流れゆく雲に

風に季節を聞きながら、日々の出来事をつづります。

『夜会』VOL.18 「橋の下のアルカディア」

2014-11-30 17:24:29 | 音楽

 

これから観るという人はネタバレになりますのでご注意ください。

 

25日26日の2日間中島みゆきさんの『夜会』VOL.18 「橋の下のアルカディア」を観た。

場所は東京の赤坂ACTシアター。

場所の設定は地下道の飲食店街、しかし、すでにシャッター街と化している。

店を開けているのは占い師とBarの代理ママだけ。

中島みゆきが演じるのは橋元人見(水晶占い師)

中村中が演じるのは豊洲天音(Barの代理ママ)

石田巧が演じるのは高橋九曜(ガードマン)

三人が歌をつないで物語を進めていく。

歌いっぱなし、時折セリフもあるが、そのうえ、33曲が新曲だ。

演劇でもなくミュージカルでもない、不思議な音楽劇。

今回のテーマは「捨てる」。個が集団を、集団が個を捨てる。捨てられる。

最後のシーンではあっと驚く。(観てのお楽しみに)

「みゆきさん、ずるい」と思うと共に、「してやられた」、そう思った。

圧倒的な歌唱力。

すでに発売されているアルバム「問題集」から5曲が披露された。

 

ラストシーンではどうしてなのか、涙が出てくる。

詩を書いてみた。

 

願いをこめてアルカディアへ

 

こんな話はありえない、と現実の私が言う。

どこかで誰かがささやく。

そんなリアルを話してるつもりはないさ、

どこかに忘れてきた、みんなのファンタジーのかけらを集めてみたのさ、

悪い子はみんな橋の下にいただろう、

川は洪水を起こすだろう、

飛行機は何のためにあると思う?

謎だらけのこの小屋で「India Goose」が歌われる。

飛ぶはずのない飛行機がかすかに浮かぶ、

そんなんじゃ逃げられないよ。

でも、India Gooseがチョモランマを越すのなら、できるよ、できるんだ、きっと。

行こう、アルカディアへ

行こう、みんなで

行こう

                                           

 

両日はずっと雨でした。翌日は晴天。いつから雨女になったのだろう。

青空と紅葉の下でみゆきさん。

 

アルカディアはどこにあるのだろう。

 

 


秋色に誘われて

2014-11-29 23:11:02 | 植物

当マンションから見た五月山辺り

 

アステ川西のイチョウ

雨上がりでしっとりして、鮮やかです。

触ったら手が黄色に染まりそう。

 

下から見上げるとまた違った趣きがある。

見る角度によって色は表情を変える。


東京宝塚劇場 月組公演

2014-11-28 15:21:34 | 舞台

東京で宝塚歌劇を観劇できるなんて思ってもみなかった。

しかもこの時期は、宝塚大劇場で観たミュージカル 『PUCK』と

ショーファンタジー『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』が上演されている。

龍真咲が演じるPUCKに感動した日がよみがえる。

 

プログラムも宝塚と東京では少し違う。

まず表紙、上記が東京で下記が宝塚。どっちもいいなぁ。

宝塚版では、後半のページに稽古場風景が載っている。東京版では宝塚大劇場の舞台シーンが

載っている。今回機会に恵まれて両方を手にすることができた。こんなうれしいことはない。

 

 

     

建物の3階が1階の客席、4階が2階の客席となっている。

私の座席は、運よく1階席、後ろとはいえほぼセンターだった。

 

ホールが違うせいだろうか、それとも、雨が前日当日と降っていたからだろうか、

オーケストラの演奏の音が宝塚大劇場と違って聞こえた。

なめらかでしっとりした、心地よい音だった。

『PUCK』はシェイクスピアの「真夏の夜の夢」をモチーフに、人間に恋をした妖精PUCKの明るく

コミカルなファンタジックなミュージカル。(プログラムより引用)

ストーリーや感想は9月30日 、10月10日 、10月27日 を参照して下さい。

アドリブが満載で楽しいPUCKが大好きになってしまいます。

    

