総省高官と会いました。当時35歳なので、これはもうレベルが高すぎる話で、かえって、減っちゃうのではないかというくらいです。

 もちろん完璧な人間ではないし、岡田さん同様に東大での完璧な人間というイメージで接すると意外と抜けていることもあります。

 帰りに「南柏駅」でマイクの音が聞こえたので、あわてて途中下車すると、自民党前職の桜田義孝さんがいました。私は桜田さんと早稲田大学鵬志会の関係で29年前から知っている人だとの認識で話しかけましたが、「はい」と言ったきりでした。

[写真]自民前職の桜田義孝候補、柏市「南柏」駅前で、2021年10月27日、宮崎信行撮影。




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