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今季最も成長した選手(安居海渡)

2023-12-12 21:29:09 | 浦和レッズ
今季の浦和では、ロドリゲス前監督が育てた選手をスコルジャ監督が上手く使ったという印象が強いですが、その中で今季最も成長した選手は写真の安居海渡選手だと思います。流通経済大学を出て2年目のシーズンでしたが、今季は本職のボランチというよりはトップ下で起用されたことでブレイクしました。5月のACL決勝の前に、スコルジャ監督がメンバー固定の方針だった不運を、実力で打開できたことが素晴らしいです。

彼にとって、飛躍のきっかけは、駒場スタジアムで行われたC大阪戦の決勝ゴールです。途中出場でトップ下に入っていた彼のミドルシュートが決まったものですが、これでトップ下の小泉の調子が上がらなければ安居起用の選択肢があることを示しました。安定して出番を得るようになったのはACL決勝以降ですが、そこからトップ下で出場できるようになってきます。

安居の場合は明確な売り物があります。それは試合終盤になってもあまり落ちない運動量です。ゲームメーカータイプではないですが、動くことでサイドハーフの関根や大久保をフォローできるトップ下です。カウンターのように上がる人数が少ない場面でも、安居だけは間に合ってシュートが打てる位置まで上がっていることが効いていました。

もっとも、体力自慢の彼でも、さすがに今季最大59試合という過密日程は堪えていた様子です。ハノイ戦では相手FWに対して戻りが間に合わずフェイントでかわされるようなミスもありました。ACLのグループリーグのような消耗戦では、彼のようなタフなタイプは効くと思っていましたが、さすがに世界でも異例の強行日程は大変だったようです。

課題は得点力でしょう。シュートを打てる位置まで入れる力はあるので、そこからもっと点が取れるようになってくれば、今季課題になった格下相手に安定して勝てるようになれます。それでも、プロ入りして初めてフル稼働した、相当疲れたシーズンだったと思うので、オフでゆっくり休んで、来季以降の活躍も期待したいです。

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