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華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

プチと呼ばれたい

2009年07月03日 23時43分17秒 | Weblog
私にはいろんな夢や希望、憧れがある。現実的なものから夢想的なもの。具体的なものから抽象的なもの。実にさまざま。

そんなものの中のひとつといえば。

“プチ”と呼ばれたい。

私は小さい頃から縦にも横にも標準以上の体型を維持している。となると、私に課される形容詞はだいたい

“デカイ”

なのである。

悲しいかな、バランスよくデカい(!?)ので、背が高く細い人に使われがちな“大きい”ではなく、“デカイ”と表現されることが多い。
ちなみに元野球選手の野茂英雄投手も同じことを言っていた。

プチ(petit)は“プチうつ”“プチ整形”というように近年日本語外来語として普通に使用されているが、もとはフランス語で“小さい”という意味。三十余年の私の人生で、痩せていた時期なんてないけど、少しダイエットに成功してほっそりした瞬間でも身長とふてぶてしい態度のためか、“小さい”と形容されることとは無縁の生活を送ってきた。
そんなわけで“プチ”と形容されることに憧れるのである。ないものねだりとはよく言ったもんで。

で、実はこの話を、バイト先の一緒にご飯を食べているヤマさんに話した。するとひとしきり「おもしろーい」と笑った後に「わかった。私がそう呼んであげる」。
憧れていたとは言え、自分には日本とアルゼンチンの地理関係ほどに遠い形容詞。こっぱずかしい思いとともに「呼ばれるとどんな感じなんやろ?」とちょっとワクワク。そして先日、その瞬間がやってきた。

「おはよう、ポチ」。

…犬!?

ヤマさんはきっと“プチ”と言ってくれたに違いない。でも私の耳には“ポチ”にしか聞こえなかった。自分自身が“プチ”と呼ばれるはずがないと信じてるから、深層心理で“プチ”と呼ばれることを、知らず知らずのうちに拒否してんのかしら?なんて思ってしまった。

とりあえずひとつ夢を叶えたけど、それを現実のものとして感じるのはもう少し先になる様子。

だって実際デカくて、小さくないんだもん。

せめてダイエットでも頑張るかな…。
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