天理巡りで次に訪れたのは「長岳寺」でした。
このお寺は 春はツツジ 夏はアジサイ 秋はモミジ 冬はツバキ等 四季折々に楽しめる「花の寺」として知られています。
また「山の辺の道」のほぼ中間点に位置し 多くのハイカーが立ち寄られます。
こちらの大門から入場して 玉砂利の参道を進みます。
参道脇に 室町時代の書院造りの様式を残す風格ある建物があります。
これは 旧地蔵院(現在は庫裏)だそうです。
その先に 立派な御門が見えてきました。
これは「楼門」で 上層に鐘を吊った遺構があるので鐘楼門とも言われ 重要文化財に指定されています。
これが 当寺の「本殿」で ご本尊である阿弥陀三尊や 多聞天 増長天等の仏像や寺宝類が安置されています。
毎年この時期には 本殿内に寺所有の文化財である狩野山楽筆の「地獄絵」が公開されています。
九幅から構成されており 縦4m 横11mに及ぶ巨大な物で 三途の川 八大地獄等の様子が描かれ 中々の迫力です。
また当寺は「日本紅葉100選」にも選ばれており 境内に配された池に映り込む紅葉が絶景なのです。
まずは 本堂からの眺めですが今年の紅葉は色目がイマイチのように思われました。
それでも 池の周りを色々な角度から撮影してみました。
対岸から 本堂に向かった眺めです。
ここはお気に入りの場所で 本来なら感動の美しさなのですが 今年は?
他にも 絵になる場所はあるのですが・・・
おまけに 参道で見かけた黄色い「センリョウ」です。
今回は メインの紅葉は期待外れでしたが 珍しい地獄絵等が見られて良かったです。
当初の計画では ここから山の辺の道を少し散策するつもりでしたが 予定を変更し車で別の場所に向かいました。
それは 引き続き報告します。