華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

動かない努力

2013年10月31日 20時48分40秒 | Weblog
在宅患者2日目。

今日も病院へ。無事にドレインバッグは抜いてもらうことができた。18ミリリットル。20ミリリットルとそう変わらん気がするけど、もうバッグをブラブラぶら下げるのはたくさんだったので抜いてもらった。
抜いてもらうときのこと。これまで"背中の中にチューブが残っていて、それが背中に空いた穴から垂れている"という事実から目を背ける努力をしていた。それを改めて知ってしまったら気持ち悪くなって足腰が砕けそうだったので。ベッドに寝転び、さぁチューブを抜くぞ、という段階になって瞬時にナーバスに。横で見慣れた傷手当セットを広げ、着々と準備を進める先輩。それを眺めている間に緊張と不安に襲われ、うっかり放屁してしまいそうな私のお腹。目をぎゅっと閉じて「頑張れ、肛門括約筋!」と心の中でつぶやいていた(汚くて申し訳ない)。先輩が「息吸ってー、止めてー(この間にチューブを抜く)、吐くー」と言って終了。時間にして5秒もなし。痛みもほとんどなかった。しかしチューブが抜けた後ジンジンと痛くて、かつ"チューブを抜いた"という事実にビビッてしまい、たいした痛みでもないのに手足の震えが止まらなかった。
ほんまにこういうの無理。なんで看護師になったのか? 七不思議のひとつやな。

術後4日目にしても血の量がそこそこあったのは、おそらくゴソゴソ働きすぎだからだと思う。今日は多少ストレスを抱えても、Dが掃除・片づけをやってくれるのを待った。だけどランチタイム、どうしても食べたいメニューがあって調理。鶏手羽元のピリ辛煮。以前作ったことがあるわけじゃないんだけど、なぜか食べたくなってレシピを検索して調理。手羽元としょうゆ、砂糖、酒、酢、みりんを鍋に放り込んで弱火で30分。

美味。

出来上がりを写真を撮ろうかと思ったら、お腹を空かせたDが私がテーブルにつく前に食べ始めていたので断念。香辛料にはしょうが、にんにく、唐辛子をタップリ。この3つが揃うとまずハズレがない。鉄板。Dも気に入ったようで、空腹も手伝って5本も食べていた。とっても簡単にできるし、おいしい上に、財布にも優しい(1キロで3ドル)。とういわけで手羽元ピリ辛煮も"ユマイナ・チュックス"の仲間入り。

午後は何をして過ごしたのかわからない。ランチの後の台所を片付けた以外はなんかぼんやりしていた気がするなぁ。ゆっくりできるのはいいけど、あまり動いたらアカンから面倒。ジムにもいけないしさ。ウォータープルーフのガーゼといってもサウナやスパは避けた方がいいと思うし。あと10日間もある休み。何をして過ごそうかしらねぇ。ぜい沢な悩みや。
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カフェ・ガリレオ便り-クッキー&クリームチーズケーキ 2回目

2013年10月31日 17時40分08秒 | カフェ・ガリレオ便り
連日で仕込んだクッキー&クリームチーズケーキ。


こんなん出ましたけど~(昔、これが口癖のテレビに出る人いたよね?)。

昨日は型からケーキを取り出すのに大失敗。なので今日はクッキングシートを残したまま冷蔵。それらを引っ張り上げ、無事にカタチを崩さずケーキ型から取り出し成功。

すこーしだけ削って味見。なぜだろう? 昨日のケーキの方がおいしいように感じた。同じように作ったはずなのになぁ。不思議。
とはいえ、相変わらずDには好評。彼の分を一切れ残してカスタードパイとともに病院行き。

病院では「あんた、また持ってきたん!?」と驚かれ。そして「太らせようとしてるわね!」。ふふふ、その通りです。
昨日行った時点ではチョコボールよりケーキ人気の方が高かったんだけど、今日はチョコボールの感想がチラホラ。おいしかったらしい。やっぱりガッツリ甘いお菓子は人気やなぁ。

今日のお菓子はナースステーションに置くだけ置いて、すぐに離れたので感想は聞けず。ただ私が傷口の手当をしてもらうために待っていると、通り過ぎるスタッフの口がモグモグ動いているのが見えたので、順調になくなったのではないかと思う。

ここんとこ連続して調理実験に取り組んでいるので胸がいっぱい。ちょっと間を置こうっと。

カフェ・ガリレオFBページ
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無駄に動く

2013年10月30日 21時18分57秒 | Weblog
在宅患者一日目(!?)。
昨夜も寝入るのに少々時間がかかったけど、結果的に朝までしっかり寝ていた。
起きてから散らかった台所の片付け。Dにやってもらうべきなんだけど、調理実験のケーキがうまく型からはずれなくてかなり散らかしてしまい、Dを待つのも面倒だったのでやってしまった。

