【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【第26回参院選】岡田克也「黄金の3年間、与党が議席を増やせばやりたい放題になることに危機感を持ってほしい」

2022年07月02日 20時57分08秒 | 第26回参院選(2022年7月)
[写真]東海道五十三次の宿場町「戸塚」で演説する岡田克也・立憲民主党常任顧問、きょう令和4年2022年7月2日、宮崎信行撮影。

 立憲民主党の岡田克也常任顧問は、東海道五十三次の宿場町「戸塚」で街頭演説し、「立憲民主党いろいろと皆さんにもご不満あると思います。だけどそれは力を合わせて立て直していきます。そして大きな塊を目指していきます。もう一度、将来政権を担えるだけの政党に、どんな困難であっても、作っていきます」と話しました。

 ところで、聴衆は50名ほど。実は2013年の海江田万里さん以降野党第1党の街頭演説会では、代表であっても50名しか聴衆がない街頭演説会はたびたびありました。私自身この10年弱、目視で現認しながらそのことを報じてこなかったことに若干の反省を覚えています。

【岡田克也】岸田文雄の周りに「黄金の3年間」言う人いる参院選で勝たせるとやりたい放題になるから危機感を持ってほしい」20220702 戸塚で、宮崎信行撮影。

 この街頭演説会では、今月で引退する那谷屋正義参議院議員と花上喜代志・横浜市議会議員が顔を合わせました。


[写真]立憲民主党の日教組出身の那谷屋議員、民社党県職員出身の花上議員、竹下派出身の岡田議員=同。

 岡田議員は自民党竹下派出身で連続32年当選、那谷屋議員は日教組・横浜市教組出身で連続18年当選、花上議員は2度目の出馬から連続43年当選しています。この3議員だけで延べ93年連続当選しています。が、竹下派・社会党・民社党が力を合わせても、創価学会にダブルスコアで劣勢の21世紀が来るとは誰も想像していなかったと思います。政治は時の運(モメンタム)だと感じます。

 岡田演説に戻って、岸田文雄首相が言及していない「黄金の3年間」について、岡田さんは「岸田さんの周りで黄金の3年と言われてるらしい。例えば、衆参ダブル選挙まで大きな国政選挙がない。3年間やりたい放題やるということですよ。みなさん、そのことにもっと危機感を持つべきじゃないですか」と語りました。

 そして「大きな塊を目指していきます」と語り、国民民主党(玉木雄一郎代表)を含めた「大きな塊」を主張。5年前から岡田さんが使っている言葉です。

 一方、泉健太代表らは立憲民主党の名称を「民主党」と届け出ていますが、逢坂誠二代表代行はツイッターで「今回の参院選挙の二枚目: 比例の投票用紙には、立憲民主党の比例候補者の個人氏名、もしくは「りっけん」「立憲」とお書きください」と呼びかけています。

 

[AI全文書き起こしを、宮崎信行が一部を手で修正]

みなさんこんにちは、岡田克也です。

いよいよ選挙戦も残りわずか。今この神奈川で奇跡が起こるかもしれない。スタートがとても遅かった。調査をするたびにどんどんどんどん数字が上がっている。

今選挙。昨年秋の衆議院選挙ね。与党が議席を伸ばした。この選挙でさらに与党が議席を伸ばせば、もうやりたい放題になってしまう。今、国会に起こってるか、具体的にいくつかお話したいと思います。まずこの物価対策。


皆さん政府に物価賃金等対策本部というのが設けられました。第一回が開かれて、そして、中身は全くないんだけれども、検討中検討中だけれども、対策が打ち出されました。いつのことかわかりますか。6月21日です。選挙が始まる前日ですよ。


そこでバタバタと午前中に対策本部第1回ですよ、開いてそして中身はありませんよポイント制なんて、ほとんど中身を代替する並べて使ってたんだけど、物価の高騰でいつから始まったんですか。やばいんだけどなんか中途半端なんだけれども、やろうとしてるけども、あれやってるけれども、全部ガソリンだけじゃないでしょう皆さん、食料品もエネルギーもこれだけじゃありませんよ、中小企業の皆さんの話聞いてくださいよ、あらゆるものが上がって、原材料費も


本当に四苦八苦して、その分ちゃんと上げてくれればいいですけれども、それがないもんだから本当に困ってる人がどれだけいることか。消費者だっていや、エネルギーや食糧費だけじゃありません。あらゆるものが上がってくるこの7月1日も上がりましたけれども、


