12月18日、東京新聞の記事です。議会の議会報編集委員会で「議会だより」のあり方が議論されているようです。しかし、残念ながら小手先の議論としか見えません。昨年、議会の研修会で加藤幸雄氏から指摘されたように、問題はどういう編集方針で市民へ広報するかが重要です。常に市民目線の「(議会の)広報広聴」を心掛けてほしいということで、記事を載せておきます。
(引用) さいたま市議会の広報誌「市議会だよりさいたま」が、企業や団体の優秀な広報事例を表彰する「PRアワードグランプリ」(主催・社団法人日本パブリックリレーションズ協会)で、本年度グランプリに選ばれた。
議会事務局によると、市議から「捨てられない広報誌にしよう」と声が上がり、広告代理店の協力を得て、それまでの「市議会だより」を二〇〇九年二月号からリニューアル。年四回開く議会ごとに発行している。議員定数から取ったタイトルは当初、「ロクヨン(六四)」だったが、今年四月の統一選後は、定数削減により「ロクマル」になった。
最新の十二月号は、九月定例会のダイジェストのほか、巻頭に「なでしこ監督が横から目線で!? 議会をウオッチ」を掲載。市内在住のサッカー女子日本代表の佐々木則夫監督が議会を傍聴し、議会の印象や市とのかかわりを語るインタビュー記事を載せた。
このグランプリは、地方自治体としては〇二年に千葉県浦安市が「ごみ減量プロジェクト」で選ばれた例があるが、読まれる広報誌にしようと知恵を絞った戦略が評価されての受賞は珍しいという。中山欽哉議長は「まずは広報誌を手に取ってほしい。市民が知りたい問題を分かりやすく伝えられる企画・編集に取り組んだ」とコメントしている。(終了)