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顔を出せば決定機(キャスパー・ユンカー)

2021-07-04 19:12:47 | 浦和レッズ
浦和レッズに加入以降、7ゴールを量産して浦和の上位進出に貢献しているFW、キャスパー・ユンカー選手のネタです。ユンカーはデンマーク人で、浦和加入以前はノルウェー1部リーグのボーデ・グリムトに所属して、得点王とMVPを受賞しています。セリエAからもオファーがあったと聞きますが、日本という異文化に興味があったのか、あえて浦和入りを決断しました。

解説者の福田正博氏によれば、ノルウェー時代のユンカーのゴールにヘディングシュートは少なかったと聞きます。確かに、ユンカーの上背は日本では長身の部類に入る186cmですが、以前同じ北欧のスウェーデンに行った自分の経験だと、これくらいは男性の平均身長くらいで、決して目立つ高さではなかったものと思われます。そのため、高さ以外の武器である、ゴール前のスピードを武器に勝負してきたストライカーだろうと予想していました。

浦和での彼のプレーを見ると、その通りでした。可能な限り利き足の左足で狙いたいFWで、瞬間的なスピードでゴール前でわずかにスペースを作れれば、そこから左足の強烈なシュートを放てます。また、Jリーグのレベルならヘディングシュートも狙えると理解したようで、頭によるゴールも見られます。以前、興梠慎三を左利きにしたようだと印象を持ちましたが、それをも上回るレベルを見せています。

また、ユンカーの優れたところは、ゴール前に張っていられることです。そのため、浦和が押し込まれる展開になるとゲームから消されてしまい、「ユンカーはどこにいる?」と思ってしまうこともあります。それでも、たとえゲームから消えていたとしても、一回ゴール前で存在感を出せるチャンスがあればそれを高確率で決めています。今の浦和は西、明本、田中達也らサイドからクロスを入れられる選手がいるので、ユンカーを信じてクロスを送り続ければ結果が出る可能性が高いです。

ユンカーの長所に、カウンターで走れるというのもあります。相手が前がかりになって連続攻撃を狙ったプレーが一つミスになれば、ユンカーのドリブルからの独走が生きてきます。短い距離の速さは最初から魅力的でしたが、長い距離でも走れる能力を持っており、このFWをうまく生かすことができれば、浦和のACL出場権獲得は決して夢物語ではないでしょう。

久しぶりに、「彼を見に行くために浦和の試合を見る」選手が出てきました。浦和で結果を出すと、UAEあたりから高額で狙われてしまうこともありますが、こういう国際的には無名でもいい選手はいるものだと、改めて感じる次第です。

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