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ニュースサイト 宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

どうなる?どうする?今日(1/25)これからの国会 国土交通省にも各目明細書誤り、斉藤鉄夫大臣、参議院改選の文科省、法務省も自公亀裂につながるボディーブロー

2022年01月25日 05時24分55秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[写真]早朝の開門前の衆議院第二議員会館、4年前の2018年1月、宮崎信行撮影。

 じわじわとボディーブローのようにきいてきそうです。

 各目明細書の誤りが、国土交通省、文部科学省、法務省にもあることが分かり、このあと令和4年2022年1月25日(月)午前8時40分からの衆議院予算委員会理事会で各省幹部が報告・謝罪することになりました。

 8時55分からの基本的質疑2日目の冒頭で、斉藤鉄夫、末松信介、古川禎久各大臣が謝罪するはこびとなりそうです。このうち、末松さんは参議院偶数組の改選で、3人区兵庫に出馬します。公明党の斉藤大臣の地元広島は、定数2で自民党公認が出ますが、公明党の推薦が欠かせません。建設受注統計に続き、予算資料でも公明党大臣が頭を下げることで、参院選の複数区に向けた自公の軋みが、大臣お詫び倒しによる支持者の心離れが、じわじわとボディーブローのように自公を分裂させることになるかもしれません。

 審議では、立憲民主党の階猛さんが、午前9時5分頃に、黒田東彦・日本銀行総裁に対して、最近の物価上昇は「悪いインフレか、良いインフレか」問い、米日の量的金融緩和の出口の方向性をうかがう予定。前夜のニューヨーク・ダウ暴落を受けて、久しぶりに金融マーケットも注目しそうです。

 また、階さんは、ウィシュマ・サンダマリさん、赤木さんの死について、首相や法務省の、処分や国家賠償請求の認諾などをめぐり議論。良くも悪くも階さんらしい「きつい」問答になりそうです。

 日本維新の会の藤田文武幹事長も、オミクロン対策と新しい資本主義に絞った質疑になりそうです。

 午後5時半からは、衆議院議院運営委員会。国政復帰を果たした、立憲民主党の井坂信彦・次席理事が「3回目接種が遅い」とただすかまえ。参議院の議院運営委員会もありそうです。

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禍福は糾える縄の如く12年前の当初予算案の「馬淵澄夫副大臣謝罪の各目明細書の問題」に

2022年01月24日 15時45分02秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
 当初予算案の審議スタートは、国会で言えば「海開き」のようなワクワク感。12年前の民主党政権の当初予算案の審議は、馬淵澄夫国土交通副大臣の謝罪から始まりました。馬淵さんは「各目明細書」を与党の小沢一郎幹事長室に漏えいしました。各目明細書は、内閣府国家戦略室とされた泉健太政務官周りのチームの働きで、震災直前から各省ホームページに載り、内閣府と財務省にリンクが張られました。この慣習は、政権再交代後も維持されましたが、職員のコピペ疲れが、泉代表・馬淵委員長のもと発覚しました。

【衆議院予算委員会 令和4年2022年1月24日(月)】
【審議に先立つ、自立国対委員長会談 同日】

 「令和4年度予算案」の審議は2日目(趣旨説明含む)で基本的質疑1日目となりました。2017年秋以降は毎年登場してきた岡田克也さん・枝野幸男さんは出ません。

 予算書と別に、総務省がホームページで発表している「各目明細書」に誤りがあることが、泉代表の問い合わせで発覚しました。



 この中で、非常勤職員の手当は政策評価審議会が1323万円、統計委員会はゼロ(記載なし)。謝金は、政策評価審議会が90万円、統計委員会が327万円。言われて見れば、並びからしてたしかに微妙な違和感があります。正しくは、統計委員会の非常勤職員手当1323万円、謝金327万円。誤りは、官房の中でのコピペのミスで、最終段階で、最後の1行に数字が空白なのを削除して整えてしまったようです。

 鈴木俊一財務大臣の答弁によると、やはり「各目明細書」には法的根拠がないようです。が、過去の国会答弁に齟齬があるようなので、大串博志筆頭理事が統一見解を求め理事会協議に。

 ちなみに、政権交代直後のチームは、「事業仕分け」が泉内閣府政務官、大串財務政務官で、総務省の政務官が小川淳也さん、国交が馬淵副大臣になります。西村智奈美さんは外務省で岡田大臣、西村政務官で予算改革からは外されていました。

 12年前の「各目明細書=仮配分=箇所付け」の問題は、当ニュースサイトの次の記事に、我ながら見事にまとめてあります。


 きょうの委員会は定刻に始まりました。金子恭之総務大臣は「事務に携わる総務省職員が著しく緊張感に欠けていたと言わざるを得ず申し開きできるものではない」と詫び尽し。その後、鈴木財務大臣が「予算書に影響はない」と断言しました。

 午前中の質疑では、自民党の高市早苗政調会長が佐渡金山の世界遺産登録に反論。後藤茂之厚生労働大臣は「オミクロン株に対して、ワクチンの3回目接種は有効だ」と明言しました。

 午後、公明党の浮島智子さんは「文化団体は存立の危機にある。たくさんの現場の声をいただいた。文化庁の年間予算の倍の支援をしてきたが、それでも予断を許さない。調査しただけで、ことし5月までの中止が3206ステージ、402万動員に及ぶ。舞台芸術には技術スタッフが不可欠で、音響、照明の仕事の人が雇用調整助成金を応募したが、日本産業分類で、その他の分類できないサービス業などとされていて、手間取った」との事例を紹介。萩生田光一経済産業大臣は「舞台芸術技術は成長産業を支えているので、日本産業分類の見直しで適切に位置付けたい」と答弁しました。浮島さんは「文化芸術の力で心にもワクチンが必要だ」とまとめました。

 立憲民主党の泉・新代表は「立憲民主党は国民の命と暮らしを守り抜く政党だ」「権力の側ではなく国民の側だ」としました。泉さんは「本会議での質問と総理の答弁が噛み合っていなかった」「普通の文章読解力を持ってほしい」と語りました。そのうえで、先の補正の子育て給付金10万円で「ひとり親世帯への給付金について、自民党の代表質問にはなかった」と違いを強調。総選挙後100日間の「野党は批判ばかり」「追求型野党か提案型野党か」の論調を意識しつつ、「野党の役割は国民のための予算に間違いはないか、刀をつくるうえで、叩いて叩いて練り上げていく」イメージを提案しました。そして、上述の各目明細書の問題は「土曜日に、私と仲間で質問づくりをする中で、発見したものだ」としました。 

 既に当選8回生の泉さんですが、永年在職の岡田さん、枝野さんはここまで細かいことまで考えないので、泉カラーが出たように感じます。元「モーニング娘。」の市井紗耶香さんが第26回参院選公認内定を辞退することを自身のSNSで公式発表したと報道されています。市井候補内定者と後ろ盾が同じ候補者たちが衆院選で中盤以降失速し落選が相次ぎました。それでいて後ろ盾は大臣を破る金星を挙げたと評されました。市井さんは賢明な判断だと推察します。とにかく候補者を立てないことには参院選はたたかえない。組織のトップとしても泉カラーを全開にできるか。身銭を切れば、それだけで泉カラー全開となるのでハードルは低いですが。