それから病院へ。ドレインバッグ。抜いてもらえなかった。一晩で20ミリリットル以下なら抜いてヨシ、という条件で30ミリリットルもあった。なのでもう一日持ち越し。手術後の傷口に血が溜まると血腫になってしまい、癒えるのも遅れるし、また傷口もきれいに治らない。10センチぐらいの切り傷になっているのできれいに治ってもらわないと困る。なのでしぶしぶながらもう一日ドレインバッグを背中に抱えて過ごすことにした。明日抜いてもらえることを願う。

帰ってからはDのお尻を叩いて洗濯物2回転。朝は雨が降ったのでお昼から。お日様が出たので初回分は下着やTシャツなど乾きやすいものにして外で干し、2回目はタオル等の分厚いものにして乾燥機でやっつけた。今日は天気がよくなかったこともあって初回分はカラリと乾くことなし。部屋干しでもう一日。無念。

それからまた調理実験に取り掛かっていた。今朝病院に持っていったチョコボールとクッキー&クリームチーズケーキは大好評。特にケーキはレシピを頼まれたぐらい(日本語のレシピなので翻訳しなくては。チラッとオーストラリアのレシピを見たら、バターやクリームの量がかなり違うので使えない)。明日もまた病院に行くことになったので、リベンジも兼ねてもう一度挑戦。明日朝を待つ。ケーキに加えて、先の「カフェ・ガリレオ便り」にも書いたようにカスタードパイが明日病院行き。"周囲の人を太らせようキャンペーン"展開中。

夜はあまり空腹を覚えず、Dにハンバーグでサンドイッチを作ってあげたぐらい。結局家事やってるし。さっきドレインバッグをチェックしたらもう10ミリリットル以上も溜まっていた。動きすぎなのかも。後は寝るだけなのでこれ以上の出血がでそうなことは避けないと。

明日はまた病院に行く。それ以外は予定がないけど、ドレインバッグが取れたら先日当たった金券を持って買い物に行きたいなー。あったら使おうとするの、悪い癖かしら?
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カフェ・ガリレオ便り-カスタードパイ

2013年10月30日 19時04分06秒 | カフェ・ガリレオ便り
昨日クッキー&クリームチーズケーキを作った際、2個の卵黄が余っていた。さてどうしようか?と考えて、カスタードしか思いつかなかった。カスタードを作るとして、けどシュークリームを作る元気もないし何を作ろうかなーとレシピを検索して見つけたのがコレ。


カスタードパイ。

先ほど焼き上がりを食べてみたけどなかなかどうして悪くない。
パイ生地は市販のもの。スーパーオリジナルの安いものだったせいか、正直パイ皮自体の味はいまいち。でもカスタードの甘さがそれをカバーしているのでヨシとする。

実は明日も病院に行くことになったので、そのために作ったもの。でもDが気に入っているのでなくなってしまうかな?
ついでにクッキー&クリームチーズケーキ2回目にも挑戦。現在冷蔵庫で眠っている。明日切ってみる。今日の分よりうまくいってるといいなー。
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カフェ・ガリレオ便り-クッキー&クリームチーズケーキ

2013年10月30日 09時45分53秒 | カフェ・ガリレオ便り
昨夜昼寝から目覚めた後、また調理実験。今日また病院に行くので差し入れのつもりで、まずはチョコレートココナッツボール。手術を終えてからドクターや手術室のスタッフから「おいしかった!」の声。疲れてるときにすこーし濃くて甘いものがあると嬉しいんだよね、ホント。簡単に作れるので病棟スタッフのために再び挑戦。

そしてもうひとつ。
レシピを検索していてたまたま見つけたケーキ。おいしそうやな~と思って作ってみた。

クッキー&クリームチーズケーキ。

激ウマ。

自分で作っておいてなんやけど、めちゃめちゃおいしい。
昨夜のうちに焼いておいて、冷蔵庫で一晩寝かせて今朝ケーキ型から出した。残念なことに、取り出す際に大失敗して見事にボロボロ。なんとかケーキらしく見られる箇所を選んでカットした写真が上のもの。
レシピ作成者によると、スターバックスコーヒーにあるケーキの味を真似たとのこと。私はスタバにめったに行かないし、かつクッキー&クリームがあまり好きじゃないので、誰かのために作ってみようという機会でもない限り食べることはなかったと思う。食べてみて本当にビックリ。今まで作ったケーキの中で一番おいしいかも。

