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うまく使えた数的優位(7/25U-23日本対パラグアイ)

2024-07-25 21:54:19 | ワールドサッカー
今朝未明に行われた、パリ五輪サッカー1次リーグ初戦、日本対パラグアイのビデオを見ました。スコアの5-0は知っていましたが、こういう国際大会では相手が予想もつかないような特徴を表に出してくるので、それが見たかったです。パラグアイは4-2-3-1でスタートし、日本の4-3-3に対し多少押し込まれてもいいからミスを拾ってカウンター狙いで入ってきました。

4-3-3の日本は、サイドに最大3枚かけることができる強みがあります。その強みを生かして、左サイドを縦に走った大畑のところにパスが出て、折り返しを三戸が決めて日本に先制点が入ります。パラグアイは球際が激しい相手で、それを生かしてボールを奪えれば強みが出せますが、この日はデメリットが出て、ボランチのビエラが平河の足首を踏みつける反則で退場になり、パラグアイは前半25分で一人少なくなります。

パラグアイはトップ下にいた15番をMFのラインに下げて、4-4-1と一人少ないチームでは定石の手で我慢する布陣を引きました。もっとも、日本のアンカーの藤田譲瑠チマのところが、パラグアイの布陣ではマークするのが難しく、フリーになれました。藤田の長短自在のパスで何度か日本にチャンスがあったものの、前半は追加点を入れられず1-0で折り返します。

パラグアイはこのままでは敗れてしまうので、6番をアンカーに1枚だけ残して、残り3枚のMFを前に上げて4-1-3-1に布陣を変更してきました。藤田にパスを出させないことと、日本のDFにプレスに行ってボールを奪いたい意図でしょう。このパラグアイの攻勢に、後半の立ち上がりは日本が押し込まれます。もちろん、ボールを奪ってしまえば相手のボランチは1枚しかいないので、広大なスペースを使えます。

その、数的不利で生まれたパラグアイのデメリットをうまく利用できたのが、日本の勝因になりました。左サイドをドリブルで突破した齋藤のパスを、三戸が頭で合わせる「ごっつあんゴール」で2-0にすると、すかさず右サイドをつないでできたチャンスに、山本がミドルシュートを決めて3-0として、試合は決まりました。

あとは思い切ってサブメンバーを試すことが可能になり、写真の藤尾も2ゴールと結果を出し、試合は5-0と思わぬ大差で日本の勝利に終わりました。こういうグループリーグの戦いは初戦を勝っておくとその後の戦いがやりやすくなります。次のマリ戦は、もちろん勝利を目指すものの、展開によっては引き分けに持ち込む采配も可能になります。

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