Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

日本対ヨルダン(2012年)

2019-02-16 23:05:37 | ワールドサッカー
オフネタ恒例の昔の代表戦は、2012年のW杯最終予選、日本対ヨルダンの記憶です。いつものように練習の時間からスタンドにいましたが、日本代表の練習を見るには、アッパースタンドからはピッチが遠すぎて誰が誰だかわからないので、手持ち無沙汰になった私はヨルダンの練習を見ていました。ヨルダンも、日本代表と同じようにカラーコーンで面積を区切って、5対5のパス回しの練習をしていました。

そこで気付いたのが、ボールが外に出た場合の対応でした。ヨルダンの選手は、おそらくボールがたくさんあって自分でボールを拾いに行かなくていいという環境は、代表に入って初めて手に入るのでしょう。そのため、ヨルダンの選手はボールが外に出ると自分で拾いに行っていました。この練習は、マルチボールシステムに対応するために、ボールが切れ目なく回るのに慣れるためのものです。これはヨルダンに隙になる可能性があると思っていました。

ヨルダンは4-4-1-1気味に引いて守るゲームプランでした。しかし、4バックの距離感が悪くトップ下の本田圭佑に簡単にスペースを与える、悪い守り方でした。当時から、さばくより自分で点を取りに行く、本田圭佑の良さはこういう相手に発揮しやすく、序盤でゴールを奪った日本代表は勝ちパターンを確立できました。

また、ヨルダンに退場者が出たのもこの試合を一方的にしました。その後は香川真司にもゴールが生まれ、終わってみると6-0と日本のゴールラッシュになりました。この試合は、W杯最終予選の2戦目のホーム戦で、オマーン、ヨルダンとホームでの2連戦が組まれていました。この2試合は勝ち点6以外は許されないという厳しい試合でしたが、注文通りオマーンに3-0、ヨルダンに6-0と勝ってその後の展開を楽にすることができました。

もっとも、ヨルダンは最終予選にはあまり出てこないチームで、どういうチームかわからない不気味さはありました。それはアウェイに行ったときに感じることになり、アウェイではまさかの1-2での敗戦という結果になります。どうやら、ホーム戦でのヨルダンの強さは相当で、環境の悪さもあって豪州も日本も苦しむことになりました。

いつも、最終予選が好きでスタンドで見ている私なので、今度はどんな相手と当たるか、楽しみにまた予選を見ていきたいと思います。
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スコア以上の内容の差(2/16ゼロックス浦和対川崎)

2019-02-16 22:42:51 | 浦和レッズ
今日のゼロックス杯、浦和対川崎はテレビ観戦でした。結果は日テレで生中継だったので皆さんご存知だと思うので書きますが、0-1で浦和の敗戦に終わりました。もっとも、スコアだけ見ると惜敗のように見えますが、実際はスコア以上の内容の差を感じざるを得ない試合でした。相手のオフサイドと、GK西川のファインセーブがなければもっと差がついた試合です。

そうなった理由で、大きいのは選手の組み合わせの問題ではと思います。まずは青木が負傷で出遅れているアンカーのポジションで起用された新外国人のエベルトンです。初めて見る選手なので特徴から探りましたが、パスを出すのが得意な選手のようです。日本人選手とパスのリズムが違うので、後ろからゲームを作れれば面白いのではと思っていました。

しかし、この川崎戦を見る限りでは、アンカーにはあまり向いていない選手のように見えます。理由は小柄なので、相手に集中的にプレスに来られると弱さを見せることがあるからです。実際、相手に仕掛けられて抜かれて、GK西川が止めたものの決定的なシュートを打たれた場面もありました。後半頭で阿部勇樹と交代させたのは、その弱さを感じたからでしょう。

また、FWに入った杉本健勇も持ち味が出ていませんでした。彼も、味方としては初めて見るので、特徴を見ましたが、どちらかと言えば「待ち」のFWのように見えます。彼をFWに入れると、どうしても興梠の動きが引き気味になってしまいます。興梠は運動量が多く、引いて受けることも可能ですが、ゲームメーカーとしてはあまり魅力がないことは否定できません。

興梠の周りを動いて、興梠に点を取らせることのできる選手が2トップの相棒には最適ですが、後半出てきたナバウトはその役割を果たせませんでした。ナバウトは豪州代表に呼ばれていてアジアカップでもプレーしていたことで、チームで合わせる練習があまりできていないデメリットが出たようです。ナバウトのところで相手に奪われて逆襲を食らう場面もありました。

この日の浦和は、興梠と杉本健勇に、無理して相手のDFにプレスに行かせない戦い方でした。個人技のある川崎に対し、ブロックを作って後ろに人数を確保したかったようですが、それは前への推進力を失わせる結果になりました。浦和は5-3-2気味に下げされられ、サイドの橋岡や宇賀神に回す以外に、可能性のある場面を作れなかった印象を受けます。

続きは書く元気があれば、マニアック分析で補足します。
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