あまりケーキを食べないDもこれはおいしい!と言って、ボロボロにこぼれ落ちたケーキの寄せ集めをペロッと食べてしまった。これは近いうちにまた挑戦せねば。次は底が抜けるケーキ型で作ることにしよう。
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お家が一番

2013年10月29日 22時49分03秒 | Weblog
本日お昼、無事に退院。
ただ念のためということでドレインバッグは取り除いてもらえず、一緒に帰ってきた(傷口に穴の開いたチューブを入れた状態で縫合。そこから出る体液はチューブの先に付いているバッグに溜まるようになっている)。もう一日背中にキープ。明日病院に行き、血液・体液の量次第で除去。今見た限りでは10ミリリットルぐらい。20ミリリットルより少なかったら取ってもらえる。多分大丈夫やろう。昨日切ったばかりなのにもう治り始めてるんやなぁ。身体の神秘。

帰宅。たった一日いなかっただけやのに、なんか久しぶりのような気がする。Dがランチにパスタを作ってくれ、それでお腹を満たしたところでベッドへ。疲れと寝不足で即寝。5時間も寝ていた。それもグッスリ。
病院にいるとずっと寝ているだけに思えるけど、常に他人(看護師やそれ以外のスタッフ)がそばにいるし、時かまわず話しかけてくるので本当に休まることはない。長く入院しているとまた違うかもしれないけど、環境に慣れない入院初期は睡眠も浅い。さらに入院する必要がある状況=本調子でないのが大前提。よく「何もしてないのに疲れる」という患者さんがいるけど至極当然の話。病院とはストレスのたまる場所なのよね、結局のところ。

起きたら軽くお腹が空いていたけど、Dがパスタは食べてしまったという。何かと食材は揃っているけど、作ってもらうには申し訳ないのでブイーンと車を走らせ某ファーストフードのテイクアウト。この頃"M"率が高い。反省。しかしこうやって買い食いしちゃうのであれば、入院前の"ガッツリ買い物"の意味がないなぁ。Dにもう少し頑張ってもらわないと。

3日間の午前勤務(研修含む)後の手術・入院だったので、ここ数日の掃除・洗濯がかなりおろそか。洗濯物などはカゴに山盛りになっている。最低2回転は必要。精神的には元気やし、痛みも吐き気もないけど、傷口が開いたらどうしようもないのでしばらくおとなしくしておく。というわけでこれからしばらくは"口で家事をする"。D、頑張ってくれよぉ。

しっかり昼寝した後やけど、今夜も眠れそう。ちゃんと休んで早く回復せねば。
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“適当”上等

2013年10月29日 06時34分44秒 | Weblog
朝。再び病院より。あまり良く眠れなかった。12時ごろに就寝。4時にバイタルサインのチェックで起きて、それから眠れない。術後は一日中寝ると思ってたのになぁ。2日間の午前シフトの後なので、基本寝不足やとは思うねんけど、やっぱりまだ神経が高ぶってるのかしら?

ところで。
ウチの病院では各病室、もしくは各ベッドの横に“ケアボード”と言って、簡単に患者さんの情報を書き込んでおく掲示板がある。


フルで記入されない私の名前。

もちろんみんな私が誰だか知っている。でも一応患者なのに。扱いがとても適当(笑)。この緩~い感じがいいなぁ。

もうすぐ午前シフトのスタッフがやってくる時間。夜勤スタッフがシフトの終わりを迎え、楽しそうに談笑しているのが聞こえてくる。いつもは“あちら側”なので不思議な感じ。
看護師として働く上で、患者さんの気持ちを知るのに、患者として入院してみるのは悪くない。無論、重病でないという前提で。今回、何が自分に起こるかはわかっていたけど、やはり神経質にならざるを得なかった。そんな中で、同僚とは言え、看護師が来て話してくれるって嬉しいもんやな、と感じた。退屈で、時に苦痛な入院生活。少しでもそういった感情を慰められるよう、患者さんに接する努力をしよう。

さて。今日は何時に家に帰れるのかな? ドレインの量も少ないので、背中のチューブはすぐに抜いてもらえることやろう。何の問題もないので、早く帰りたい。だって暇なんだもの。昨日から携帯電話をいじってる時間が半端なく長い(苦笑)。楽しみは病院食ぐらい。早く朝食来ないかな~。

ところで。
結婚記念日、10月27日やった。間違っておりました。Dもおそらく気付いてない。まだ2年目の夫婦のはずやのになんて適当なのかしら? FBでたくさんお祝いコメントをもらってるんだけど、今さら訂正すべきかどうか考え中。
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記念日の夜