 審議は午後3時45分現在、遅滞なく継続。

【参議院 同日】

 ありません。

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令和4年度予算明細書の総務省分に誤り、8時40分の衆議院予算委員会理事会に報告へ、筆者も1か所見つける「政党助成」で「基づき」が「基づく」と間違っている

2022年01月24日 02時18分09秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
 NHKはゆうべ9時過ぎに、令和4年度予算書の「予算明細書」の総務省分に複数の誤りがあることが野党の指摘で分かり、けさ8時40分からの衆議院予算委員会理事会に報告することを報じました。

 筆者は、現時点で「野党」から何の情報提供もありませんが、自分で1か所見つけました。野党の「指摘」とは違うかもしれません。

 報道にある、「明細書」は省が発表した「各目明細書」のことかもしれません。

 令和4年度総務省所管の紙で422ページの、項「029 政党助成費」の説明に「「政党助成法」に基づく法人である政党に対する政党交付金の交付等」とあります。

 1年前のものを見ると「「政党助成法」に基づき法人である政党に対し交付する政党交付金等」となっています。

 1年前は「基づき」で今年は「基づく」になっています。





 政党助成法(平成6年法律第5号)は「国は、この法律の定めるところにより、政党交付金の交付を受ける政党等に対する法人格の付与に関する法律(平成六年法律第百六号。以下「法人格付与法」という。)第四条第一項の規定による法人である政党に対して、政党交付金を交付する」としています。すなわち、政党の法人格は、「政党法人格付与法」(平成6年法律106号)に「基づく」。今年の説明だと政党の法人格の法的根拠が違っています。行政のみならず、銀行口座名義という民・民の関係にも影響を与えかねません。1年前は「基づき」だったのに、今年は「基づく」と一字だけ違う。おそらくたんなる読み合わせミスでしょう。

 仮に、予算書を刷り直すとなると、それだけで通常3週間かかるはずです。政府は、補足資料の紙の追加で逃げ切りたいところでしょうが、他にもあるはずです。総務省は、地方交付税は他省と桁違いの額、恩給費は国家が続く限り絶対歳出しないといけない、統計局は国家の礎、消防庁は命にかかわり、旧郵政の放送行政や簡易保険はまたやらかしたらお取り潰しの危機。こういうところにも間違いがあり、仮に「歳出の上限」を間違えていたら、令和4年度行政は動きません。

 きょう、令和4年2022年1月24日(月)午前9時からNHK国会中継が入り、高市早苗政調会長、長妻昭さんらが登場予定ですが、遅れるかもしれません。遅れるなら、私は支持します。

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岡本財務副大臣・鈴木俊一財務大臣らとても脇の甘いところを早速見せる、大串博志筆頭理事のっけから追及、根本匠委員長もあきれ顔で「緊張感を持って」衆議院予算委員会は財務副大臣4カ所言い間違いで一時紛糾

2022年01月21日 17時32分15秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[写真]岡本三成財務副大臣、おととし2020年7月、東京・北区で宮崎信行撮影。

 「令和4年予算案」は、さきほどの衆議院予算委員会で審議入りしました。さきほど2022年1月21日(金)の説明で、岡本三成財務副大臣が読み間違えました。例年あることですが、ことしはかなりひどかった。

 まず、鈴木俊一財務大臣が「補正と一体の16カ月予算で、コロナ対応と成長と分配の好循環のため、一般会計107・6兆円。租税収入は65兆円、公債費は36兆円を見込んだ」と趣旨説明しました。

 この後、財務大臣以外の閣僚は退席。岡本三成・財務副大臣(公明党、東京12区)が補足説明をしました。この補足説明で読み間違いありました。ここでの、読み間違いは毎年のように起きています。しかし、ことしは過去最もひどかった。

 野党理事が「農林水産が」などとヤジを飛ばし、再登板になる、立憲民主党の大串博志・野党側筆頭理事が根本匠委員長に詰め寄りました。大串さんは「予算を審議してくださいと来ているわけですから。今訂正するか、次の予算審議(テレビ入り)の冒頭で謝罪するか。もう一度確認するのがいいです。後の議事録修正は受け付けません」と色を成しました。委員長や与党理事も賛同という雰囲気でした。

 岡本副大臣は「私、3か所言い間違えました。まず本来、譲与税配付金と言うべきところを、譲与税配当金と言いました。二点目の公共事業関係費を合計金額を6兆575億円でした、大変失礼しました」と語りました。岡本さんは6兆5705億円と言いましたが、6兆575億円で正しかったとしました。この後、岡本さんは3カ所目が分からず、副大臣席に戻り、官僚に確認。岡本さんは「食糧安定供給費は1兆2701億円が正しい数字です」としました。岡本さんは「億円等」という口癖があるようで繰り返しが続きました。

 大串さんがふたたび委員長席に近づくと、根本委員長は「なに? 私も注意したいんだ」としましたが、大串さんは「私が知る限り、他にもありますよ」と。



[写真]岡本三成財務副大臣、おととし2020年7月、東京・北区で宮崎信行撮影。



[画像]場内協議する、衆議院予算委員会の根本匠委員長や大串博志さんら各党理事、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 この後、岡本さんは「エネルギー対策費で発音が悪く、億円の億を飛ばして8756円といったが8756億円だった」としました。この訂正も2度繰り返すので、再び「8756円」と言ってしまい、与党理事から促されて再々訂正することになりました。

 この間、与党理事から「原稿が(与野党の予算委員の机上には)あるからいいんだよ、言い間違いは誰にでもあります」と緊張感のない野次を飛ばしました。

 このあおりで、参議院予算委員会では全閣僚・全委員が待ったまま、鈴木大臣らが遅参し、10分近く開議が遅れました。

 ここで、鈴木大臣は「まず、衆議院予算委員会が長引いたため、委員のみなさんにお待たせしましたことをお詫びします」と切り出しました。しかし、衆・予算委が長引いたことをなぜ、鈴木大臣が謝罪する権利と義務はありません。

 9回連続で当初予算案の長時間審議に臨んだ麻生太郎前大臣から財務大臣の地位を譲り受けた鈴木大臣。さらには大派閥だけど面倒見が悪い「志高会」も譲り受けるとの観測がある。予想通りの脇の甘さ。また代表質問では野党各党の関心分野が重なっている傾向があることから、衆参とも法案とは関係なく、行政の矛盾を突く、意外と盛り上げるかもしれません。週明け月曜日の朝8時55分から、実質審議スタートです。

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共産党の小池晃さん「連合のパワハラ調査」に言及も首相「ILOハラスメント190号条約は趣旨は賛同も非労働者の国内実施法制で批准せず」

2022年01月21日 17時00分47秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
 第208回通常国会は、代表質問が終わり、当初予算案が衆参予算委で趣旨説明される最速のペースで1週目を終えました。

