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日本対オマーン戦後半

2021-09-04 22:23:16 | ワールドサッカー
ようやく、日本代表のオマーン戦のビデオを最後まで見ました。吉田がインタビューで「負けるべくして負けた」とコメントしていましたが、失点した43分のクロスよりは、後半の立ち上がりの15分間がおかしかった印象です。オマーンは4人のDFを近い位置で守らせる方法で、日本がミドルシュートを打ってもオマーンDFに当たるような戦い方でした。空くサイドには、MFを下げて、時間帯によっては5バック気味に守ることもいとわない戦い方でした。

この守るオマーンの戦い方は、本来はオマーンにとってはきついはずです。しかし、このゲームをオマーンが「気持ちよく」守れた要因は、その後半の立ち上がりの15分間でした。攻めを完結することができず、オマーンに比較的容易にカウンターを許し、後ろ向きに守備をする時間が長くなった日本は、この15分間でオマーンに何度もシュートを打たれました。

たまたま、相手のクロスの精度が高くなかったのに救われていましたが、それでもVARで取り消されたとはいえ、長友のハンドと一時は判定されてオマーンボールのPKかという場面も作られており、攻めで時間をかけたい日本としてはイライラする展開でした。ちょうど、秋の長雨の季節で、ピッチがたっぷりと水を含んでいたのも、テクニックで相手DFを外したかった日本には不利に働きました。

それでも、MFを鎌田と伊東純也から、久保と堂安に交代させたことで、日本も高い位置でキープする本来のサッカーを見せ始めました。ただ、最後の詰めのところでオマーンDFは足に当ててしのぎ、日本がシュートの嵐を一方的に浴びせたのではない展開です。オマーンはサイドに出してクロスしか攻撃のパターンがなかったですが、それでも両サイドが使えて日本をゴール前に押し込む場面も作れました。

これでは、日本としては確実に引き分けの勝ち点1を狙うのも作戦のうちだと、サポーター的には思うところです。しかし、それは最悪の方向に振れました。オマーンが右サイドでキープしてからのクロスに、日本の守備は間に合っておらず、中央で動いて植田のマークを外していた途中出場の2番が足の内側に当てて流し込んだゴールが決勝点になりました。

もちろん、まだ最終予選は始まったばかりで、残り9試合での日本の巻き返しの可能性はあります。しかし、以前は日本相手に腰が引けたプレーもあったオマーンの、日本相手に勝ち切ろうとするプレーに気おされてしまいました。これを取り返すのには、相当の努力と苦労が必要だと、これからの最終予選はしんどい戦いになりそうです。
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