2013年10月28日 20時46分29秒 | Weblog
病院より。
昨日書いた通り、今日は手術を受けていた。大きくなった、背中の脂肪腫の摘出。何事もなく無事終了。

恐れていた点滴、及び麻酔。控え室で待っていると麻酔医やってきて、まずは点滴針の挿入。これが痛くなかった。さすがプロ!と言いたくなるほどのスムーズさ。一度挿入されたら痛くはない。意識しなければ問題なし。
点滴針挿入と共に筋肉弛緩剤投与したとドクターが言う。「あ、本当や。手足がダルくなってきた~」と言ってる間に意識がなくなっていた。
次に目覚めたのは、手術も終わり、リカバリールームから病室へ向かう時。それも無理に起こされて。ま、起きなヤバいねんけど。それにしても、すごいなぁ、薬の力。
ちなみに意識不明と睡眠は違う。睡眠は目覚めた時に大なり小なり時間の経過を感じるけど、意識不明から目覚めた時はその間の“時間の感覚”が全くない。なので今日目覚めた時は、一瞬何が起こったのかわからない、不思議な感覚に包まれた。

お昼前に病室へ。ボーッとはしてたけど眠気には襲われず、痛みも吐き気もなく、ずっと起きている。本を読んだり、スタッフのいないところを選んで病棟を歩き回ったり。ナースコールも一度もしてない。なんて良い患者なんやろう、私。
背中にチューブが残されて、そこから血や漿液が流れているのが見える。でも量はちょびっと。白血球、血小板、そして血漿が頑張ってくれているらしい。いいぞ、私の身体。

Dは朝から付き添い、手術が終わってからもしばらくいてくれた。午後になって仕事があるので一旦帰宅。夜、また来ることになっていた。でもその後電話をして、彼も早起きで疲れてるやろうし、私もそれなりに疲れていて、来てもらったところで何かするわけではないので、今夜は家にいてもらうことにした。
今はずっと見てきた音楽オーディション番組の決勝を鑑賞中。さすがに見応えがある。おお、いよいよ発表の時や。

実は今日、2回目の結婚記念日。なのにDは家でひとり、私は病院というなかなかロマンチックな夜を過ごしている。でも一応特別な日なので、術後に記念に一枚。

四十路過ぎがまたスッピンで申し訳ない。

たった今、メッセをやり取りしていた母から「記念日は27日じゃなかったっけ?」との指摘。そうやったっけ? 覚えられない~。ロマンスには本当に程遠い夫婦やわ。あとで自分のブログをさかのぼってみよう。

オーディション番組はお気に入りの女の子が優勝した。ただいま10時過ぎ。面白いテレビ番組があるといいなぁ。
なんでこんなに眠くないんやろう? 疲れてないわけはないのになぁ。不思議。
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カフェ・ガリレオ便り-チョコレートココナッツボール

2013年10月27日 22時30分39秒 | カフェ・ガリレオ便り
病院では三食のほかに食後にティータイムがあり、患者さんはスィーツとコーヒーもしくは紅茶を楽しむ。
どういう仕組みになっているのかわからないけど、週末はいつもスィーツに余りが出て、それは看護師たちで分けて食べる。ちなみに日曜日はスコーンで、私はこれが大好き。日曜日が午前シフトのときはいつ余り物が病棟にやってくるかとずっと楽しみに待っている。

土曜日はこれまでずっとアップルクランブルだったけど、昨日は違った。いつもスィーツを楽しみにしていることを知っているキッチンスタッフが「Yoshi、さっきナースステーションにおやつの残り置いておいたから食べよ!」と言ってくれた。その新しいスィーツとはチョコレートココナッツボール。甘い。だけどおいしい。先輩たちも「これはおいしいねぇ!」と感心。そして「アンタの次の課題はこれよ!!」という。
というわけで今夜挑戦してみた。


甘ーい。

病院で食べたときは仕事中でそれなりに疲れていたこともあって甘いものがおいしかったけど、家で普通に食べるには甘い。さすがオーストラリアンスィーツ。材料は粉々のビスケット、ココナッツ、チョコパウダー、それにたっぷりの練乳。それを混ぜてコネコネするだけ。簡単にできるけど、必要がない限りまた作ることはないかな。
明日、お世話になるのでこれは差し入れで病院に持っていく。食べてもらえるといいのだけど。

そういえば前回のチーズスフレは好評だった。しかし件の先輩が食べたかどうかは不明。一応勧めたんだけどな。
オーストラリアにはチーズスフレというお菓子がどうもメジャーではない様子。初めて食べる人が「何これ?」としきりに聞いていた。「スフレチーズケーキです」と答えたら、「スフレのケーキ??」という反応。喜んで食べてくれていたけど、どっしり系スィーツが好きなオージーには一般的に受けが悪いのかしら?なんて考えていた。

さて。甘さ前回のココナッツボールの反応はいかに?