●警察法改正案は「サイバー警察局」で関東管区警察局に「捜査隊」
 後述する与党議員の質問で「警察法改正案」(208閣法 号=未提出)の先取り質問が出て、国家公安委員長は「サイバー警察局」を置き、関東管区警察局にサイバー警察特別警察隊を置く、と答弁しました。当ニュースサイトは7カ月前に報道し、それと比べると「サイバー局」ではなく「サイバー警察局」、「警察庁」ではなく「関東管区警察局」で調整されているようです。

●経済安全保障法案から防衛省関連産業は除外か
 後述する与党議員の質問で「経済安全保障法案」(208閣法  号=未提出)の先取り質問が出て、防衛産業の撤退が相次いでいることについて問われ、首相と担当相はともに「防衛産業の生産基盤は新たな国家安全保障戦略で位置づける」と語り、2週後に閣議決定する法案からは先送りされることをほのめかしました。

 ところで、昨夜、前回の第25回参議院議員通常選挙で初当選した河井案里元議員が「さようなら」と親類に連絡し110番。駆け付けた警察官が保護し一命をとりとめたことが、警視庁渋谷警察署のマスコミ取材対応で分かりました。

【参議院本会議 きょう令和4年2022年1月21日(金)】

 公明党の山口那津男さんは「3回目ワクチン接種前倒しは自治体の希望するワクチン量を確実に供給すべきだ」とし、岸田文雄首相(自民党総裁)は「余力のある自治体は前倒しを進めるし県にも大規模接種も求める」と答弁しました。

●離島振興法は公明・山口と立憲・小川政調会長が方向性一致。

 山口さんは「公明党はネットワーク政党として、各地の離島の現地調査をまとめて離島振興ビジョンをつくった」とし「離島振興法は3月で期限が切れるので、延長を含めて新たな振興策を加えて、法改正すべきだ」としました。山口さんは農産品、離島留学、遠隔医療、リモートオフィス、クリーンエネルギーの動きなどを紹介しました。首相は「離島は多様な文化を受け継いでおり、魅力的な地域資源を磨き上げている」としつつも「各党の議論に基づき施策に取り組む」とし、議員立法主導の構図を求めました。衆議院では野党・立憲民主党の小川淳也政調会長が、離島航路の補助にとどまらない振興策を求めました。公明党は長年遠山清彦元議員が主導してきたので、人材不足かもしれません。

 国民民主党の舟山康江さんは、山形県区(1人区)で改選を迎えます。自民党は選対委員長の所属県連ですが公募ではなく新しい候補者を擁立することにしていますが、大沼さんではない人のようです。舟山さんは質問で「新しい資本主義で、金融所得課税の税率引き上げと所得税との総合課税が見送られた」と指摘。首相は「令和4年度与党税制改正大綱から見送られ、与党で議論されると思う」と述べました。

 日本維新の会の浅田均さんは大阪府区(改選4)で選挙になりますが、細かいことは分からないですが、複数擁立ですから浅田さん個人が絶対とはいえないでしょう。浅田さんは質問で「国会同意人事は、議運委の所信聴取だけでなく、公聴会を開くべきだ」と提案。「22兆円の未執行があった」とし予算委員会で追及したい思惑を見せました。

 日本共産党の小池晃さんは「連合の調査によると、パワハラに関する就労規則の説明を聞いたことがないとする人が40%いる。そして、パワハラを受けたことがあるとする人が32%いる」とし、ILO190号条約を批准して日本で国内実施法をつくるべきだと促しました。首相は「ILO190号条約「2019年の暴力及びハラスメント条約」について「趣旨としては賛同だ」としました。が、条約が「仕事の世界における暴力」を規定していることを念頭に首相は「批准については、国内の法制との整合性からなお保留している」とし、条約が「仕事の世界の暴力」すべてを規制しているのに対し、国内法に労働者以外のセクハラ・パワハラを禁止したり解決手段を設けたりする法制がないことから、条約批准と国内実施法は難しいと示唆し、現行の改正法施行を優先することを強調しました。

 社民党党首の福島瑞穂さんは夏の全国比例で「ずんずん福島みずほ」という全国遊説を実施し、「社民党か福島みずほと書いて」と演説するのではないかと推測します。福島さんは「バイデン大統領との電話会談の冒頭で日米地位協定を改定するように言ってください」と促しました。

 自民党の宇都隆史さんは茂木派で、今夏全国比例で改選を迎えますが、6年前の結果を見ると、まったく盤石とはいえない情勢。宇都さんは上述の通り、機関銃など防衛産業の撤退と経済安全保障法案の関係、警察庁サイバー警察局について質問。これに関連して首相は、「海外SNSアプリ」と名指しを避けつつ「政府職員の使用は統一基準で運用しており、要機密情報を取り扱うことはない」と答弁しました。

【参議院国家基本政策委員会 同日】
 上田清司委員長就任のあいさつがありました。補選で当選した上田さんはわずか2年半で、この夏に選挙となります。6増0減法で埼玉県区は改選定数4となります。上田さんはかつて衆議院の埼玉6区から出ていましたので、枝野幸男さんの「5区」とは隣合わせですが2人が仲が良いという話は聞かず、「上田新党」もささやかれました。直近の議員要覧を見ると、上田議員の政策担当秘書は、枝野さんが初当選した日本新党の職員だった元横浜市議の男性、公設第一秘書は、枝野さんの選挙ボランティアで九州出身ながらさいたま市議に落下傘した40代女性で、前回統一地方選で突然不出馬、引退しました。この辺の枝野さんの面倒見の悪さを上田さんがカバーしているようにもみえ「上田新党」とはいかなくても「上田候補」は立憲埼玉県連にとっては強敵で、野党一本化はまずできないでしょう。

【衆議院予算委員会 同日】
【参議院予算委員会 同日】

 「令和4年度予算案」の趣旨説明がありました。

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来週火曜日(1/25)に衆参議運委でまん延防止措置の追加を審議か、予算委員会が9時から17時まで

2022年01月21日 08時48分32秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[写真]自衛隊大規模予防接種センター、国の大手町合同庁舎3号館(東京・千代田区)、きょねん2021年5月24日、宮崎信行撮影。

 オミクロン株の感染拡大で、来週令和4年2022年1月25日(火)にまん延防止措置の県が拡大されそうです。大阪府、兵庫県、京都府と、北海道、静岡県、福岡県、佐賀県、大分県を追加。31日に期限が迫る、沖縄県、山口県、広島県も延長されそうです。

 福島県、島根県でも調整が続きます。

 同日(1/25)、分科会と政府対策本部を開き、決定する見通し。分科会の後、衆議院議院運営委員会、参議院議院運営委員会を開き、政府事前報告とそれに対する質疑がもたれる見通し。同日は午前9時から午後5時まで、衆議院予算委員会の令和4年度予算案の基本的質疑1巡目2日目があり、立憲民主党など野党各党が7時間コースで質疑。その前後、朝、昼、夕にこの時期では異例の議運委が開かれることになります。多少、国民の関心が分散するかもしれません。

