隆々ブログ

小平市議会議員 立花隆一の活動報告です。

「前置きの話の方が面白い?」研修会でした。

2012-01-19 | 議会改革

 1月16日(月)、市町村アカデミーの研修第一日目は、大 森 彌・東京大学名誉教授の講演テーマ「地方議会の役割と改革の行方」から始まりました。

 期待していた研修でしたが、資料の内容(地方議会の役割と改革)になかなか入りません。しかし、そうした様々に脱線した方が面白い話でしたので、以下に本論に入る前の導入部の話を断片的ですが記しておきます。

○全国を回っているが、以前は議員がこうした勉強をすることはなかった。(議員)がよく勉強をするようになった。これは、大きな変化だ。

○しかし、(残念ながら)世の中はそう思っている人、ばかりではない。3.11では、「議員は何をしているわからない」、「(議員は)影が薄い」 といわれている。

○首長の中で、(そうした議員を)バッシングすると自分の票が増えると思いこんでいる人が現れた。(首長は)議会を叩けば、自分の支持が拡がると思っている。

○以前の議会は、「行政の一部分」といわれていた。 ‐‐‐これは可笑しいと思っていた。しかし、現在の議会は、正面から向き合い始めた。客観的な制度の在り方も考えるようになった。

○(国の方でも)政権交代と同時に分権改革が進んでいる。ねじれ国会でも分権改革の流れは止まることはない。この改革に議会がどう応えるかが問われている。注目されている。

○行政学から地方政治を考えると、自治法203条と204条が問題だ。同じ直接選ばれている首長と議員の立場に違いがある。首長は常勤職の特別職、議員は非常勤の特別職。この差が問題である。給与と報酬の違いがある。こうした歴然たる差があるので203条・204条の改正が必要になってくる。

○首長には、権限と職務が書いてあるのに、議員の職務は、まったく書いていない。これが問題だ。

○全国をまわると以前には、一言も発言しない(いわない方が)「偉い」といわれた古参議員がいた。だから一般質問も一回もしない。しかし、力がある(議員)といわれていた。そんな議員の議会で、よく野球大会をやっていた。研修(講師)に呼ばれていったことがあるが、野球大会をやるため研修をやっていた。そんな時代だった。

 最後に、「宝くじ」の話が唐突に出てきました。

宝くじは上限を3億円としているが、金額はもっと低くして当たりくじを増やした方が良い。毎年の売上は1兆円だが下がっている。自治体の財源にもなっているので、ネットで購入できるように便利にしたら、購入する人も増えるのではないか。今後、宝くじ活性化の委員会を立ち上げ、その委員となる予定だ。