
[写真]首都高速道路社長として謝罪する、宮田元道路局長、2018年1月25日放送のNHKニュース7を筆者・宮崎信行撮影。
あれから10年の時がたちました。
第169回通常国会ガソリン国会から、10年経ち、宮田元道路局長が首都高速道路社長として謝罪する姿が、NHHKニュース7で報じられました。
これは、今第196回通常国会召集日に、東京で4年ぶりの大きな降雪がありました。それから4日経っても、首都高速で凍結などで通行止め部分が複数あることを謝罪したものです。
第169回通常国会で、揮発油税の暫定税率が、税収が直接特別会計に入り、目的税的に歳出される、特定財源として使われていることを、最大野党・民主党が問題視。特定財源が流れる、道路特別会計、治水特別会計など(民主党政権下につくられた法律にもとづき、社会資本整備特別会計に一本化され空港整備勘定を除き、廃止)の無駄遣いが衆議院国土交通委員会などで徹底的に攻撃されたのが、「ガソリン国会」「ガソリン値下げ隊」で、翌年の政権交代につながりました。
宮田年耕さんは、たびたび答弁で立ち往生する冬柴鉄三国土交通大臣を助け、耳打ちしたり、メモを渡したり、自ら答弁したりして、大臣を助けました。宮田道路局長は、第169回通常国会閉会直後に、国交省を退職。翌年の第45回衆院選で、冬柴さんは落選し、引退。亡くなりました。
私は、冬柴さんや宮田さんが悪かったとは思いません。ただ、首都高速も、JRも、過去の借金の重しに耐えられず、メンテナンスができなくなっているような気がします。
やはり借金が多いと、後々響くということを感じます。
国交省をめぐっては、さいたま新都心の出先機関で、タクシーチケットの半券を開示しない役人を、5階から18階まで歩いて追いかけた、古本伸一郎衆議院議員、大久保勉参議院議員は、政権下で政務官・副大臣をやりました。ただ、大久保さんは県連内のいじめで、立候補できず、国会からは去りました。
一方、10年経っても、川内博史さんは、1万ページの資料を読んで、予算委で質問し、野党内から賞賛されています。
国会議員の歳費も、与党2、野党1ぐらい、差をつけるといいのかもしれませんが、与党でも野党でも歳費は変わりませんから、現職の野党議員はのんびりしたものです。
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(C)2018年、宮崎信行。
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