Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

バンヘッケンの不調(オリックス対西武6回戦)

2016-04-17 21:28:42 | 他スポーツ
J-SPORTS効果で、オリックス対西武のビジターゲームの映像が手に入りました。オリックス先発は西、西武先発はバンヘッケンでした。両投手とも開幕から勝利がなく、特に西は3試合すべて早い回でKOと先発の役割を果たしていません。両チームとも継投の勝負になることは、試合前から予想できました。

この試合は、14残塁を喫した西武打線のつながりの悪さを特に感じました。4番中村がボール球を空振りしての三振の山で、西武打線は4番中村と7番浅村のところでどうしても切れてしまいます。二人とも、なかなかスタメンを外しにくい中心選手なので扱いは難しいですが、思い切って数試合外してみる必要もあるかもしれません。

この試合に敗れた大きな理由は、西武先発バンヘッケンの不振でした。左腕のバンヘッケンは韓国プロ野球でエース格だった投手ですが、長身で角度のある球を投げるものの、その球速が140km出ない投手です。コントロールもあまり良くなく、ストレートが高めに浮いたら長打を浴びるリスクがあります。

こういう投手を投げさせるには、どうしても捕手炭谷の「アシスト」が要ります。序盤は3者凡退に抑えるなどまずまずの立ち上がりでしたが、相手打線が慣れてくる二回り目以降の対応は難しいです。案の定、オリックス打線はバンヘッケンの変化球を捨て、ストレートが甘く入ったところを狙う手できました。

4回裏の攻撃では、それがわかっただけに、炭谷が変化球主体のリードでかわす必要がありました。しかし、おそらく変化球のコントロールに不安があったのでしょう。炭谷はカウントを整えるためにストレートを投げさせざるを得ず、最悪の縞田の3ランで4-1と大きくリードされます。

接戦に持ち込めば、ロングリリーフもできる牧田という切り札もいますが、この日は西武打線も残塁の山で反撃することができず、2-5で痛い星を落とします。明るい要素は渡辺の3安打の活躍です。9番に彼が定着すれば、1番秋山とのつながりでチャンスを多く作れるはずと期待しています。
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遠征疲れ(チーターズ対サンウルブズ)

2016-04-17 21:00:29 | 他スポーツ
今、サンウルブズのアウェイ戦、対チーターズ戦のビデオを見ました。結果は17-92という惨敗で、最後はDFがまったく機能しておらず相手に何度も独走された、屈辱的な試合になってしまいました。その原因は、間違いなく「遠征疲れ」だと思っています。ホームアンドアウェイの戦いの場合、サンウルブズが所属する南アフリカカンファレンスのライバルチームは、比較的近い南アフリカ国内のアウェイ戦があります。

それに対し、サンウルブズはアウェイ戦は全て遠い南アフリカと豪州です。日程面ではサンウルブズに配慮がなされ、南アフリカのアウェイ戦を3戦連続で行うようにして、日本と南アフリカを何往復もしないで済むようにしていますが、それでもサンウルブズはキングズ戦のシンガポール遠征も含めると、実に一か月の海外暮らしです。

W杯に出るような代表選手でもない限り、これほどの長期間の海外遠征の経験がある選手は少ないでしょうから、この南アフリカのアウェイ3連戦は後ろに行くほどきついだろうと予想していました。それがこの日のプレーに現れてしまいました。スーパーラグビー(SR)対策として、ショートパントで走らせる、パス回しを速くして相手の守備が整わないうちに攻めるなどの工夫を見せていたサンウルブズですが、この日はパスがミスになって相手に奪われるような、イージーミスが目立ってしまいました。

また、相手との1対1の攻防も課題です。特に、相手の左ウイングのペーターセン(14番)が見せた多彩なステップワークには全然対応が効いていませんでした。来年以降もSRに参戦させてもらえるなら、この課題を各自が社会人チームに持ち帰って、相当の危機意識を持ってトレーニングをしないといけないでしょう。

チーターズはSHのショーン・フェンターもいい選手でした。SHが持ったらパスというのが通り相場の日本ラグビーの常識からすれば、SHがウイング並みに個人で何メートルもゲインしてしまう発想は出て来なかったでしょう。そういう、世界のラグビーの恐ろしさをJ-SPORTSの有料放送とはいえ、お茶の間に見せてくれたサンウルブズには感謝の気持ちもあります。
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5-4-1で守ってきた仙台(4/16浦和対仙台)

2016-04-17 17:48:44 | 浦和レッズ
遅れましたが昨日の仙台戦のゲームレポートです。浦和のメンバーは、ほぼいつものベストメンバーに固定されており驚きはありませんでしたが、仙台の出方は注目でした。スタメンを見ると、GK六反、DF菅井、MF梁勇基、FWウィルソンなどの名前がなく、普段の仙台のサッカーとは違った手で来る可能性はありました。

試合はその通りに進みました。仙台が、右SB大岩の脇のスペースにMF奥埜を帰陣させて、5-4-1の急造5バックを試したからです。まるで甲府戦のビデオを見るような、浦和のボールポゼッションの後ろ側に仙台の選手が10人いる、一方的な試合になりました。それでも、浦和は仙台のDFラインの裏を攻略ポイントに考えていたようで、立ち上がりから阿部勇樹や柏木がDFライン裏に浮き球を入れて、関根や宇賀神を走らせる展開になりました。

それでも、仙台はサイドは押し込まれても、とにかく真ん中だけは固めると明確に考えており、真ん中の興梠や李はなかなかいい形でシュートさせてもらえませんでした。ズラタンがベンチにも入っていなかったので、途中からズラタンの頭を狙うのも無理です。その展開を見た関根が個人技で仕掛けるなどの変化は見せましたが、浦和は一方的に押すもののゴールが遠いという前半が推移します。

仙台はスピード型のハモン・ロペスの1トップでした。どこかでファウルでセットプレーを得るか、浦和のDFがミスをするかしか仙台の狙いどころはありませんでしたが、26分に阿部勇樹がパスミスしてハモン・ロペスにドリブルされるなど、浦和も盤石ではありませんでした。暇そうに見える西川周作も、決して集中を切らしてはならない前半でした。

前半は0-0で折り返します。早い時間で点を入れておかないと、仙台はさらに引いてくると警戒しましたが、李の先制点は53分といい時間でした。サイドを放置する仙台の考え方を利用して、槙野をそこに上がらせておいてのクロスでした。これで仙台は出てくるはずと期待すると、その直後のプレーで三田のドリブルから失点したのは誤算で、これで仙台はまた引いて守る展開に戻ります。

その後、相手ボランチ、キム・ミンテのトラップミスを拾った阿部勇樹のスルーパスを興梠が決め、さらに梅崎のクロスを武藤が頭で合わせて3-1としてこの試合を勝つことができましたが、その分析は明日予定のマニアック分析で書きます。

































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