かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

春の雪+山菜(2):セリ

2009年03月27日 | 山菜採り

今朝起きてみると外が何となく白い・・・窓を開けると雪が降っています。もう3月の下旬で桜の開花の話もあちこちで聞こえ始めたと言うのに・・・。
咲き始めたカタクリやクロッカスの花の上にも薄く積もっています。そろそろカタクリを題材にスプリングエフェメラルの話でも書こうと思っていたのに大変です。



そして山菜(2)の題材はセリです。

セリは田や畦などの水分の多い場所に生えるセリ科の多年草で、春の七草の一つです。
春の七草は早春の食べられる野草から選ばれています。正月の7日に七草粥を食べると、災いから逃れ、長寿と富を得られると言われています。この春の七草は、平安時代の1362年頃に「四辻の左大臣(四辻善成)」によって書かれた『河海抄』に「七種。薺 繁縷 芹 菁 御形 須々代 仏座」の記述があって、それから「せり、なづな、御形、はこべら、仏の座、すずな、すずしろ、これぞ七草」として春の七草が定着したと言われているそうです。
セリは茎を横に伸ばして増えていきます。水辺の密生しているところでは一度にたくさん採れます。



独特の香りが美味しく、春先に伸び始めた新芽を摘んで塩を入れたお湯で茹でて「おひたし」にして食すことが多いのですが、アクが強すぎるとか、もったいないとか言う場合は摘み菜(菜の花)のおひたしと混ぜて食べると良いでしょう。
一風変わった食べ方としては、セリを細かく刻み桜エビを入れ混ぜ合わせてかき揚げにしたり、セリを束ねて小さめの竹輪の穴に詰め込み、一口大に輪切りして天ぷらにしたりする方法もあります。

注意)有毒のドクゼリと間違わないようにしましょう。

コメント (2)
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