尺八・土笛演奏家 山崎箜山(やまさき こうざん、三代 山崎北山)

都山流竹琳軒大師範、都山流講士・検定員。日本音楽家ユニオン、日本尺八演奏家ネットワーク会員。北九州市小倉南区在住。

TIGRAN HAMASYAN 〜失われた音を求めて〜

2017-05-31 06:00:01 | 日記
宮若市の知る人ぞ知る隠れ家的ライブスペース・古民家SHIKIORI(シキオリ)にて、やはり知る人ぞ知るアルメニア人ピアニストのティグラン・ハマシアンさんのソロコンサートを鑑賞。

私も初めて伺ったのですが、交通の便がいいとは決して言い難い、60名限定の会場は早々にチケット完売。こちらを含めて今回の日本公演は4箇所のみなので、中には関東や関西方面からも続々と集まります。

いよいよ開幕。まずシンセサイザーでループによる音の背景を作ったところでピアノの音が始まり、そのうち微かに打楽器のような音が入り始めたと思ったら、それはなんと肉声によるボイスパーカッション! そのうち声は時折スキャットにもなり、男声なのにとても高音がキレイです。アンコールも含め、休憩なしで約90分のコンサートは、鳴り止まぬ拍手とともに終了。

分類上は一応ジャズピアノということになっているようですが、普段聞き慣れた一般的なジャズとは違い、卓越したテクニックとともに独自の感性で作り上げた音の世界を体感できた一夜でした。

貴重なコンサートに誘ってくれた井上鑑さん(作・編曲家でキーボード奏者、福山雅治のツアーなどで有名)に感謝!

プレミアムフライデー コンサート

2017-05-30 06:00:01 | 日記
中間市のイオンなかま店にて、イオン・ビッグフライデーのライブ。ジャズピアノの吉岡かつみさんとご一緒です。

前日ラジオでご一緒したばかりのcocoMaicoさんたちがPAや司会を担当。TV広場と呼ばれているショッピングセンターの中央部に椅子を並べ、お客さまと同じ高さでの演奏はとても一体感があります。「黒田節」に始まり、「ムーン・リバー」など和洋の名曲を次々とご披露。途中で尺八と土笛、ピアノのソロを挟んで終曲「炭坑節」まで全11曲を演奏。最後にアンコールをいただき、「上を向いて歩こう」で約60分のコンサートはお開きに。

文字通りプレミアムフライデーの夕刻、お集まりの皆さまに感謝!

6月の予定

2017-05-29 10:30:01 | 日記
随時更新しますので、よろしくお願いいたします。

6月1日(木)12:30 清明会館(福岡市東区唐原)「祝賀会アトラクション」

6月4日(日)13:00 ビッグハート出雲(島根県出雲市駅南町)「船越幸開軒60周年 邦楽船越会30周年 記念演奏会」

6月5日(月)19:30 スタジオ・イクサ(島根県松江市和多見町)「山崎箜山コンサート」

6月7日(水)10:45 徳力小学校(北九州市小倉南区徳力新町)「邦楽鑑賞会」

6月10日(土)13:00、11日(日)9:00 マリンパレスさぬき(香川県高松市福岡町)「都山流四国道場研修会 ろ組」

6月14日(水)14:00 デイサービスららら(太宰府市五条)「尺八と筝 〜水無月の宴〜」

6月18日(日)11:00 響ホール(北九州市八幡東区平野)「第18回 都山流福岡県支部 尺八演奏会」

6月24日(土)13:00 マリンパレスさぬき(香川県高松市福岡町)「少人数講習会」

6月25日(日)10:00 マリンパレスさぬき(香川県高松市福岡町)「都山流香川県・徳島県支部 合同派遣講習会」

6月29日(木)10:30 相良南小学校(熊本県球磨郡相良村深水)「邦楽鑑賞会」

cocoMaico Life 5/25

2017-05-27 06:00:48 | 日記
今年1月にお邪魔したFM KITAQの番組に生出演。前回と同じアコースティック・デュオcocoMaiko(ココマイコ)のお二人とご一緒です。

この日は主に翌日(5/26)のイオンなかま店でのプレミアムコンサートの宣伝が中心になる予定でしたが、土笛やビートルズ、リッケンバッカーなどのマニアックな(!?)お話ばかりしているうちにあっという間に時間が過ぎてしまい、最後に夏川りみさんの歌で有名な「童神」(わらびがみ)をcocoMaicoさんと初共演(リハーサルなし!)して、番組は無事終了。

いつも明るいお二人とともに、楽しいひとときに感謝!