 政府はまだ「第6波」という言葉を使っていませんが、「オミクロン波」により、和民グループ、日高屋グループは旗艦店は時短営業しますが、一部系列店を期間中閉店させる予定。法人全体でお金が回れば倒れない資本主義のメリットを歯止めにするようです。既に東京など都市部の第3次産業商業・サービス業の正規・非正規では、製造業への転職などが進みました。遠距離家族介護を学力の高いきょうだい夫妻でライングループで調整してきた中間層の負担が限界を迎える兆しが表面化しつつあり、世の中に暗い雰囲気が漂っています。

 それと関係ないですが、1年1か月前の記事は、枝野幸男さんが代表質問で「感染症対策を中心に聞きます」。政治センスがある人ですから、その後の政局を1年経ってもリード。政局で勝って、選挙に負けたというよくあるパターンだったと振り返ります。


【1/20】昨年「まず桜、公選法から質問」でピタリ賞だった枝野幸男代表「感染症対策を中心に聞きます」、二階幹事長は2年連続で武田良太大臣を指名
[写真]枝野幸男立憲民主党代表、きょねん9月、筆者撮影。 代表質問が始まりました。 まず、1年前。 きょねん1月、枝野幸男代表は「私は、会派を代表し(略)安倍総理に質問いたします(......



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国土交通省、予算審議入りの先手を打って事務次官ら処分へ、建設受注統計の第三者委員会

2022年01月21日 06時14分23秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[写真]国土交通省前にある「国会前」の標識、3年前の2019年11月、宮崎信行撮影。

 国土交通省がきょう、建設受注動態統計の不正をめぐって、大臣、事務次官、総合政策局情報政策課の担当者らを処分することを、読売新聞が報じられました。

 きょう令和4年2022年1月21日(金)の午後4時過ぎに、当初予算案が審議入りし、週明けに開かれる基本的質疑の先手を打った格好。

 この問題は、先月15日の朝日新聞が基幹統計である「建設受注統計」に長年不正があったと暴いたもの。国交省は、今月14日付で第三者委員会の報告書を決定。改めると、報道から1か月以内に最終報告書とは早い印象で、予算委員会より前に決着をつけようとしたことは見え見え。

 国土交通省の局は部外者に分かりづらく、業界ごとの「土地・建設産業局」ではなく、横断の「総合政策局」が所管のようです。

 3年前の通常国会で、「統計王子」として名をはせた小川淳也さんが立憲民主党政調会長になったことからも、第208回通常国会の焦点の一つとなっていました。

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「アイヌ差別など国内で有効な手段ない裸の王様に人権外交できない」と日教組・水岡俊一立憲民主党参議院議員会長が珍説、第33代参議院副議長にふさわしくない

2022年01月20日 17時49分48秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[写真]水岡俊一参議院議員、きょねん2021年11月2日、宮崎信行撮影。

 第208回通常国会は4日目。残り会期は146日間。

【参議院本会議 きょう令和4年2022年1月20日(木)】

 岸田文雄首相らの施政方針演説に対する代表質問があり、首相、林芳正外相、末松信介文科相、金子原二郎農相、二之湯智防災担当相が答弁しました。

 日本国民の400人に1人は日教組・日退教構成員。その代表が水岡俊一立憲民主党参議院議員会長。トップバッターとして、首相の施政方針演説の「新時代リアリズム外交の第一の柱として」「同盟国・同志国と連携し、深刻な人権問題への対処にも、私の内閣で、初めて任命した専任の補佐官と共に、しっかりと取り組む覚悟です」の部分に、「先生」とは思えないチンピラの言いがかりをつけました。

 水岡さんは、北京冬季五輪を念頭にした中国に対するウイグル人権擁護の決議をしたり、外交で働きかけたりすべきだとしたうえで「人権外交とは国際会議などで人権侵害を許さないよう訴えることだ。しかし、国内で男女差別、アイヌ、被差別部落、外国人、障害者、朝鮮学校の生徒に対する様々な差別がありながら有効な手段が講じられていない。国内のことを有効に解決できない国が人権外交を訴えても、裸の王様、世界の笑いものだ」としました。

 まったく現実的でなく、男女差別、アイヌ、被差別部落、障害者は差別を禁止する理念法があり、国などの予算もついています。外国人の人権も憲法や施設・施策があり、朝鮮学校の生徒に対しても学校生活の保証が予算でされています。きょねんの国会で障害者差別禁止法が「努力義務規定から合理的配慮規定に」理念として格上げする改正がされましたし、ここ5年の間にも、アイヌ、被差別部落の差別禁止・予算措置の新法ができました。年末の予算委員会で、日本維新の会副代表の鈴木宗男参議院議員が「黒人差別をする国に中国の人権侵害を言うことができるのか」と指摘。的を射ていました。英中のアヘン戦争の報復の分析も必要です。

 国民の400人に1人しかいない、日教組構成員ですが、参議院では第23代、第24代、第30代副議長が日教組構成員。順当にいけば、水岡さんは7月から第33代副議長になると思われます。立憲民主党では、福山哲郎さん・蓮舫さん・芝博一さんらが力を持ったことで、日教組の那谷屋正義さん(今夏引退)を国対委員長を外しましたが、水岡さんは参議院議員会長をしています。おととしは安倍晋三首相が記者会見で「一斉休業」を要請しつつも卒業式には出られると言っていたのに、言った、言わないで、予算委員会で不毛な問答を繰り広げた水岡さん。

 ここ3年、ずっと言っていて、有力議員事務所でもうんざりした顔をされるのですが、日教組構成員は、無意識に「消費税率を上げると懐が太くなるから良いことだ」と自分の懐のことだけを、その400倍いる国民全員の懐と取り違えていたり、差別というものは無知で起こるという誤った認識を持っており、「あなたが無意識な女性差別主義者になったのは、あなたが生まれ育った過程に、自分より読み書きが優れた女性が一人もいなかったからだ」という逆差別を平然とします。立憲民主党の選挙では候補者の99%が生活をかけた死活問題の戦いであり、そのような戦場で、日教組構成員のようなずれた人と仲良いふりをしていても、修羅場で裏切られます。距離をとりましょう。水岡会長を支える森ゆう子幹事長も距離をとらないとやられます。身の毛もよだつ日教組のずれっぷりに対して、首相は「ウィシュマさんの哀悼の意を表し、ご遺族にお見舞いを申し上げる。我が国は国際人権規約を順守しているが、法務省が改善策に取り組む」として入管行政・収容施設での外国人差別の撤廃に取り組み姿勢を明示しました。

