横浜FC戦プレビュー

浦和は今度の土曜日、アウェイのニッパツ三ツ沢球技場で横浜FCと対戦します。横浜FCは降格圏の19位に沈む相手で、確実に勝っておきたい相手になりますが、なりふり構わぬ補強を見せて最下位を脱出するなど成果も出始めています。データを見ると、やはり27試合で57失点という、一試合平均で2点以上取られている守備が課題になる相手です。

それでも、課題のGKにドイツのザンクトパウリから、ドイツ五輪代表にも入ったブローダーセンを獲得し、守備力を上げています。GKが良いと試合が締まるので、浦和が何本もシュートを打ちながら点が入らない展開になると、この外国人GKが乗ってくる可能性があります。波に乗らせないうちに点を取っておきたいです。

チーム得点王はFWのクレーベ、渡邊千真の3得点です。特に誰に頼るチームではなさそうですが、それでもここのところ、広島、名古屋、G大阪を破る白星を挙げており、上り調子の相手です。前半戦はわずか1勝しかできなかったチームですが、油断はできない相手になってきています。浦和としては、ルヴァン杯準々決勝で奇跡的な勝ち方をしており、その勢いをぶつけたい試合です。

浦和は基本形は4－2－3－1ですが、酒井宏樹が原因不明ですが代表を離脱している状況を考えると、この試合の出場はないでしょう。もっとも、右SBで西が出られるようなら、宇賀神より球さばきはいいので、右サイドからの攻撃も期待したいところです。また、やはり江坂の1トップよりは、本職のユンカーが1トップに入る形を期待したいです。

もっとも、残留争いで必死な横浜FCは、いつも以上の力を出してくる可能性はあります。その勢いに飲まれないように、序盤はパスを回して相手を空転させたいところです。浦和が本来の力を出せば勝てる相手ですが、サッカーは何がおこるかわからないので、まずは序盤をうまく戦いたいでしょう。