今日は朝から仕事。
早起きが応えるわ。
何度か書いている、現在入院中の実に暴力的な認知症患者さん。今朝一番に暴言を吐かれて、テンションダダ下がり。
この患者さんはいつスイッチが入るかわからないんだけど、基本攻撃的。さらに人種差別、女性蔑視は当たり前。だからスイッチが入るとまぁすごい。私はだいたいの差別発言はスルーできるけど、この人は全身で全否定してるのが伝わってくるので、意外とダメージを食らう。言い返すとアクセントのある私の英語をからかうので話かけたくないし、かつ都合よく難聴なので、どんなに反論しても相手には届かない。結局、罵詈雑言を浴びるのみ、という私にはまったく面白くない展開になる。
今日などは「英語を話せ」「国に帰れ」など、まぁ結構な差別発言を受けた。怒りで震えたわ。怒ると負けだと思うので平静を装うけど、まぁ腹は立つ。
今日一緒に働いたのは研修中の新人と若いアシスタントナース。この子たちにこんな目に遭ってほしくないなーと思って担当を引き受けたけど、そこまで自分の心身を削る必要があるんかしら? その若いスタッフはオーストラリア人なので、その患者さんの態度も私に対するほど酷いものでもなかったしね。明日は担当代えてもらおうかな。
こういう心理的ストレスが溜まった時のために、公立病院にはスタッフ用の相談所がある。精神を病む前に吐き出せってことなんやろうけど。でも、そういうところで吐き出したって現実は変わらない。どんな患者が来たって前線に送り出されるのは私たち看護師で、担当ドクターですら私たちを守ってくれない。相談所に行ったところで、「わかる。辛いよね、しんどいよね」と慰められたあと「頑張ってね、何も変わらないけど」となるんだから、カウンセリングを受けることに一体何の意味があるんだろう?
今日は別件で、師長よりさらに上部から我が病棟スタッフ全員にメールが来た。うちで入院していたけど、転倒で急性期病院へ搬送された患者さんのケアのついて調査が入るとのこと。
この患者さんも認知症で、脳梗塞の影響で歩行に問題があるのにウロウロ歩き回るため、正直転倒は時間の問題だった。今回の転倒は、ひとりで歩き始めた患者さんを呼び止めた時に、患者さんが振り返りざまバランスを崩したという、どうしようもないもの。ギリギリに絞ったスタッフ数で、こういう四六時中見張っていなくてはいけない患者さんをどうやって看ろというのか。通常、こういう場合は専門のスタッフを付けることができ、現場はそれをリクエストしたのに上部は却下した。その結果の転倒。そして責任を問われるとか理不尽極まりない。
今回の調査は現場を責めるというよりは、将来の参考のために話を聞きたいってことらしい。もしチャンスがあるのなら私は面談を受けたい。そして思うことを話したいわ。誰も看護師を助けてくれないと。何も助けてくれないカウンセラーに愚痴をこぼすぐらいなら、権威にちゃんと意見をしたい。
今日はこの2件があったので、心はずっと低空飛行。やるべきことはやったけど、報われない現実を目の当たりにした。真面目にやってるだけに軽視されることによるダメージがデカい。他の問題行動のある人はまだしばらく入院予定で、現在、職場が全然面白くない。私もストレス休暇、取ろうかな。
夜勤の影響がまだ残っていて、身体が疲れてるから心も元気になれないんだと思う。明日働いたら休み。待ち遠しいわ。
めずらしく引っ付いて寝てるふたり。
癒される🍀