観心寺

2017-05-23 07:00:01 | 日記
大阪・河内長野市にある名刹。都山流本曲の第一号「慷月調」(こうげつちょう)が作曲された場所で、流人には聖地のひとつです。

河内長野駅から路線バスに揺られること約15分。静かな山間に佇む朱色の山門をくぐると、受付で参拝の順序を説明してくれます。飛鳥時代に修験道の開祖・役行者によって開かれたそうで、その後弘法大師が厄除けのために祀ったという7つの星塚(上空から見ると本堂を囲んで北斗七星の形に並んでいる!)と鎮守堂を巡ってからの本堂参拝。心身ともに清められたような、清々しい気分になります。

この日は晴天に恵まれた午前中の参詣でしたが、日が暮れて月明りが本堂を照らし、静寂に包まれた空気の中、月に至らざる我が身を慷(なげ)くという曲想を得て、その感懐を一管に託された流祖中尾都山師に想いを馳せたひとときでした。

葵友会 合奏研究会 2017.5

2017-05-22 20:00:00 | 日記
大阪・岸和田市中央公民館にて、久しぶりに師匠と同門の先輩方を中心とした会派の合奏研究会に参加。絃方は毎回お世話になっている萩延会の諸師です。

まずは「春の夜」(宮城道雄)に始まり、都山流本曲「朝の海」を池田静山師による長管手付けで三部合奏。さらにやはり池田静山師手付けの「五段砧」、最後は「初音」(光崎検校)とみっちりお勉強させていただきました。

終了後は近くの日本料理店で懇親会。久々の再会あり、初対面あり、みんなで杯を重ねつつ楽しく語らいました。感謝感謝!

フラワーコンサート

2017-05-15 08:30:00 | 日記
門司港駅前の旧三井倶楽部にて和洋合奏団のコンサート。響ホール室内合奏団の加来洋子さん(Vn)、友松愛さん(Vla)、関原弘二さん(Vc)とご一緒です。

多くの観光客で賑わう門司港レトロ地区で、庭園のバラが綺麗に咲き誇るこの時期に毎年開催されているそうですが、個人的には初参加。毎年楽しみにしているというご常連もいらっしゃって、会場は早くからお客様がギッシリ。

1公演目は弦楽トリオから始まり、尺八も加わって「花」(滝廉太郎)、「春の海」などこの時期に因んだ曲目やビートルズの「ノルウェーの森」などもご披露し、最後にジャズのスタンダードナンバー「A列車で行こう」で賑やかに終了。

2公演目は尺八独奏「荒城の月」に始まり、チェロと尺八のデュオで「月の沙漠」、和洋カルテットで「からたちの花」、ビートルズの「イエスタデイ」などが続き、終曲「オー、シャンゼリゼ」の後、ありがたくもアンコールをいただいて「情熱大陸」でお開き。

爽やかな春の陽気に包まれた休日の午後、お集まりのみなさまに感謝!

リハーサル@黒崎ひびしんホール

2017-05-14 06:30:00 | 日記
八幡西区・黒崎ひびしんホールにて、流派の演奏会のリハーサル。

絃方は同じく八幡西区の琴鈴会の皆さんで、門人2名が参加する曲目「溌剌たる青春」(久本玄智)。最初は私も一緒に吹きましたが、その後門人たちだけでも何とか演奏できたようなので一安心。当日が楽しみです。

第18回都山流福岡県支部尺八演奏会は、6月18日(日)11:00〜響ホール(北九州市八幡東区平野)にて開催予定です。

和洋合奏之図

2017-05-13 08:00:01 | 日記
最近時々見かけて気になっていた絵画が、先日読売新聞の文化欄に掲載されていたのでご紹介。

明治〜大正時代にかけて活躍した長崎の画家・彭城貞徳(さかきていとく、1858-1939)による明治末期の作品。正座で向かい合わせにバイオリンと尺八を合奏している様子が描かれています。曲目はわかりませんが、楽譜や歌口の形からどうやら琴古流の尺八と思われます。バイオリンの女性は暗譜なのでしょうね。

都山流で最初に公刊された楽譜が「千鳥の曲」のバイオリン譜だったことを考えても、この当時バイオリンが流行最先端の楽器で一般にも急速に広まり、この絵のように和楽器とも合奏して楽しんでいたのでしょう。私も普通にバイオリンやピアノ、ギターなどの洋楽器と共演していますが、和洋合奏のルーツがこの絵からも見て取れるように感じます。

しかし真ん中で合奏を聴いている女性はウットリしているのか、ウトウトしているのか・・・いずれにしても気持ちよさそう(笑)。

テレビ局見学会

2017-05-08 06:00:01 | 日記
福岡市・百道浜にあるRKB毎日放送の局内を、みんなで見学。

同局アナウンサーで、気象予報士の龍山康朗さんがご案内。ちょうど生放送中だった「今日感テレビ日曜版」などの様子も、スタジオの外からガラス越しに拝見することができました。

ニュースを読むスタジオでは、実際にカメラの前に座ってアナウンスの体験。いつも見ているテレビの向こう側を目の当たりにできた、貴重な機会でした。

終了後は、すぐ隣で開催中の九州地ビールフェアで乾杯〜! 楽しいひとときに感謝です。