 林芳正外相は、在日米軍の新型コロナウイルス感染症(オミクロン株含む)陽性者は6300名だとしました。

 自民党の松山政司さんが質問しましたが、参議院自民党の役員表を見ても、なぜ松山さんかはよく分かりません。松山さんは「新しい資本主義で重要なのは、雇用の流動性だ。JC日本青年会議所が全国各地で車座集会を開いているので、首相も聞く力で若い力の話を聞いてほしい」としました。きのうの記事で特出しした部分を念頭にしてか、松山さんは「新しい資本主義は人への分配による成長戦略を強化すべきだ」としました。JC関係の会社で上場企業は数社未満と思われ、黒字にして株主配当を出さなければならない周囲の環境にある会社は少ないので、賃上げ税制を使って、わずかな黒字で地域経済界で納得されるのならば、賃上げ・雇用拡大をしたい地域有力中堅企業が多いでしょう。首相は「新自由主義、1980年代は市場任せにしていればうまくいき成長につながったが、市場の失敗と外部不経済があらわになった」と答弁しました。末松文科相、金子農相、二之湯大臣が答弁。二之湯さんが属する、茂木派の「平成研究会」はきょうホームページを立ち上げ、二之湯さんも「会員」として紹介されています。

【参議院議院運営委員会 同日】

 国家公安委員など国会同意人事が内示されました。今後、参議院予算委員会で審議をするよりも前に、2月末よりも前に本会議を開くことになりそうです。非改選のセンセイは、衆議院での予算審議中の2月は、日教組の那谷屋正義さんが2011年のGWにしたようにフィリピンでゴルフをしたりする好機ですが、ことしは難しいか。

【衆議院本会議 同日】
 代表質問2日目がありました。

 日本維新の会の馬場伸幸共同代表(国会議員団長)は「コロナは感染症法の第5類にすべきだ」「台湾が一文字もなかったのが残念」「立憲民主党がCLP(ChooseLifeProject=チューズ・ライフ・プロジェクト)に資金提供をしていた」と問いました。首相は「未知のことが多くすべてを見通したうえで判断できるわけではないが、科学的知見に基づくエビデンスを専門家に聞きながらコロナ対応をしている」「日台間の交流と協力をはかるが、国民の安全の確保を万全にする」「政党による特定メディアへの資金提供は、国民の信頼の悖ることがないようその是非を判断すべきだ」としました。

 公明党の石井啓一幹事長は「1日だけで月満額を支給される文通費改革の結論を得る」との意思を示してから質問。「こども家庭庁の設置を急ぐべきだ」とし首相は「こども家庭庁に幼稚園、保育所、こども園の基準を統一させる制度的に担保する権限を持たせる」としました。また、就任100日を過ぎても、訪米していないことを念頭に「あす、バイデン大統領とテレビ首脳会談を行う」とし日米同盟などを話し合うとしました。

 都民ファーストの会との連携の報道が出ている、国民民主党の玉木雄一郎代表は「改革中道政党として対決より解決をめざす」とし、SNSも活用して代表質問の意見を集めたとしました。そのうえで「赤ちゃんポスト」という表現もされる「熊本市の慈恵病院は、十代の女性が身元を明かさず出産する内密出産を行ったと発表しました。国内で初の事例です。さきほど蓮田院長に直接お会いして話を聞きました。病院が母親の名前を記載せずに熊本市に出生届を出した場合に、刑法の公正証書原本不実記載罪に問われる可能性があります」とし、ドイツの2014年の法律を日本でも制定すべきだとしました。岸田首相はていねんに答弁をつくっており、「厚生労働省が所管する児童福祉法、医師法なですべての法律で、内密出産を違法だと考えられない」と断言しましたが、「刑法の犯罪になるかどうかは捜査機関が集めた証拠で個別に判断する」としました。これは違法性が問われるのが母だとしたら、母の子もの人数に限らず、匿名母の身柄拘束に踏み切る県警察はないでしょう。前進した答弁を引き出した玉木答弁だと思いますし、ドイツ2014年法律の研究も進みそうです。

 共産党の志位和夫委員長は、「マクロ経済スライド廃止で減らない年金」を求め、首相は「長期的な給付と負担のしくみを維持する」と突っぱねました。

【衆議院予算委員会の理事懇談会など 同日】
【参議院予算委員会の理事懇談会など 同日】
【国会対策委員長会談 同日】
 あす21日(金)参議院本会議散会後の、午後4時ごろ、「令和4年度予算案」の財務大臣の趣旨説明と副大臣の補足説明を聞くことを決めました。そして、週明けの24日(月)と25日(火)の午前9時から午後5時までの合計14時間、基本的質疑(1巡目)の1日目・2日目をすることに決まりました。また「国交省建設受注統計の不正」に関する集中審議を、どこかのタイミングで行うことで合意しました。

【衆議院議院運営委員会 同日】
 理事会で、上述の参と同じく、国会同意人事案の内示を受けました。

●参議院国家基本政策委員会
 きょうまでに理事懇談会などを開き、あす(1/21)委員会を開くことにしました。

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株主利益を人的資本へ投入、株主配当を減らして従業員報酬に回す「労働分配率向上」を自民党が初めて言及、筆者試算で年10万円給与アップ、首相「2022年末に非開示情報の公開ルール策定」

2022年01月19日 20時41分13秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[写真]「株主」の立場で多くの配当を得ている日本生命、千代田区の東京駅丸の内口前で、宮崎信行撮影。

 今週の衆議院本会議で、岸田文雄首相と梶山弘志自民党幹事長代行が、一つの企業の中で、株主配当を減らして、従業員の報酬に回す「労働分配率」向上に初めて言及しました。

 きょう令和4年2022年1月19日(水)のことし初めての国会質問で、梶山さんは「既存の分配構造を是正し、「人」を中心に据えた分配を実現するためには、株主利益の人的資本への投入(略)など、あらゆる政策手段を通じて賃上げを実現させることが必要です」と語りました。

 おとといの首相(自民党総裁)の施政方針演説の「人的投資が、企業の持続的な価値創造の基盤であるという点について、株主と共通の理解を作っていくため、今年中に非財務情報の開示ルールを策定します」の部分に呼応した質問演説と思われます。

 2012年12月の政権再交代と2013年4月からの日本銀行の量的金融緩和と株式ETF購入で、東京証券取引所プライム上場企業の株主配当は、年5・8兆円から年11・6兆円とちょうど2倍になっています。卑近な話ですが、筆者が家業がらみで亡父から個人と個人として相続した上場製造業株式は政治的揚げ足取りにあわないよう売買しませんが、1銘柄703株は配当が4倍ないし2・5倍、株価が2倍強になっています。日本全体のマクロで見れば、年6兆円を配当ではなく従業員報酬に回すと、上場企業正社員限定に回せば1人年収200万円、全労働者にならすと1人年収10万円アップする計算になります。

 これからのお金は、自民党の3世議員、立憲民主党の叩き上げ議員、霞が関官僚の「政府国庫」の出入りがまったくない分配であり、政治家・官僚がこれまで「分配政策のキモ」だと気づいていなかったと考えられます。

 但し、法的に誘導するにはどうすればいいかの方策はなかったと思います。それが首相の「2022年末までに非開示情報の公開ルール」とすることで、従業員一人当たりの個別の年収を開示させる行政指導を2000社の上場企業に「要請」する考えだと思われます。

