Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

押し込まれてからのカウンター(7/17U-24日本対スペイン)

2021-07-18 15:34:25 | ワールドサッカー
昨日はサッカーU-24日本代表の五輪壮行試合、スペイン戦でした。スペインは欧州選手権に出場したメンバーを6人含み、本気で金メダルを狙っているという評価でしたが、過去には2004年のアテネ五輪でポルトガルがCロナウドを呼びながら一次リーグで敗退したこともあるので、コンディション的にはそんなに良くないのではと予想していました。

その仮説は見事に覆されました。スペインは4-3-3で、早めにウイングのアセンシオとオルモに回して、アンカーの6番を残してインサイドハーフの2枚が攻撃参加してくることで数的優位を作ろうとしてきました。日本は押し込まれてしまい、前半のボール支配率は30%台と苦しむことになりました。スペインはアセンシオらオーバーエイジを入れた試合は初めてでしたが、急造チームとは感じさせない強さがありました。

これに対して日本がどういう手で来るかは注目でしたが、日本は右MFの久保建英と、トップ下の堂安のところが強みになりました。最初のうちはスペインに回収されて攻撃を継続できませんでしたが、彼らがスペインのMF相手に1対1で勝てることで攻撃を続けられるようになってきました。先制点は日本に入ります。久保建英の左サイドの突破からの、マイナスのクロスを堂安が遠目から狙ったミドルシュートでした。

このままのメンバーで戦えば、カウンターを機能させられれば日本は勝つことも可能だったと思われますが、この試合はあくまで五輪本大会のための調整試合なので、日本はスタメンのほとんどを交代させて、これまでに出場機会が少なかった選手たちにチャンスを与えてきました。このサブ組は、なかなかスペインの圧力の前にボールをつなげず、少しずつ自陣に押し込まれ始めます。

この展開になれば、U-21欧州選手権優勝のスペインの強みが出てきます。何とかクリアしていた日本の守備陣の我慢も続かず、途中出場のバルサMFペドリのスルーパスで左サイドに拠点を作り、マイナスのクロスをソレルが合わせて、ポストの内側に当たってゴールの中に跳ねて、1-1の同点に追いつかれます。日本は1トップを上田に代えて、前田大然を右のMFに回して、速い攻めを狙ってきました。

最後、FKからの上田のシュートが相手GKの正面を突き、この壮行試合は1-1の引き分けに終わりました。多くの選手に出番を与えながら、結果を求めたかった森保監督の希望は半分程度は叶いました。コンディションは間違いなく良さそうなので、あとは試合の中で起こる事象に対応して、52年ぶりのメダルを今回は本気で期待したいです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ハンブルク中央駅 | トップ | 大相撲名古屋場所総括 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ワールドサッカー」カテゴリの最新記事