流れゆく雲に

風に季節を聞きながら、日々の出来事をつづります。

かわにし寄席 @キセラホール

2018-11-09 23:05:29 | 落語

7日にキセラホールで開催された「桂米朝一門会」に行ってきました。

キセラホールは、川西市にできた新しいホールです(川西市文化会館に代わってできた施設)。

キセラホール

新しいホールは、わくわくします。1000席。

 

出演者は、桂米團治、桂ざこば、桂南光、桂南天、桂ちょうば、桂米輝(よねき)

 

演目をメモしていたら、隣の人がスマホで撮っていた。

なるほどね、と気が付く。私はタブレットを取り出した。間違いないし、早いわ(笑)

 

ざこばさんは、脳梗塞になってリハビリをしている噺を枕にしていた。

これでも、話せるようになったんですよ、でも、時々おかしなことを言うんですわ。

このバスタオル、冷蔵庫に入れといて→このバスタオルを洗濯機に入れといて(と本人は言いたかった)

笑いに変えてしまうざこばさん。

 

米團治さんは、故米朝さんのご子息。なんでもこの春に、米朝事務所の社長になったとのこと。

ざこばさんや南光さん(常務や専務)を通り越して平だった私が社長になりました。

米團治さんらしい演目だった。ええかっこしいなんですよ、と枕で話していた。

踊りを習っているその仕草がおかしい。物腰の柔らかな踊りの師匠、蛍踊りができるというガサツな男、

泣いている幼い弟子等々。

 

大いに笑わせてもらった。

 

芸文(兵庫県立芸術文化センター)から花が届いていた。

 

阪急オアシスからは、コチョウランが届いていた。

これからどんな舞台がここで観られるのか楽しみだ。

 

 


第四回大昌寺落語会

2018-10-09 13:44:40 | 落語

昨日(10月8日)大昌寺の落語会に行ってきました。

今回初めて、女性の落語家さんがゲストでした。

 

「花色木綿」 林家染左

「厩(うまや)火事」 露の紫

 休憩

「皿屋敷」  林家染左

 三味線   はやしや美紀

 

オープニングトークでは、女性の噺家が困ること等のお話でした。

楽屋での着替えが困る、とのこと。

男性の師匠は、何の気兼ねもなしに着替える。けど、女性はそういうわけにもいかない。

紫さんの師匠露の都さんが、考えたのが、「あっぱっぱ」(夏用の簡単衣類)を着て、中でごそごそ着替え。

師匠の露の都さんは、女流落語家第一号。

弟子入りのきっかけや、師匠の話、等々、おもしろい話をたくさん聞けました。

 

「花色木綿」

泥棒が盗みに入ったものの、盗むものがふんどし一つしかない。そうこうするうちに家の主が帰ってきた。

泥棒に入られたと知るや、長屋にふれまわり、とられてもいないのに、あれもこれもとられたと、言い始める。

それを聞いていた泥棒は、…

何につけ「花色木綿」が出てくるくだりは、笑えて仕方なかった。

 

「厩(うまや)火事」

髪結いの女の亭主は、酒飲みでなまけもの。隣家でそんな愚痴を話している。

そんなに愚痴るなら、亭主の本音を聞いてみたら、ということになって…

落語も楽しかったが、師匠の話や、姉弟子の話、日常の細々した話がおかしかった。

 

「皿屋敷」

これは、知っている噺。

落ちは、幽霊のお菊さんが、皿の数を倍ほど呼んで、理由は「明日は休みにするから」

わかっていてもそこへ行くまでが、なんともおかしい。

 

笑った。楽しいひとときをありがとうございました。

 

晴天はいいのだけど、暑かった。

 

帰り道の風景

清々しい青空と縦横無尽に横切る電線

 

まだまだ色づかない木々と、清流。

 

 

 

 

 

 


第三回 大昌寺落語会 

2017-10-09 18:11:50 | 落語

大昌寺の落語会に行ってきました。

たくさんの人が来ていました。

「兵庫船」も「佐野山」も「茶の湯」も、初めて聞く落語ばかりでした。

佐ん吉さんの前ふりで野球のヤジがとってもうまいなぁと思ってプロフィールを見ると趣味が野球観戦とありました。なるほどね。

よく通る声で私が座る一番うしろまではっきり聞けました。

三味線担当の岡野鏡さんは若い女性で驚きました。

年配の方とは思ってなかったけど20代前半でした。

 

楽しいひとときを過ごせました。ありがとうございました。

前半の二席は、当日発表です。


立川談春 豊中独演会

2017-04-24 14:02:06 | 落語

4月21日(金)豊中市立文化芸術センター大ホールへ立川談春の落語を聞きに行ってきました。

 

 

きっかけは演目です。「居残り佐平次」聞いたことあるタイトル。

今公演中の、宝塚歌劇団雪組の演目「幕末太陽傳」を構成している落語の一つ。

「幕末太陽傳」とは、川島雄三監督の代表作で、「居残り佐平次」を中心に「品川心中」「三枚起請」「お見立て」の古典落語を組み合わせ、品川遊郭を舞台に織りなす人間模様を描いた映画。

21日は公演の初日でした。ずっと前に初日は売れ切れでした。そんな時、見つけた落語の演目。

豊中文化芸術センターは1月に竣工になり、さだまさしさんや、倉本聡さんの富良野塾の公演があり、一度行きたいと思っていました。タイミングが合わず、富良野塾を観劇できませんでした。そうしたら、「居残り佐平次」が目に止まり、行かなくちゃ、となりました。

落語は2席

 

立川談春の落語は初めて聞きました。楽しい、おかしい、迫力満点だ。

場所が豊中なので話題の森友学園や籠池さんの話を折りこみながら、「この話いやですか?」「大丈夫ですか?」と話は進みます。

佐平次って憎めない奴ですね。遊郭でお金が払えずに居残って、お客の相手を勝手にして問題を解決したり、わいわい騒いでご祝儀をもらったり、面白楽しく時を過ごしていく。不思議な人物。

談春さんと言えば「下町ロケット」の殿村さんです。自分でも言っていました。(笑)

独演会だからいいんですけど、本当にたった一人でされたのには驚きでした。

前座はお弟子さんとか兄弟子とかが噺されるのを聞くばかりですから。

 

こんな落語を聞いたら、早く「幕末太陽傳」を観たくなった。

 

 

 


第二回 大昌寺落語会

2016-10-10 17:23:21 | 落語

今日はお寺の落語会に行ってきました。

たくさんの人が来ていました。

 

演目はその日に決めるので空欄でした。

だから、私の手書き(笑)

「道具屋」は、聞いたことがあります。とんでもない品を売りつける素人の話。

専門用語がわからなくても適当に解釈する。

「うなぎ屋」聞いたことのない話でした。うなぎを捕まえる様子を熱演。

この後、由瓶(ゆうへい)さんは豊中のアクアホールで師匠の笑福亭鶴瓶さんと親子会だそうです。忙しい。

仲入り

「餅屋問答」これは聞いたことのある話でした。

お寺が舞台です、住職になりすましてのどたばたです。

染左さんが、

「お寺には失礼な話なんです。先に謝っておきます。すみません。これは、落語の話ですから」

 

笑いました。楽しかった。聞いたことのない落語はまだまだあります。

 

 

帰り道、空は秋模様でした。