【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

安倍晋三首相(自民党総裁)、一般国民の「憲法を改正しないでください」の声を無視、前夜には自ら金メダリストに「日本人として誇り」「氷のプリンスだ」と国際電話していたのに・・・

2018年02月18日 21時24分04秒 | 第196回通常国会(2018年1月召集)働き方 カジノ

[写真]ゆうべ、金メダリストに自ら国際電話した安倍晋三首相(自民党総裁)、首相官邸公式ホームページ内の写真から。

 安倍晋三首相(自民党総裁)が「憲法改正しないでください」と話しかけた有権者(主権者)を無視したことが報じられました。

 前夜、首相は開催中のオリンピックの金メダリストに自ら国際電話をかけ「日本人みんなが興奮して、感動した」「海外でも氷のプリンスといって大きく報じられていますね。日本人として本当に誇りに思います」と話しかけ、その姿は首相官邸公式ホームページで報じられました。

 一般国民と上級国民とのあからさまな対応の違い。

 自民党3世議員特有の上級国民と一般国民に対する無意識な差別心を垣間見せたといえるかもしれません。

 朝日新聞デジタルは、次のように報じました。

[朝日新聞デジタルから引用はじめ]

散歩中の安倍首相に「憲法改正しないで」 返事は…

2018年2月18日20時02分

 安倍晋三首相は18日、東京・富ケ谷の私邸近くを約1時間半、散歩した。代々木公園ではジョギング中の男性から「憲法改正しないでください」と声をかけられたが、言葉を返さずに歩き続けた。

 首相の散歩は珍しいが、今月12日に続いて2週連続となった。記念撮影に応じたり握手をしたりする場面もあり、私邸に戻ると記者団に「気持ちよかったです」と語った。

[朝日新聞デジタルから引用おわり]

 このように、「憲法改正しないでください」の声掛けを無視したようです。

 報道によると、きょう、平成30年2018年2月18日(日)の午前11時台の出来事のようです。

 朝日新聞は、1980年代の写真記者サンゴ礁KYねつ造事件と1990年代の吉田清治朝鮮従軍慰安婦ねつ造事件の2つについて、首相からテレビ入り予算委員会や、Facebookなどで名指しで攻撃を受けています。今回の報道は、権力の攻防として朝日が首相に仕返ししたのかもしれません。

 前夜、韓国の平昌(ピョンチャン)オリンピックで、2大会連続で金メダルをとった、フィギュアスケートの羽生結弦選手に対しては、

 「今回、本当もう日本人みんなが興奮して、感動したと思いますし、ああいう大きな怪我(けが)を乗り越えたというのは、正に新しい伝説ができたのかなと思いましたね。」

「今回もいろんな困難を乗り越えて、多くの人たちに勇気を与えたと思います。また、海外でも氷のプリンスといって大きく報じられていますね。日本人として本当に誇りに思います。」

 と話しかけていました。

 また、2年後の東京オリンピックは、派閥「清和会」の先輩である森喜朗さんが組織委員会会長を務めており、オリンピックへの人気を高めたい意識があったのかもしれません。首相官邸の写真には、なにかマスコットのようなものが写っており、電通または博報堂といった広告代理店の利権もあるのかもしれません。

 安倍首相は昨年10月、このブログの筆者・宮崎信行の「総理、寒くなるから気を付けてください、寒いから」との声掛けには「はい」と答えていました。



 

このエントリーの本文記事は以上です。

(C)2018年、宮崎信行。

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