1月19日、毎日新聞の記事です。あるネットに載っていた記事です。細川政権から羽田政権で選挙改革の議論の中心は、実は比例代表連用制だったのです。公明党だけが主張しているわけではありません。この制度を中心に抜本的議論をするのは当然です。まあ--「歴史は繰り返す」--でしょうか。 (引用)
連用制は、有権者が小選挙区と比例代表で2票を投じ、比例代表の議席を割り振る際に、小選挙区で獲得議席が少ない政党に優先的に配分する。「小選挙区の当選者プラス1、2、3……」の整数で得票数を割った商の大きな順に議席を割り振るため、小選挙区で当選者が少ない中小政党ほど有利になる。
09年衆院選を基に毎日新聞が試算したところ、比例を80削減した場合、現行の並立制なら民主党は275議席となり、法案の再可決に必要な3分の2以上を確保するが、公明党は10議席、共産党は4議席に激減。連用制を導入すれば民主党は224議席にとどまり、公明党は34議席、共産党は18議席に急増する。自民党は並立制でも連用制でも、議席数はほぼ変わらない。
民主、自民両党は連用制に反対してきたが、政局のキャスチングボートを握る公明党への配慮から、柔軟な意見も出てきた。連用制を導入しても、比例定数を80程度削減すれば、大政党が単独過半数を確保できる可能性が高いため「必ずしも2大政党に不利にはならない」(民主党幹部)との指摘もある。(終了)