 そもそも、株主とは法人か個人か、日本人か外国人かよく分かりませんが、最大の株主である日本銀行が購入する投資信託会社は反対しないでしょう。日本生命は猛烈に反対すると考えられます。一方、経団連は出す側ですので、賛成すると思われます。その他、証券会社も反対するでしょうが、自民党・経団連・日銀が賛成すれば、そちらが通るでしょう。

 7月10日の参院選で自公が大敗することは構造的に考えにくく、「黄金の3年間」となる見込みで、この政策は5割以上実現する可能性が高いと考えられます。

 反対の圧力が日本生命以外に、外国人機関投資家からかかると考えられますが、あまり「団体」があると聞いたことはなく、自民党証券議員連盟会長をつとめる首相にどのようなプロセスから「要望」があるかは興味深いところです。

 同時に与野党問わず、国会議員、官僚はこのことに気付かなかったか国庫の出入りでしか成長と分配を見られなかった視野の狭さを猛省してほしいところです。文通費改革とかやっている場合ではありません。

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立憲民主党は強烈に挑発、泉健太「デジタル田園都市国家構想は地方の人口増の目標数字を出せ」小川淳也「沖縄振興0・24兆円は再計上して、予算案は国会に再提出しろ」

2022年01月19日 17時57分29秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[写真]立憲民主党の泉健太代表と小川淳也政調会長、2021年11月19日、宮崎信行撮影。

 オミクロンはきのう全国で32197名、きょう東京で7377名。テレビと違って、こちら東京のまちは平日昼からめっきり人、車が減りました。

【衆議院本会議 きょう令和4年2022年1月19日(水)】

 おとといの施政方針演説に対する代表質問がありました。感染対策で「議席番号偶数組」のみリアル出席で、この議員たちはことし初めて本会議場に入ったはずです。

 立憲民主党の泉健太代表、自民党の梶山弘志幹事長代行、立憲民主党の小川淳也政調会長が質問し、答弁は岸田文雄首相ただひとりでした。

 泉代表は「さて、オミクロン株が急拡大をしています。国民の皆様、マスク、手洗い、換気など、身近な感染防止策の徹底を改めてお願いします」と提案し、「立憲民主党は国民の命と暮らしを守るため、今後もより良い改善提案を続けます」としました。

 先の衆院選で話題となった「分配と成長」について泉さんは「3つの分配を提案します」とし(1)所得の再分配(2)地方への分配(3)将来への分配ーーをあげました。ところで、筆者が指摘している株式会社の売上のうち従業員の賃金の割合「労働分配率」については政治家で議論にあまりなりません。本会議場に戻って、泉さんは「デジタル田園都市国家構想で、地方のデジタル化を進め、インフラをバージョンアップさせるならば、この際明確に、目標の一つに、地方圏の人口増を掲げてはいかがでしょうか」と挑発しました。

 首相は「官と民が共同して成長戦略と分配戦略が市場の失敗と外部不経済にならない仕組みを資本主義の中に埋め込む」と答弁しました。泉さんが提案した、インボイスの中止や、日米地位協定の改定にはゼロ答弁でした。

 不透明な岸田総裁当選後の自民党執行部は二世ばかりですが、梶山幹事長代行は「欧米では気候変動対策を将来の世代の持続的な繁栄に向けたカギとしている」とし「日本も経済と環境の好循環による成長のタネを分配すべきだ」と主張しました。

 小川淳也さんは、「沖縄で対話集会をした」ことを紹介し、沖縄振興法と離島振興法が今国会で期限を迎える政治日程に言及。菅直人内閣で、岡田克也与党幹事長と枝野幸男官房長官が実現した国が内閣府を通じて県に3000億円を渡し切る「沖縄地域自主戦略交付金」(地方一括交付金)が2400億円に減らされた予算について「一見謙虚で丁寧を装う岸田政権がそこまでやるのか」とし「昨年と同程度を計上して、予算案への国会への再提出を行うべきだと考えます」と激しく挑発しました。離島振興法も「航路は道路だ」と離島の公共交通への独立採算の原則の撤廃を求めました。いったん別の話ですが、前回の改正過疎法で卒業市町村の懸念があったのですが2020年国勢調査で卒業はゼロで過疎自治体は増えただけだという総務省の計算がきょう報道されました。

 小川さんは「改めて総理の言う新しい資本主義とはいったいなんなのか。成長と分配という言葉は聞き古しました。重要な再分配の柱たる金融所得課税をなぜ早々にひっこめたのか」と核心をつきました。

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NHKきょうから議運委は国会中継せず、オミクロン株でまん延防止の区域・期間拡大、ことしの通常国会も「冒頭はコロナ」

2022年01月19日 11時43分19秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
 召集3日目、残り会期147日間ですが、代表質問より前に審議がありました。

 NHKに取材したところ、7日(金)の沖縄・山口・広島のまん延防止措置の衆参の議院運営委員会は「ニュース」で生中継しましたが、きょうの議運委は生中継では放送しませんでした。SNS、NHKふれあいセンターにもとくに不満は上がっていないようです。

【衆議院議院運営委員会 きょう令和4年2022年1月19日(水)】

 午前10時半から衆、午前11時から参。時間が早かったこともNHKが放送しなかった理由かもしれません。

 まん延防止措置の区域・期間の変更。沖縄・広島・山口に加えて、東京都、神奈川、千葉、埼玉、群馬、新潟、岐阜、愛知、三重、香川、長崎、熊本、宮崎。1月21日(金)から2月13日(日)まで。

 山際大志郎大臣は「医療提供体制レベルは2だが、先週・今週比が高い」「分科会では、ブレークスルー感染が増えている」と政府報告しました。

 これに対する質疑で、立憲民主党の吉田晴美(吉田はるみ)さんは「ブレークスルー感染の割合」を質問。山際大臣は「12日までの191例のうちワクチン2回接種者は145例。75・9%となっている」と答弁。この数字は初めて出ると思いますが、2回接種後のブレークスルー感染がオミクロンで多いことは間違いなく体制の立て直しが迫られそうです。

 共産党の塩川鉄也さんからは前任の西村康稔大臣が連日記者会見をしたのに、山際大臣が尾身茂・分科会会長との記者会見を一度もしていないことを指摘。岸田文雄首相から尾身さんを記者会見で出すのを止められているとの分析を披露しました。

【参議院議院運営委員会 同日】

 横沢高徳さんから、大阪府など近畿の状況について。報道ではきょう協議するとされ、それならば、あすまた指定しないといけないことになります。山際大臣は「連携はとらせてもらっている」とだけ答弁しました。

【追記12:12】12時9分に散会しました。参では本会議があるときは念のため休憩にしますが、きょうは珍しく散会となりました。【追記終わり】



 「新型コロナ特措法」(平成24年法律31号=最終改正法はきょねん2月3日公布)を改めて読みました。今週の千葉県知事の報道でやや分かりにくかったのですが、各県内のどの市町村を指定するかも、権限は政府対策本部長です。それと、医療機関は「補償」ですが、事業者は「支援」。参院選を控えた日本政治の焦点は「協力金が公平かどうか」に移りつつあります。たんに私の偏見では「工業が盛んな県は夜の飲食で感染が広がりやすい」としてきましたが、調べたら完全な偏見でしたし、商業が盛んな都県が広がりやすい。オミクロン株は1日3万人を超えましたが、「デルタ株より重症化率は10分の1」との憶測もありますが、それでも10倍感染者が多ければ社会としては同じことになります。