カフェ・ガリレオFBページ
嬉しいことに何人かの人が"いいね"を押してくれている。直接の友達でない限り表示されないので誰だかわからない人もいるけど、私の小さな喜びに付き合ってもらってどうもありがとうございます。
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恐怖におののく

2013年10月27日 21時19分47秒 | Weblog
本日午前シフト。
昨日と同じ患者さん。同じ患者さんのお世話が続くと、何をするべきかを覚えているので動きがスムーズ。決してヒマではなかったけど、せかせかと動き回らなくても済む良い日だった。
ただ。頚椎骨折で入院していた90歳を超えるおばあさん。容態がすぐれない。骨折以外ではずっと元気だったのに、ここ数日で目立って衰えている。どうやら急性腎不全を発症している模様。娘さんが今日、ウチのリーダーと話をしていて、その中で「年齢を考えたらもう何があってもおかしくないと思っている」と述べたそうだ。割り切った風に見えるけど心中は絶対苦しいはず。なんかその話を聞いてこちらが泣いてしまいそうだった。私は明日から2週間病院を離れるけど、休み明けに戻ったとき元気な姿を見られるだろうか? ついこの間まで一緒に軽口叩いてたのになぁ。ちょっと切ない。

さて。
そう、明日は手術。背中の脂肪腫摘出。恥ずかしながらちょっとナーバスになっており、昨夜はあまりよく眠れなかった。夜中に何度も起きたし、何を見たか覚えてないけど夢見はとても悪かった。病院で醜態をさらすようなまねにならなければいいんやけど。
まだ全然入院の準備をしていない。一晩しか入院しないので、別に必要なものもそうないんだけどさ。着替えと歯ブラシ、歯磨き粉ぐらい。あとは本かな。
そういえば、今夜12時から何も食べちゃダメなんだった。今夜はチキンローストをおいしく頂いたけど、寝る前にもうちょっと何か詰め込んでおこうかしら?
Dが「しばらく君がいないんだから、買い込んでおかないと!」と言うので今日は夕方から買い物へ行った。たしかに私はいないけどそれは1日だけの話で、翌日には回復はしているはず。そこまで気合いを入れる必要はないと思うねんけどなー。でもそこまで張り切るのなら、私がくたばっている間の掃除・洗濯を頑張ってもらうとしよう。

早起きだったこともあってもう眠い。明日の手術の順番は2番目らしい。なので遅くともお昼ごろには終わっていることやろう。病院には7時過ぎに着かないといけないので、起きる時間は午前シフトと変わりがない。麻酔でノックアウトされた後は否が応でもたっぷり寝ることになるので、明日もう一度早起きを頑張ろう。
というわけで明日はブログの更新ができるかどうか不明。前回手術を受けたときは翌朝まで意識がはっきりせんかったもんなー。ぐぉ~、書いててもっとナーバスになってきた。
何が怖いって、手術そのものより麻酔が怖い。さらに言えばそのための点滴(=針)が怖い。今日、明日の手術に立ち会う麻酔医から電話があって、健康状態等を聞かれた。その際「点滴しないとダメですか?」と聞いてしまった。看護師なら知っている、絶対「要らない」と言われないことを。だけど一縷の望みをかける私。ドクターは「うーん」と一瞬悩んだ(フリをした)けど「ま、ちゃんと面倒見るから大丈夫(要るに決まってるでしょ)」という返事がかえってきた。やっぱり避けられないのか(涙)。ちなみにアメリカでは麻酔を扱う看護師の地位はとても高い。そのくらい麻酔は大事で、かつ危険だということ。あぁ、ちゃんと目が覚めますように。
もうひとつ避けたいものを加えるとしたら、術後の注射。術後は血栓を防ぐために血液をサラサラにするための注射が処方されるのが常。しかし私はすでに手術医に「術後の注射は要りません!」と宣言している。覚えてくれてるかなぁ。あぁ、注射嫌い。本当に嫌い。人に射すのはいいけど自分はイヤ。いやなものはいやじゃー。

ここでゴネてないで、そろそろ明日の準備をするとしよう。とりあえず手術が無事に終わりますように。
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