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大相撲名古屋場所総括

2021-07-18 20:29:34 | 他スポーツ
大相撲名古屋場所は、横綱白鵬の45回目の優勝に終わりました。白鵬は6場所連続の休場明けで、過去には横綱大鵬が5場所連続休場明けで優勝したこともありますが、それを超える難しい条件からの復活でした。今場所は大関貴景勝が3日目から休場、大関朝乃山は先場所発覚した規律違反で相撲を取れずに大関を陥落しましたが、残る上位力士の白鵬と照ノ富士が相撲を締めてくれました。

白鵬に関しては、今場所の土俵はきわどい勝利も多く、以前のように余裕すら感じさせる土俵ではなくなっています。それでも、長年の稽古で培った技が大事なところで出て白星を拾ってきました。照ノ富士と全勝同士で千秋楽に対戦するという、相撲ファンにとっては一つの夢の対決が実現したことは、「さすが白鵬」とこの大横綱を改めて称えます。

その千秋楽結びの白鵬と照ノ富士の相撲は、白鵬の必死さが出た一番だったと振り返ります。立ち合いでかちあげを見せて照ノ富士を驚かすと、張り手の応酬となる激しい相撲になります。白鵬としては勝ちに近づいた要因は、土俵中央で右四つに組んだことで、照ノ富士に上手を取らせなかったことで先手を取れ、最後は土俵中央の小手投げで照ノ富士を土俵中央に倒します。

敗れた照ノ富士も、14勝1敗、先々場所、先場所と連続優勝の実績を評価されて、横綱昇進に向けた理事会が招集されます。横綱審議委員会も否決することはほぼないので、照ノ富士の横綱昇進はほぼ間違いありません。今の力士で、四つに組んだら白鵬に次ぐ強さを持っており、今場所は強引な小手投げなどの勝利は少なくなってきました。膝の負傷もあって、長く横綱を張ることは難しいでしょうが、大関陥落後序二段まで落ちながらの横綱昇進は、相当の心の強さを感じます。

前頭上位から三役では、白鵬と照ノ富士が全勝を続けたこともあって負け越しの力士が多くなっていますが、前頭5枚目の朝青龍の甥、豊昇龍が10勝5敗と勝ち越して技能賞を受賞しました。上手からの投げの強さはおじ譲りで、組んだ状態から放つ内掛けや外掛けなどの技でも勝てます。体が小さく、上位戦が続いたときのスタミナがどうかとは思いますが、将来有望な力士の一人です。

三役を巡る争いでは、小結若隆景が5勝10敗と負け越して陥落するので、空く枠は一つです。そこに入るのは前頭2枚目で10勝5敗の逸ノ城で間違いないでしょう。この巨漢は一時十両に落ちていましたが、三役に戻るのは久しぶりです。昔のように照ノ富士と組み合っての熱戦を演じて欲しいという期待を持っています。

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