【衆議院本会議 同日】

 午後1時から代表質問。別記事で紹介します。

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馬淵澄夫国対委員長、質問デビュー1人目を吉田はるみさんに、「東京8区は第49回衆院選の野党調整の象徴選挙区だ」との認識、質問できないれいわ新選組・山本太郎さんへの「共同会派」の呼び水なのだろうか

2022年01月18日 20時05分54秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[写真]馬淵澄夫・立憲民主党国会対策委員長、きょねん2021年12月24日、衆議院第2議員会館で、宮崎信行撮影。

 立憲民主党の馬淵澄夫国会対策委員長は、あす令和4年2022年1月19日(水)のNHK中継入りの審議で、吉田はるみ(吉田晴美)さんを登板させることを決めました。

 吉田さんの東京8区は、紆余曲折がありつつも、「市民と野党の調整成功区」との認識が、立憲、れいわ新選組、共産党の3つの政党の支持者で共有されています。

 馬淵さんは立憲入党前から、山本太郎前議員(当時、現在は衆議院議員)と2人代表で消費税勉強会をしてNHKニュース内でも取り上げられました。東京8区の調整に協力した、山本太郎さんのれいわは本会議登壇・予算委・議運委とも質問時間がないことから、協力の呼び水にしたいとの思惑も透けて見えます。

 あす(1/19)午前10時半からのテレビ・ラジオは「NHKニュース」の拡大版として放送。「NHK国会中継」ではありませんが、同じです。


[写真]「市民と野党の調整候補」の成功例との認識からか、当選者(結果的には96名)のトップで「吉田はるみ」さんの当選確実ボードを張り出す、第49回衆院選時の党幹部、きょねん10月31日深夜、東京プリンスホテルで宮崎信行撮影。

 吉田さんはもともと議院運営委員会に属していたので、運も味方しました。議運委は「理事と委員の格差」がありながらも、ことしも緊急開催が予想されるため、首都圏の1期生を配置しておこうとの国対らの配慮もにじみます。

 吉田さんは同日(1/19)は東京都を含んだ1都13県前後へのまん延防止措置について山際大志郎大臣に質問。吉田さんは地元・杉並区の「保健所ひっ迫」、東京・大手町での「自衛隊大規模ブースター接種会場」(31日設置の方向)について質問。東京都知事が定めた「重症病床使用率が1%だが国では20%ではないか」との問題意識を念頭に、基準の統一に関する政府の考えをただす「地元攻め」のかまえ。 


[写真]馬淵澄夫・立憲民主党国会対策委員長、きょねん2021年12月24日、衆議院第2議員会館で、宮崎信行撮影。

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きょうは質問通告日でした

2022年01月18日 18時32分07秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[写真]厚生労働省・環境省庁舎にたなびく日の丸、7年前の2015年、宮崎信行撮影。

 第208回通常国会はきょう(1/18)召集2日目。残り148日の会期となりました。きょうは質問通告日で審議はありませんでした。

 衆議院の議案のホームページが更新され、きのうの政府提出は、令和4年度予算案の3案(一般会計、特別会計、政府関係機関予算案)だけにとどまりました。

 あす(1/19)は午前10時半ごろから、衆議院議院運営委員会で特措法にもとづく「まん延防止重点措置地域の変更の事前報告」があり、質疑。東京など1都3県、東海3県、熊本、新潟など合計1都10年前後が加わりそうです。さらに近畿2府1県が明日(1/19)協議をするので、2日連続になる公算も考えられます。衆議院は本会議があるので、その前にそもそも議運委が設定され審議するに決まっていますが、参でも開かれる見通し。

 あすの衆議院本会議(1/19)は泉健太・立憲民主党代表、梶山弘志・自民党幹事長代行、小川淳也・立憲民主党政調会長が登壇することになります。小川さんは「青空対話集会」をオミクロンで中止しましたので、多少「参院選に向かい新執行部のプロセス」の出鼻をくじかれたかっこう。

 立憲民主党はけさ(1/18)単独で「令和三年度子育て世帯臨時特別給付金の支給を受けていない養育者を支援するための特定養育者支援給付金の支給等に関する法律案」を衆議院に提出しました。おそらく議案番号は「208衆法1号」となるでしょう。

 自民党のきのう月曜5時(1/17)の役員会では、衆参国対幹部とも「延長できない今国会」という断定表現が常識として、報告内容を共有。きょう(1/18)は政府与党連絡会議がありました。自民党政調審議会は「所得税法改正案」(未提出)「関税定率法改正案」(未提出)「地方税法改正案」(未提出)「地方交付税法改正案」(未提出)の事前審査を行ったようです。また、高市早苗政調会長が、トンガ噴火について、再噴火なども警戒しつつ、衆参の災害対策特別委員会の開催も見すえて対応する姿勢をにじませました。

 日曜日の名護市長選は、2候補(現職自公対新人オール沖縄)が拮抗。 
調査のうち、「辺野古新基地建設」の関心が4年前と比べて10ポイント下がりました。とはいえ、4年前というか、ビフォーコロナとの比較でいえば、引き続き関心が高いといえなくもない。現職自公は県内自治体で先行する自己負担の「3つのゼロ」を訴えますが、争点をそらし続けて、現職自公が仮に負けたら国政にもダメージが広がるかもしれません。林芳正外務大臣(海兵隊岩国基地近く)のきのうの外交演説でも辺野古新基地建設を主張しました。但し新人オール沖縄も「米軍コロナ」という表現をビラに書いたことが批判され謝罪しており、5万人余りの有権者の判断は分かりません。

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「中間層の衰退が民主主義を危機に」岸田文雄内閣の施政方針演説、山際大志郎・経財相も同調

2022年01月17日 18時29分01秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[写真]自民党総裁に当選した岸田文雄首相、宏池会・警護課・高輪署の取材妨害で不鮮明に撮影、宮崎信行撮影、きょねん2021年9月29日。

 特別委員会の設置に続き、午後からは、政府4演説がありました。召集日初日に、補正ではなく当初予算案が提出され施政方針演説などがあるのは珍しいパターンです。

【衆議院本会議 第2ラウンド】
【参議院本会議 第2ラウンド】

 岸田文雄首相の「施政方針演説」、林芳正外相の「外交演説」、鈴木俊一財務相の「財政演説」、山際大志郎内閣府担当相の「経済演説」がありました。

 首相はオミクロン感染拡大で、日米合同委員会を開くと言明。「新しい資本主義」と「デジタル田園都市構想」について、人への投資をするとしつつ、「分厚い中間層の衰退がもたらした、健全な民主主義の危機」との現状認識を2012年末の政権再交代後の自民党総裁で初めて示しました。経済演説にも「新しい資本主義は健全な民主主義の中核である中間層を守り」との文言が入りました。