ここで写真撮る人多いです。

 

最後、人間のために、ハーミアのために、PUCKは声を発してしまう。

そんなことしたら妖精に戻れない、記憶を消されてしまう。人間界へ落とされる。

でも、後のことは考えない、今この時に自分は何をするべきか、何ができるのか。

 

この森に生きとし生けるものすべてから、森を奪ってはいけない。

ストーンステージには、塩水プールはいらない。

環境問題が顔を出す。

ファンタジーではあるが、現代色が散りばめられている。

 

PUCKは、歌う。「LOVER`S GREEN」

 

最後は記憶を失くしたPUCKとハーミアがストーンステージの上で仲良く座っている。

見つめ合っている。ハッピーエンドだ。

しかし、そんなに浮かれていいものか。人間たちは”きれいときたない”がわからないのだ。

妖精だったPUCKが人間界にいたのは1年足らずだ。

これから二人は仲たがいもするだろう、楽しいことばかりじゃないはずだ。

年を重ねるとハッピーエンドを疑ってしまう。

紆余曲折を重ねて後に、ハッピーエンドはやって来る。

 

それは、またの機会にお話ししましょう、と妖精がささやいたりして。

 

ショーは何度観ても感動する。客席降り、みんな元気でいい。楽しい。

やはり、「しずくの結晶」こんな群舞が私は好きだ。

月組全員が出てると聞いた。

ひとしずくがたくさん集まって川となり、そして海へ、やがて大空へ帰って行く。繰り返すのだ。

 

緑のレザー光線が怪しい、ミラーボールが回ってきらめく。

夢のようなひと時だった。

 

ふと考えた。

前日に観た「夜会vol18橋の下のアルカディア」のことを。

輪廻転生。PUCKは妖精から人間に生まれ変わった。

 

「夜会vol18橋の下のアルカディア」ネタバレです。これから見る人は注意して下さい。

(猫だったすあまが「人間になりたいな」と歌って人間に生まれ変わった。

でも、前世を覚えていない時折、猫だったしぐさがでるだけでー「夜会vol18」観ていない人には

なんのことかわからないと思います。)

 

 

 

 

 

 


日展 国立新美術館 

2014-11-27 18:20:49 | アート

 

 

行ってきました、日展。

陶芸の先生の作品が入賞。

  

「大地の記憶」鍛冶ゆう子さん

 

洋画、日本画、工芸、他。

展示数が多くて大きい作品も多くて、展示室に入ったら迷子になる。

 

休憩の椅子がおしゃれ、座っていいよね。

 

乃木坂駅から入館。その際に傘を預けた。

しかし、いざ、帰る時になって傘がないことに気づく。

トイレを確認。近くにいた人に「傘、なかったですか?」と聞く。

てっきりどこかに忘れたと思い込んだ。

その人は「入る時に預けませんでしたか?」との答え。

「そうです、預けました。すっかり忘れていました」

傘の置き場の鍵を持ってる。

コンビニで傘を買うところだった。しかし、美術館付近にコンビニはなかった。

宿泊ホテル(赤坂)へ戻ろうとするが、道がわからない。

警備員が親切に教えてくれたが、雨の降り具合はひどくなっている。

「赤坂中学があって…」と説明は続く。

「あのう、歩いたらどれくらいかかりそうですか?」

「20分くらいかな」と警備員。

「やっぱり1駅ですが電車に乗ります」と私。

慣れない道で雨の中20分は歩けない。一人だし。

次の予定が待っている。

「乃木坂」から「赤坂」までメトロ乗っちゃいました。

 


宝塚歌劇 ステージ衣装&パネル展 in 日比谷シャンテ

2014-11-27 00:15:04 | 日記

ステージ衣装展に行ってきました。

ちょっと時間がなくて駆け足です。

 

おお、ちぎちゃん(早霧せいな)が真ん中だ。この順番てどんなふうに決めてるのかな?

 

 

         

 

        

 

 

 

衣装は10体だそうです。

もれなく写したはず。

 

おっと、「PUCK」がはじまるよ~