流れゆく雲に

風に季節を聞きながら、日々の出来事をつづります。

星逢一夜/ラ エスメラルダ(宝塚歌劇雪組公演)

2015-07-21 15:14:44 | 舞台

20日、宝塚歌劇雪組公演を観劇しました。

和物の時代劇です。徳川の将軍は吉宗公でした。和歌山出身の私は親しみを抱きます。

ネタバレもあります。ご了解の上お読みください。

 

身分違いの悲恋物語と言ってしまっていいのだろうか。

このお芝居は子供の頃から大人までを同一人物が演じています。

背の高い子供ですがそこを除けばみんな子供でした。

 

筋を通せば角が立つ、角は丸くならない。なぜなら彼は(晴興)武士だから。

好きな人とはいっしょになれない。彼女(泉(せん):咲妃みゆ)が農民だから。

彼女の幼なじみは物わかりがいいやさしい男(源太;望海風斗)。

でも、男は一揆の首謀者に(農民は凶作が続き年貢の徴収、生活の圧迫に苦しんでいた)

一揆は避けられない。

早霧せいな演じる紀之介(のちに晴興(はるおき)は、源太と一対一の勝負をすることになる。

(「紀」と言えば紀州の紀、紀の川の紀、を連想します。多分私だけ)

源太は言います。「情けをかけるな、中途半端なことはいやだ」(正確ではないです。そんなニュアンスだったと思います)

晴興が源太を切る。哀しいです。

そんなことしたくはないんです。涙を誘います。

晴興は領民を赦し、代わりに陸奥へ流されます。

 

そしてまた星逢の日がやってくる。

子供たちの無邪気さが無垢な心が物語の冒頭を思い出します。

ハンカチをお忘れなく。

いつものスタンプ。

 

一階ロビーの花はブルーがメインです。

星逢(七夕)のイメージかな。

キキョウの花もおはなしに出てきます。

 

ショーはド派手。お芝居でしっとりした分、これくらい大丈夫です。

ヨーロッパラテン。南フランス、スペインそんな場所が舞台になったショーです。

後半の純白の男役のダンス素敵でした。タキシードや燕尾はどうしても黒ですよね。

白もなかなかどうしてかっこいい。

雪組カラーのグリーン主体の衣装もすてきです。

雪組パワー全開で、フルスロットル。来年の「るろうに剣心」が楽しみだ。

 

 

 

 


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