Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

サンウルブズ対シャークス

2019-02-17 21:05:26 | 他スポーツ
今年もスーパーラグビー(SR)の季節がやってきました。以前のように、アウェイ戦を含めた全試合見るほどの熱気は冷めましたが、それでも日本を代表する選手たちが豪州、NZ、南アフリカの選手たちと本気で勝負するSRは楽しみにしています。昨日は開幕戦で、シンガポール開催だったシャークス戦がBS日テレで放送されていました。

最近は代表戦やサンウルブズを映像で見るようになったので、少しは相手を見る余裕もできてきました。相手のシャークスはFWの強さを前面に押し出してくるチームで、スクラムやモールを押し込んでくるのが攻撃の大きなパターンです。これに対し、サンウルブズも対策を練ってきました。写真のSOヘイデン・パーカーから出るキックパスからの展開です。

日本代表とは違って、SRのサンウルブズは外国の代表キャップを持つ「助っ人」もありのルールですが、スタイルは日本風です。バックス中心に球回しで勝負する、日本ラグビーのいいところを出そうとするための手で、事実このパーカーのキックパスを13番のシェーン・ゲイツが拾ってから独走でトライを決めて、一時10-3とリードを奪った時間もありました。

しかし、シャークスは南アフリカ代表経験者がチームの半数を占める強豪です。SRでも上位の常連ということで、少しずつサンウルブズを上回るところを出してきました。まずは南アフリカ特有の身体能力の高さです。南アフリカ代表のラグビーを見ていると、超人的な能力でトライを取るラグビーをしますが、この日はFWの1番ムタワリラを中心にモールを押し込んで同点トライを決めます。

その先はサンウルブズに、出てはいけないミスが出ました。FW戦で劣勢のサンウルブズは、WTBがどうしても内側の突破を意識し過ぎて、そのサイドにいるWTBへの意識が途切れる時間がありました。これで2度、相手WTBにフリーで走り込まれて勝負ありでした。後半はサンウルブズは無得点に抑えられ、終わってみれば10-45と大差をつけられる結果になりました。

今回のサンウルブズは、勝ちを意識したのか外国人主体のメンバーで臨みました。日本人選手はSH茂野、PRヴァルアサエリ愛(帰化)だけでした。しかし、結果的に大敗だった以上、W杯のために日本人選手を使うべきという意見も出るでしょう。それだけ、SRというのが厳しい戦いだということに、ようやく慣れてきました。
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ゼロックス川崎戦マニアック分析

2019-02-17 17:43:24 | 浦和レッズ
昨日の川崎戦、相手の出方も注目しました。ロンドン五輪得点王の元ブラジル代表FW、レアンドロ・ダミアンは1トップでスタメンでした。そのため、FWの小林悠が右MFに回り、トップ下に中村憲剛、左MFに家長という布陣でした。もちろん、中村憲剛にパスを出させないことは浦和サイドも意識していたと思いますが、川崎はポジションチェンジを多用して、中村憲剛が時には最終ラインにまで下がる時間もあったほどです。

小林悠と家長のサイドの入れ替えや、レアンドロ・ダミアンがサイドに流れるなどもあり、浦和としては誰が誰に付くといった守備がはめにくい相手でした。それを考えて、浦和は5バック気味に引いて無理に前に行かない手を選択したのかもしれません。それでも、昨日書いた通りアンカーのエベルトンのマークを外すことが川崎の狙いで、それが実現したときは大きなピンチになっていました。

レアンドロ・ダミアンのプレーも見ていました。ジョー(名古屋)のように真ん中に張るタイプを予想していましたが、意外にも裏へ抜ける攻撃も可能です。今回はたまたま、ギリギリのタイミングでオフサイドにかかりましたが、スピードがあることは頭に入れておかないといけない相手です。また、唯一の得点になった左足のシュート技術の高さは相当でした。

内容の悪かった浦和としては、開幕戦の仙台戦に向けてはいくつかの見直しをしてくるでしょう。エベルトンがアンカー不向きとなれば、阿部勇樹を起用する選択肢もあると思います。エベルトンのパスによる攻撃力は落ちても、アンカーの位置で落ち着かせる能力はまだまだ十分持っていると思います。

また、問題なのは興梠と組む2トップの片方です。この日は杉本健勇にいいボールが来ないで機能せず、後半出場したナバウトもコンディションが良くない様子でした。後半のナバウトのボールロストを考えると杉本健勇の起用がベターなように感じますが、もっと後ろからボールを供給する回数を多くしないと、またこの日のように興梠が下がり出す浦和の悪いパターンが出てしまいます。

ACLもあるので、この日出番のなかった鈴木大輔や、短い時間の出場に終わった山中にも十分チャンスはあると思います。かつては、ACL組からアピールして、永田充からCBの真ん中のポジションを奪った那須などの成功例もあります。この日のメンバーが浦和の最終形になることはないと思っています。また、オリベイラ監督のトレーニングの影響で、開幕1週間前の今は疲労のピークだと考えられます。次もこの内容だとどうかと思いますが、まだ今は騒ぐときではないでしょう。
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