かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

きのこ:ウラベニホテイシメジ(食)とクサウラベニタケ(毒)

2010年10月05日 | 山菜採り

すっかり秋らしくなって、山のきのこもたくさん出ているようです。今日も仕事場には何人もの人が野生きのこを持ち込んで鑑定をして貰っていました。(写真は持ち込まれたきのこの一部)
まったくの毒きのこもあれば、昔は食べていたけれど中毒例が多いもの、食べるのには苦かったり硬かったり美味しくなかったりして食不適なものなど、様々なきのこが持ち込まれてきます。。

そして、何人もの方が持ち込んだ毒きのことしては「クサウラベニタケ」がありました。「ウラベニホテイシメジ」と間違えているようです。「ウラベニホテイシメジ」は「イッポン(シメジ)」とも呼ばれ人気のあるきのこなのですね。

「ウラベニ」は少し齧ってみると苦い味がして、傘には白い糸状のかすり模様があり、柄はしっかりして太いのです。柄は腐葉層を突き抜けて土壌まで届くので根元に泥が付くことが多くなります。


一方「クサウラ」は苦味が無く、傘にかすり模様が無く、つやがあって、柄はやわらかで細く、空洞があるか中身があまり詰まっていません。根は浅く、土壌まで届かないことが多く、根元には腐葉が付着することが多くなります。


この二種類は、同じ場所に生えていることが多いのでやっかいなきのこなのです。死に至る猛毒ではないそうですが、腹痛や吐き気などで相当に苦しいそうですので十分に気をつけてくださいね!

昨日も桐生市で、このきのこによる食中毒があったと新聞に出ていました。分からないものは同じ入れ物に入れないこと、出きれば採らないこと、そして絶対に食べないことですぞ!


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コメント (2)
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