【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【岡田克也】「政治改革特別委員会」の週内設置で政治資金規正法改正案が当初会期内不成立ならば岸田首相総辞職が必要

2024年04月09日 22時30分21秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
 衆議院政治改革特別委員会があさって、参議院政治改革特別委員会がしあさって設置されることが確定したことを受けて、きょう令和6年2024年4月9日の岡田克也幹事長の記者会見で、当初会期内不成立なら、岸田文雄首相(自民党総裁)は総辞職すべきだとの考えを示しました。

 派閥パーティー券キックバック不記載について、岡田幹事長は政治倫理審査会での全容解明の努力と特別委員会の審議を車の両輪にすると説明。会期内の改正政規法の成立は「それはもうマストです」と語りました。岡田さんは「私は最初の2月の予算委員会で、政治改革ができなければ、あなたは責任を取りますかと。問いかけました。31年前を思い出すと、宮沢総理がやりますと」「総理も、火の玉になってやると言いながらできなければ責任をとるべきだ」とし、当初会期内不成立で総辞職や解散をすべきだとしました。

 ちょうど、来週火曜日に告示される補欠選挙で長崎4区への立候補者が立憲元職と維新新人の2人だけで史上初の「立憲・維新一騎打ち」となる公算が確実となったことで、およそ100選挙区でバッティングする両党への悪影響を懸念しているかとの問いに、岡田さんは「(安倍派・谷川弥一前議員の立件辞職で)自民党が出ないことによって、維新と一対一の形になりました。もうこれ選べる話ではないので、しっかり捉えていきたい。相手は維新ですが、今の自民党政治に対してしっかり反映していく選挙でもある」とやや苦しい弁明となりました。次の総選挙でのバッティング解消を絶望視する声は高まっており、選挙が終わった後に、議席数を足しての「ミッション型内閣」連立工作による政権交代を現実視した動きが強まりそうです。

 以上です。

「旅費法改正案」は全会一致で衆・委員会を通過

2024年04月09日 22時15分53秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
[写真]10年前、当時の民主党大会を取材しに福島に出張した筆者。

 およそ10カ月前から報じてきた「旅費法改正案」は全会一致で委員会を通過しました。

【衆・財務金融委 きょう令和6年2024年4月9日(火)】
 「旅費法改正案」(213閣法8号)を全会一致で可決すべきだと決めました。施行は来年4月1日となります。アパホテルグループなどが当日の需給に合わせた弾力的な宿泊料金をインターネットなどで販売していることから、法定値と実勢値の乖離をなくしてデジタル庁の一元的な各省経費の簡便なシステムで国家公務員が旅費の精算をしやすくする内容です。

【衆・本会議】
 「日・アンゴラ投資協定」(213条約3号)「日・ギリシア租税協定」(4号)「日・EUのEPAの個人情報保護などの改正」(5号)が承認されました。
 「水素社会推進法案」(213閣法16号)と「CCS二酸化炭素貯蔵法案」(213閣法17号)が可決し、参に送られました。
 経済安保2法案は「213閣法24号」が衆議院修正、「25号」が政府原案通り可決しました。本庄知史さんは賛成討論で「2年前の経済安保推進法案の我が党主導の附帯決議に沿っている。今後は国会法改正も必要だ」と述べました。
 この後「放送法改正案」(213閣法32号)が松本剛明総務大臣から趣旨説明され、立憲、維新が代表質問しました。

【衆・総務委】
 「プロバイダー責任法改正案」(213閣法34号)と「それに対する維新対案」(213衆法15号)が松本総務相と、中司宏さんから趣旨説明されました。
【衆・法務委】
 「離婚後共同親権の民法改正案」(213閣法47号)の法案審査が続きました。週後半にも採決の動きか。
【衆・厚生労働委】
 「雇用保険法改正案」(213閣法10号)の参考人質疑。
【衆・農林水産委】
 「食料・農業・農村基本法改正案」(213閣法26号)。委員派遣をすることも決めました。
【衆・環境委】
 「資源循環の促進のための再資源化事業の高度化法案」(213閣法60号)の対政府質疑。
【衆・安全保障委】
 「防衛省設置法改正案」(213閣法14号)
【衆・議院運営委】
 本会議の段取り。
【衆・地こデジ特別委】
 「子ども子育て支援法改正案」(213閣法22号)
【衆・消費者問題特別委】
 一般質疑。
【衆・情報監視審査会】
 対政府質疑。

【参・内閣委】
 一般質疑。
【参・法務委】
 「法テラス法改正案」(213閣法46号参議院先議)が趣旨説明されました。質疑は次回。他の参議院先議法案は既に衆に送られました。
【参・財政金融委】
 日銀法の半期に一回の国会報告に対する質疑。今回は「令和4年12月提出分」をきっかけとして設定されました。最後に「IMF加盟法改正案」(213閣法5号)が財務大臣から趣旨説明されました。
【参・厚生労働委】
 過去記事に訂正があります。「生活保護法改正案」は衆議院で修正されて可決しました。「213閣法9号衆議院修正」です。生活困窮者への支援の公平性、透明性を確保することを附則に加えました。
【参・環境委】
 「地域における生物の多様性の増進活動促進法案」(213閣法43号)が趣旨説明されました。この法案は「新法」ですが条文中に既存の法律を廃止する「スクラップ・アンド・ビルド」立法となっています。三原じゅん子委員長は、横浜市中区での自家用車盗難でニュースから感想を聞かれるあわただしいなかの審議となりました。

 以上です。 

【宮崎信行の動画投稿】TikTok(ティックトック)60万超再生「点字ブロックに配慮してチラシをくばる岡田克也」

2024年04月09日 06時01分50秒 | 宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki
 宮崎信行が撮影・編集しTikTok(ティックトック)に投稿した「点字ブロックに配慮してチラシを配る岡田克也」が、9日朝までに60万回再生を超えました。

@miyazakinobuyuki #岡田克也 #宮崎信行撮影 #木村たけつか #立憲民主党 #選挙#まちこりーたボイス ♬ オリジナル楽曲 - 【元日経新聞記者】宮崎信行・政治ジャーナリスト


https://www.tiktok.com/@miyazakinobuyuki

 視聴環境を考え、YouTubeにも、同じ「尺」の動画を投稿しました。

 撮影は、先週2024年4月3日(水)午後7時ごろで、東武のスカイツリーなど「西新井駅」(足立区)の西口になります。駅からエスカレーターなどで降りて、右折してロータリーに入る構造。2年足らず前には、駅から階段を直進して降りる動線でしたから、2年前まで住んでいた人でも一変した印象を受けるでしょう。このため、点字ブロックが多い構造となっています。

 宮崎信行は、前回参院選の前からTikTokをしており、100万回再生もあります。政治家としては、今回の岡田さんの60万超再生がトップとなりました。

 以上です。