【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

民主党代表、農業者戸別所得補償(直接支払い)の訴え、「続けます」と断言 発信が弱かったと反省も

2014年04月28日 20時20分06秒 | 第47回衆院選2014年12月アベノミクス解散

 民主党代表の海江田万里さんは、2014年4月28日(月)の定例記者会見で、先週金曜日の衆議院本会議で、1か月間審議してきた民主党の農業者戸別所得補償法案(直接支払い)が自民党などの反対多数で否決されたことについて、これからも農業者戸別所得補償の訴えを「続けます」と断言しました。

 海江田さんはコメ主食用米などに対する直接支払いについて、「私も日本全国を回っていますが、農業者戸別所得補償制度、直接支払いは農家の評価は非常に高い」と語りました。

 ただ、「私たちはむしろそれを言ってくればよかったわけでありますが、それを言ってこなかった反省もあります」と述べ、情報発信と説得力がこれまで足りなかったと反省しました。

 今国会の予算成立後から先週にかけて1カ月間、自民党が民主党案の審議に応じたことについて、「TPPもあったのではないか」として、TPPの日米並行交渉(4月24日の日米首脳会談までに合意せず)に対する交渉や世論の風よけにつかったとの分析を示唆しました。

 きのう2014年4月27日(日)の統一補欠選挙、衆・鹿児島2区補選の結果について、野党候補は「市部では1万票上回ったが、島嶼部で3万票差下回った」との各選挙管理委員会の集計結果を強調し、民主党がおした候補の絶対得票数が第46回衆院選(2012年10月16日)の絶対得票数よりも「増えた」として、「安倍政権が信任されたわけではない」と述べ、第47回衆院選での政権交代に自信をみせました。