尺八・土笛演奏家 山崎箜山(やまさき こうざん、三代 山崎北山)

都山流竹琳軒大師範、都山流講士・検定員。日本音楽家ユニオン、日本尺八演奏家ネットワーク会員。北九州市小倉南区在住。

5月の予定(?)

2020-04-29 09:00:00 | 日記
既に中止や延期が決定しているものばかり・・・もはや「予定」とは言えませんが、状況が変われば随時お知らせします。

5月1日(金)11:00 グランガーデン福岡浄水(福岡市中央区薬院)「10周年記念コンサート」→中止

5月5日(火・祝)10:00 広畑市民センター(兵庫県姫路市広畑区正門通)「都山流兵庫県支部 派遣講習会」→中止

5月9日(土)14:00 旧三井倶楽部(北九州市門司区港町)「フラワーコンサート」→中止

5月24日(日)11:00、15:00 旧古河鉱業若松ビル(北九州市若松区本町)「花鳥風月 1DAYワークショップ 〜二胡と尺八とピアノによるコンサート〜」→延期

真山銘(真翁作) 八寸管

2020-04-21 13:00:00 | 日記
こちらもメインの尺八と共に、私がよく使っている一尺八寸管。

初代の永広真山師は現在「真翁山」を名乗っていて、「真山」の竹号は二代目となる息子さんに譲渡。この楽器は初代が作ったものなので、「真山」に加えて「真翁作」の焼印が入っています。

12年前から使用していますが、通常の八寸管よりも全長がやや長めで、全体の音程を少し低めに作ってもらっています。中継ぎ金三線、歌口の角も金巻きです。

竹仙銘 八寸管

2020-04-07 10:00:00 | 日記
先日掲載した祖父の写真に写っている尺八の現物。大阪の名製管師・玉井竹仙作の一尺八寸管です。

父が譲り受けて晩年は愛管になっていましたが、その父の葬儀で展示している間に割れてしまったため、修理してもらって現在に至っています。全体にやや細身なのと、調律が昔風(専門的にいうと「チ」の音程が少し高い)なので普段はあまり吹きませんが、父の年祭などで献奏には使うようにしています。

初代 山崎北山

2020-04-01 17:00:00 | 日記
私の祖父であり、親師匠にあたる初代・山崎北山(やまさきほくざん、1891-1976)。写真は1968(昭和43)年、古希を迎えた祖父を従兄(写真家・山崎民夫)が撮影したものです。

祖父が「北山」を名乗ったのは1925(大正14)年の2月20日に准師範免許を取得した時(現在では師範になった時に◯◯山という竹号(山号)が与えられる)で、奇しくも私が三代・北山に改号した日付と同じ、つまりちょうど95年前の同日だったようです。私が物心ついた時には既に好々爺で、演奏を聴いた記憶は殆どありませんが、父(二代・北山)から聞いた話では何とも豪快な音だったということでした。

三代にわたる都山流とのご縁に感謝しつつ、一世紀を迎えつつある「北山」の竹号を大切に守っていきたいと思います。