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ニュースサイト 宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

[院の構成]参院自民党、委員長ポスト与党11、野党6を提示 民主党に厚生労働委員長ポストを!

2013年07月25日 06時09分28秒 | 第184臨時国会(2013年8月)黄金の3年間

 第23回参議院議員通常選挙を受けた参・議運理事会が2013年7月24日(水)に開かれ、自民党の岡田直樹筆頭理事は、常任委員長ポストを「与党11、野党6」で割り振ることを提案しました。

 自民党と公明党は過半数を持っていますが、欠席戦術のないスムーズな本議会運営のために、一定の委員長ポストを野党に割り振るのが慣例となっています。

 参議院は、衆院と違い、常任委員会を第1種委員会と第2種委員会に分けています。

 内閣委員会
 総務委員会
 法務委員会
 外交防衛委員会
 財政金融委員会
 文教科学委員会
 厚生労働委員会
 農林水産委員会
 経済産業委員会
 国土交通委員会
 環境委員会

 の11委員会が第1種委員会。

 国家基本政策委員会
 予算委員会
 決算委員会
 行政監視委員会
 議院運営委員会
 懲罰委員会

 の6委員会が第2種委員会。 

 第1種委員会は全府省庁に対応しており、法案審査にくわえて、その府省庁に関する事項でも国政調査ができるという、日本の国会が世界に誇れる「委員会による国政調査」のしくみです。

 常任委員会は国会法41条3項で決まっていて、第1種と第2種に区分は参議院先例録に載っています。先例録は非公開ですが、参議院における委員会の再編の歴史は参議院ホームページ(参議院改革の歴史) を読むと、第1種常任委員会と第2種常任委員会という参議院独自のシステムが理解できるでしょう。

 私見では、これからの3年間、雇用規制などディーセント・ワーク(まともな働き方)の法案審査と国政調査にあたる厚生労働委員長ポストだけは、引き続き、民主党・新緑風会に割り当てて欲しいと願います。

 このほか、「災害対策特別」などの特別委員会も設置される見通しです。


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