【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【参院選】れいわ新選組の水道橋博士候補(全国比例)の凸撃を枝野幸男・前立憲民主党代表がとっさに回避、自民党麻生太郎副総裁の「おーまだ生きてんのか」暴言での炎上情報が頭の片隅にあったか、大阪・梅田で

2022年07月02日 14時04分55秒 | 第26回参院選(2022年7月)
[画像]れいわ新選組の水道橋博士候補の凸撃をとっさで回避した枝野幸男・立憲民主党前代表(衆議院議員)、YouTubeチャンネル「水道橋博士の異常な対談 〜Dr.Strangetalk〜」内動画からスクリーンショット。

 れいわ新選組公認で出ている、「たけし軍団」でおなじみの水道橋博士候補が、大阪・梅田のヨドバシカメラ前の演説会で枝野幸男・立憲民主党前代表に凸撃すると予告し、ライブ配信を始めましたが、およそ28分後に話しかけたところ、枝野さんがとっさに回避し、逃げるが勝ちとばかりに会場を立ち去る光景が配信されました。


[写真]れいわ新選組公認の水道橋博士候補、宮崎信行撮影。

【LIVE】水道橋博士 凸

 きょう令和4年2022年7月2日(土)、枝野衆議院議員は、「京都→大阪→京都→愛知」というやや変則的な日程で応援することになっています。


[写真]大阪市内で演説する枝野幸男さん、宮崎信行撮影。

 水道橋候補はたすきはしていないけれども、今回の選挙で一目で「れいわ」だと分かるピンクのシャツを着ていました。水道橋さんは、演説終了後にツーショット撮影に応じる枝野さんに対して話しかけながら横に入ろうとしました。この直前、代表時に一貫して報道部長を務めて、選挙対策委員会に異動していた大阪・近畿に詳しい職員が「水道橋さん」と認識していましたが、枝野さんはとっさに職員を手招きしながら、会場を去りました。水道橋さんはとっさに口がとんがった表情を見せ、40年近くの芸歴が裏付けたお笑い・テレビの現場で培った反応の速さを見せました。

 枝野さんは代表辞任後の半年間に叩けば埃が出る話は全くありません。が、20代での初出馬初当選から30年近く連続して議席を背負う失う物が多い身の上。6月26日に神奈川・桜木町で、麻生太郎・自民党副総裁が「まだ生きてんの?」との暴言を吐いたことが、29日からマスコミで報じられている情報が頭の片隅にあったことから、逃げるが勝ちだと判断してとみられます。


[写真]麻生太郎自民党副総裁、宮崎信行撮影。



 https://youtube.com/shorts/BH4c3H8SGho?feature=share

 チャンネル登録は4・8万人と芸能人としては平凡ですが、このリアルタイム配信は少なくとも4000名以上が見ており、政党・候補者のライブでは異例の多さでした。

 れいわ新選組は比例で1ないし4議席ではないかとの情勢が出ており、その場合は、第2位以降は、高井たかし候補(党幹事長)、水道橋博士候補、大島九州男候補が圏内にあるのではないかとされています。水道橋候補は、公示前の政党調査では元議員らの後塵を拝していましたが、序盤のマスコミ調査で党内2位になっているとの見立てもありました。全国比例は統計上の誤差が大きく、情勢そのものも大きく変わることがあります。

 第26回参議院議員通常選挙は自民党が守りに入っており、総裁の演説のライブ配信はどの媒体でもなく、朝日新聞社の売上高が10年間で半減未満になるなどしています。中日新聞電子版が名古屋で行われた党首演説の全編公開をすることで気を吐いていますが、「ネットで調べて、自分で考えて投票先を決める人」には判断材料が乏しい選挙戦となっています。

 以上です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