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アルゼンチン対豪州

2022-12-04 17:07:02 | ワールドサッカー

決勝トーナメント1回戦(ベスト16)の、アルゼンチン対豪州の映像を見ました。4-3-3で攻めに出るアルゼンチンの攻勢を抑えようと、豪州は4-4-2の後ろ2ラインを自陣深くに引いて、アルゼンチンのパス回しをブロックの外側に限定させる戦略でした。アルゼンチンはこの格下戦術に最初は戸惑い、サイドまでは出せるもののブロックの中にボールを入れられない展開になります。

それでも、バルセロナやパリSGで、再三格下戦術に対抗してきたメッシの経験が生きます。メッシといえばその個人技が有名ですが、この試合ではそのボールの待ち方が良く、豪州の2ラインの間でどこかにプレッシャーのかからない場所を見つけていました。次第に、豪州の2ラインの間にアルゼンチンのパスが入り始め、MFデパウルが攻撃参加して空いていたメッシにうまくパスが出て、前半でアルゼンチンが1点を先制しました。

負けたら終わりの決勝トーナメントなので、豪州は早めに動き、トップ下にフルスティッチを置いてパスで攻撃する、日本との最終予選でも見せた形に変えてきました。FWのデューク(J2岡山)も積極的に動いてアルゼンチンDFにプレスに行きました。それでも、ボールを支配するのはやはりアルゼンチンで、布陣を3-5-2に変えて両SBを少し前に出して、豪州の4バックで守りにくい外側の刺客を利用してきました。

この変更で、アルゼンチンに2点目が入ることになります。相手のバックパスがGKライアンに入ったところを、FWアルバレスが詰めて、それを奪ってゴールに流し込んでアルゼンチンが2-0とリードを奪いました。これで豪州は行くしかなくなり、遠目から23番が思い切って放ったシュートが相手DFに当たってコースが変わり、1点を返してゲームをわからなくします。

それでも、状況的には豪州が1点取れば延長戦ですが、とても入る気がしないほどアルゼンチンが圧倒的に押しました。メッシ自身がシュートを放つことも、ゲームメーカー的にパスを出してサイドのRマルティネスがシュートする場面も多くありました。たまたま、GKライアンが止めて追加点こそ防いだものの、アルゼンチンが優位な状況は変わらず、試合は2-1でアルゼンチンの勝利に終わりました。

豪州としては、最終予選は3位でプレーオフ経由で辛くもW杯出場、グループリーグでも初戦でフランスに1-4で敗れるなど苦しみながらもここまで勝ち抜いてきました。ここへたどり着くのが手一杯だったかなという印象は、正直あります。


フルスティッチ


アーバイン


DFスーターとGKライアン

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