 これについて、私は2014年12月に海江田万里・民主党代表が落選した第46回衆院選を振り返った記事や、雑誌「金曜日」などに、世界的に量的金融緩和の「自国通貨切り下げ競争」によるグローバルマネーが民主主義を草の根ごとなぎ倒してしまうという近未来像を、当時の水野和夫さんの論考を踏まえて書きました。一部反発がありました。しかし、今日の日本の情勢は私が書いた通りになっていると考えます。



【あす(1/18)あさって(1/19)の予定】

 あすは質問通告日で、あさっては泉健太さん、小川淳也さん、茂木敏充さん、しあさってが馬場信幸さん、石井啓一さん、志位和夫さん、玉木雄一郎さんになります。山本太郎さんは登壇しません。小川さんが「青空対話集会」を有楽町で予定していましたが、オミクロンで開催中止を発表しました。これは「ストーリー」としてはイタいように感じます。泉代表はBS朝日番組で「32ある1人区は10議席前後取りたい」との勝敗ラインを設定したと報じられていますが、妥当だとしかいいようがありません。国会、政局は当面「方向感が乏しい」展開が続きます。とはいえ、150日間、国民の目、耳、足だとの誇りで、小さな波風も油断せずにチェックしつつも、大様にかまえてみていこうと思います。

 首都圏1都3県の知事が「まん延防止措置」の要望でさきほど一致。東海3県も加わるのではないかとされています。衆参の議院運営委員会が、いずれにせよ、開かれます。

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良識の府か選挙近いから意識高いのか「参議院」だけ阪神・淡路大震災追悼、8年ぶり「地方創生」「消費者」特別委員会再編で、維新も一部は賛成

2022年01月17日 18時05分29秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[写真]阪神大震災の被災地、六甲山、宮崎信行撮影。

 第26回参院選を7月10日に控えた、第208回通常国会はきょう召集されました。参議院は選挙前のやる気、衆議院は選挙直後で試運転。旗幟鮮明になった一日でした。

【参議院本会議 第1ラウンド きょう令和4年2022年1月17日(月)】

 史上初めての「1・17」召集となりました。阪神大震災について衆議院では発言がなかったのに、参議院では山東昭子議長が起立して長めの発言をしました。

 山東さんは「第208回国会は本日召集されました。大きな被害をもたらした、阪神・淡路大震災からきょうで27年となります。会議を開くに先立ち、震災により犠牲となられた方々に対し心から哀悼の意を表しますとともに、ご遺族のみなさまがたに衷心よりお悔やみを申し上げます。また、これまで復興にあたって尽力してこられた被害者の方々をはじめ、関係するすべての方々に対し改めて敬意と謝意を表します。震災の教訓を心に刻み、改めて復興と防災、減災対策への思いを強くするところであります」と語りました。黙祷はありませんでした。

 ここで一段落だけ、東京地主の余計な私見。復興したのでしょうか。指摘すると大阪市民でもあっけにとられますが、急峻な六甲山の麓がなぜ高級住宅地なのでしょう。大阪市と神戸港を阪急電車がつなぐ「虚構」ではないでしょうか。私は実際に歩きましたが、例えば西宮駅の北側の再開発集合住宅は、以前から住んでいた人も、役所も、商業関係者もウィンウィンの復興となっているように、部外者には感じられます。しかし、人口という物差しでみて27年前より減っていたら、復興とはいえない。こういうことを考えたことは少ないと思いますが、維新も伊丹市など兵庫6区などに「進出」しましたから、大阪の人も含めて考えてみてほしいと思います。

 衆院選3倍増の身を切る「日本維新の会」が求めた特別委員会再編がなされました。

 2014年秋から、安倍晋三内閣の目玉「地方創生特別委員会」と「消費者問題特別委員会」が参議院だけ合併していました。これが8年ぶりに分かれました。

 「地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会」と「消費者問題に関する特別委員会」に分割されました。そして「政府開発援助及び沖縄・北方問題に関する特別委員会」が合併されました。これで、7特別委員会体制は維持されました。

 このうち合併の「政府開発援助・沖・北」は維新も設置賛成に回りました。

 なお参議院農林水産委員長が、石川県知事選出馬のために議員辞職したため、長谷川岳さんが後任につきました。

【参議院消費者問題特別委員会 同日】互選で舟山康江さんが特別委員長になりました。偶数組で今夏山形で改選。榛葉賀津也さんが特別委員長ポストを手放したようです。【参議院地方創生及びデジタル社会形成等に関する特別委員会】は古川俊治委員長、【参議院ODA沖縄北方特別委員会】は青木和彦委員長となり、特別委員長のまま配置換えの格好となりました。また【北朝鮮拉致問題特別委員会】は維持されましたが、動議を提出する際に森裕子さん(新潟)が「委員長の選任は主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。あわせて、このたび特別委員会の設置について各会派でご議論がありました。とくにこの拉致問題特別委員会は、できるだけ開催を行って問題の解決に資するように付言します」と付け加えました。段取りとしては他の会派も事前に納得していた素振りでした。

【衆議院本会議第1ラウンド 同日】

 細田博之議長が「諸君、第208回国会は本日召集されました」と語っただけで、参議院での阪神・淡路大震災への言及がありませんでした。

 さらに特別委員会の再編もありませんでした。

【衆議院科学技術イノベーション特別委員会 同日】
 上述の通り、特別委は再編されず、先の国会の最終日に抗議の辞任をした維新の井上英孝前特別委員長の後釜が立憲民主党に回り、手塚仁雄特別委員長が互選されました。

【開会式 同日】
 天皇陛下をお招きした開会式がありました。

【衆議院本会議第2ラウンド 同日】【参議院本会議第2ラウンド 同日】政府4演説。別エントリーで。

【議案等 同日】
 「令和4年予算案」が提出されました。財務省ホームページに予算書・予算説明書全文が載りました。

 私が見た感想。雇用保険特別会計は歳入・歳出とも3・5兆円。前年が歳入6・0兆円、歳出5・0兆円と「1兆円の黒字」になっています。雇用保険法改正案が束ね法案で提出されますが、料率上げは年度後半以降の反映となります。

 自賠責保険特別会計は微減と見積もっています。空港整備特別会計は3883億円と微減ですが、借金が467億円増えての現状維持。

 そして、政府関係機関予算案では、政策金融公庫の国民生活事業(旧国民生活金融公庫)の収入が25%以上マイナス、つまり金利収入がそれだけ減るわけなので、融資実行も前後する年度で25%マイナスということになります。

 これらを勘案すると、日本銀行の量的金融緩和とコロナ禍の実質無利子融資などはうまくいっており、むしろ政府はもっと特例公債を発行して、日本銀行券を一般会計・特別会計に取り入れるべきだとの「MMT」「積極財政」の理論の正しさを証明していると、私は強く信じます。

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