なぜこの日までそれをほとんど放置してきたのか。結局、岸田さんには分かっていないんです。国民生活がわかってないし、中小事業者の皆さんのその経営っていうのはわかってない。選挙、欧米の選挙で与党が作成したことをもってあわてて選挙が始まる前日に、やってふりをしてるだけじゃないですか。選挙終わったらまた元の木阿弥かもしれませんよ。そういう政治で皆さんいいんでしょうか?変えましょう皆さん。


そして、新型コロナウイルスの感染拡大、また気になる状況になってます。実は私達が主張していたのは、国会に第三者から成る調査会を作って、そこできちんと検証すべきだということなんだ。念頭にあったのは福島原発についての国会事故調です。当時私達は与党でした私は幹事長でした。野党の意見も入れて、公開に。国会事故調作った。


確かに嫌でした。与党としていろいろと批判されることはあるだろう。だけど、やっぱりなぜあの事故が起こってしまった。二度と起こさないとどうなるかっていうことをしっかり国会の責任でまとめよう。このことはいやことだと思って、国会事故調作って約半年で報告書をつくってもらう。当時千人以上の人にヒアリングをしています。ができたし、そういうことには再び起こらないための様々な法改正や、あるいは制度改革をやることができました。今回の新型コロナウイルス感染拡大3万人以上亡くなってるんですよ。大変な事態。また感染拡大するかもしれない。あるいは新しい感染症がやがてくる。そうであれば、今のうちにこの2年数ヶ月いったい何があってどこでどういう判断をしたのか。例えばワクチンの接種の遅れ。岸田さんになってからも三回目の接種がどうしてこんなに遅くなっちゃうんですか。欧米はとっくにやってますよ。病床が足りなくなって足りてるはずが高くなって、そして自宅での仕事としては特に思い出してください。他にもありました。

 専門家と総理大臣の意見が食い違う。早いですよと。専門家が言っても、菅総理はそれやってしまって感染拡大した。アベノマスクとか全国一度学校休校とかいろんなことがありましたよね。それは全ての大変な事態ですから、いろんな間違いもあるでしょう。問題はそれをきちんと検証して、国会のときに検証して、そして国会の法律改正をして、改正をして、同じことが繰り返されたりすることが大事なんだよ。それをこう見てきたのが今の与党じゃないですか。けっきょく政府の中につくった委員会、いいですよ政府やってもらったら、だけど5月にも1ヶ月ちょっと地下5階しかないですよ。原発のときにはそのときの総理だった菅直人さんも関係者みんな呼ばれて、そして何が問題だったのかっていうことを専門家が分析した。政府のこの検証委員会で岸田さんや菅さんや安倍さん呼ばれましたか。全く直りの件そして皆さんいつその検証結果が発表されたご存知ですか。6月15日なんですよ。6月15日国会終わった日なんですよ。だからここまで検証結果を出すと国会で議論されちゃうから、最初から北海道の見定めて、結果を出して、そういう方が貴重ななんかちゃんと耳傾けて聞いてるふりするのは上だけど、次は国会議員をするとか、国民の前でしっかり議論するとかいうことはなくして、大事なことは全部潰して自分に都合のいいことだけやってるだけなんで。こういう政治をこれからも続けるんですか。参議院選挙で勝てば、そうなりますよ。岸田さんの周りで黄金の3年と言われてるらしい。例えば、衆参ダブル選挙まで大きな国政選挙は、3年間やりたい放題やるということですよ。みなさん、そのことにもっと危機感を持つべきじゃないですか。だから、この選挙は負けられない。与党ばっかり議席を増やしてどうするんです。さっきのどっかの道を増やしてどうするんです。ここはしっかりと野党第一党、立憲民主党いろいろと皆さんにもご不満あると思います。だけどそれは力を合わせて立て直していきます。そして大きな塊を目指していきます。もう一度、将来政権を担えるだけの政党に、どんな困難であっても、作っていきます。その第一歩としてこの参議院選挙。まさしく水を学ぶようなきちんと社会人としてキャリアを積み、高い能力を持ち志を持っている、そういう人材を皆さんの力で国会に送っていただきたいんですが、皆さん。でしょうか?どうか、残された時間はわずかです。ぐんぐん伸びてます。でも、そうかどうかまだわからない。どうか皆さん力を貸してください。皆さんご自身が投票に行ってください。こんな大事な選挙で投票に行かないなんて、そんなもったいないことしないでください。そして周りの人に語ってください。今の話聞いて、また候補者だね。これから日本は来るよね。上の方の力を貸していただき何とかして、7月10日に処理できるように皆様のお力添えよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

[AI全文書き起こしは以上です]

以上です。


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