
竹下派が実質的に消滅することになりました。
派閥パー券裏金事件で、経世会・竹下派あらため平成研究会・茂木派が消滅しそうです。政治資金収支報告書を見ると、残金は6000万円程度で、人件費は年1200万円。国会議員の月会費が5万円だったとみられます。そして驚くべきことに、茂木会長個人が派閥に寄付したお金はゼロでした。
私は最初に選挙に携わった議員は竹下派で、初当選直後に羽田・小沢派に分かれました。この際、小渕恵三会長率いる経世会には33億円があり、橋本、梶山両氏の反対を押し切り小渕会長が人数比例で配分したことは有名な話です。この時と比べて、55分の1まで金庫が減っていたことになります。
金権腐敗政治の代名詞だった竹下派ですが、最後はわずか6000万円という失われた30年の代名詞として実質的に終わることになりました。

[写真]経世会・平成研究会がおかれた砂防会館、おととし、宮崎信行撮影。
以上です。
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