流れゆく雲に

風に季節を聞きながら、日々の出来事をつづります。

贋作 桜の森の満開の下

2018-10-18 10:39:39 | 舞台

昨日(10月17日14時公演)観劇しました。

初NODAMAPです。

「贋作 桜の森の満開の下」坂口安吾作品集より 作・演出 野田秀樹

わからない。難しい。しかし、笑える。

その前に坂口安吾の「桜の森の満開の下」読んでいない。

でも、カーテンコールでは立ち上がって拍手していた。

観る決め手は、野田秀樹の作品を舞台で観てみたい。天海祐希が出ている。妻夫木聡も出ている。

古田新太が出てるのに面白くないわけがない。

新歌舞伎座に行ってみたい。

席は3階席だったし端だったので見え難い場面が多かった。

立ち見が出ていた。

休憩込みで2時間25分。

この間観た「マリーゴールド」は休憩なしだった。

 

 

舞台セットのミニチュア(正面でなくてもいいなら横から撮ってもいいとのこと、列が長かったので隙間から撮ってみた)

 

舞台美術は、堀尾幸男さん。私にとって、堀尾さんと言えば中島みゆきさんの「夜会」が浮かぶ。

 

耳男 妻夫木聡

夜長姫 深津絵里

オオアマ 天海祐希

マナコ 古田新太

ハンニャ 秋山菜津子

青名人 大倉孝二

赤名人 藤井隆

エナコ 村岡希美

早寝姫 門脇麦

エンマ 池田成志

アナマロ 銀粉蝶

ヒダの王 野田秀樹

 

今度は、もう少し予習してから観るかな。


詩のフェスタひょうご @ラッセホール

2018-10-15 22:11:43 | 日記

昨日(10月14日)「詩のフェスタひょうご」に参加してきました。

場所は、神戸市中央区にあるシティホテル ラッセホール

 

第1部 講演 伊藤比呂美

          演題 カタる、ウタう、ノロう   

第2部 対談 伊藤比呂美 X 平田俊子

    テーマ 詩を生きるということ

第3部 自作詩朗読会

         私は、ここで詩を朗読しました。(^^)/

 

伊藤比呂美氏の講演は、大変おもしろかった。熊本在住。

飛行機で空港に着いたとたんにアウェー感に陥ったと話し始めた。

様々な話が交差しあって楽しかった印象が強い。

 

「カタる」とは、宗教の話からお経だという。「ただただしく声に出して読む歎異抄」という著書がある。

親鸞が谷川俊太郎に似ていたから、とも話していて、著書のきっかけの真意はわからない。

ちなみに宗教心は、ないということだ。父親と犬の散骨の話には驚いた。(対談で話されていた)

 

「ウタう」とは、オペラのアリア。天井から降りてくるような女性の歌声は、まさに「ウタう」の表現に合致する。

 

「ノロう」とは、インディアンの詩を引き合いに出して説明。

 

最後に、詩の朗読を披露してくれた。

マイペースの読み方に感動。

 

実にいい、実に楽しい、こんな風に次から次と話が尽きないのはうらやましい。

時間制限がなければどうなっていただろう。

図書館で読まずに購入して読んで欲しいとしっかり著書の売り込みがあった。

次の対談で平田氏が関西人のように商魂たくましいと指摘していた。

 

対談もさらに興味深かった。

メモを取り出して、テーマに沿って話そうとする平田俊子氏に対して、伊藤氏は時々支離滅裂になりつつも

平田氏のメモをのぞき込む姿がほほえましかった。

大学生時代の話、現在、早稲田大学で学生に教えていることについての話。

 

 

平田氏との仲の良さがよくわかった。昔は、FAXでその後はメールでやりとりしているらしい。

鈴木志郎康さんや谷川俊太郎さんの名前が出てきて、私は、興味津々だった。

石牟礼道子さんの話もあった。

石牟礼さんと言えば以前参加した、現代詩セミナー神戸2016で「苦海浄土」の講義があったことを思い出す。

けれど知らない名前の詩人が多くて勉強不足を思い知った。

しかし、有意義な時間を過ごせたことはまちがいない。

 

終了して外に出たら、青空に紅白のクレーンが目についた。

街は秋の空気が流れ始めたようだった。

 

 


第四回大昌寺落語会

2018-10-09 13:44:40 | 落語

昨日(10月8日)大昌寺の落語会に行ってきました。

今回初めて、女性の落語家さんがゲストでした。

 

「花色木綿」 林家染左

「厩(うまや)火事」 露の紫

 休憩

「皿屋敷」  林家染左

 三味線   はやしや美紀

 

オープニングトークでは、女性の噺家が困ること等のお話でした。

楽屋での着替えが困る、とのこと。

男性の師匠は、何の気兼ねもなしに着替える。けど、女性はそういうわけにもいかない。

紫さんの師匠露の都さんが、考えたのが、「あっぱっぱ」(夏用の簡単衣類)を着て、中でごそごそ着替え。

師匠の露の都さんは、女流落語家第一号。

弟子入りのきっかけや、師匠の話、等々、おもしろい話をたくさん聞けました。

 

「花色木綿」

泥棒が盗みに入ったものの、盗むものがふんどし一つしかない。そうこうするうちに家の主が帰ってきた。

泥棒に入られたと知るや、長屋にふれまわり、とられてもいないのに、あれもこれもとられたと、言い始める。

それを聞いていた泥棒は、…

何につけ「花色木綿」が出てくるくだりは、笑えて仕方なかった。

 

「厩(うまや)火事」

髪結いの女の亭主は、酒飲みでなまけもの。隣家でそんな愚痴を話している。

そんなに愚痴るなら、亭主の本音を聞いてみたら、ということになって…

落語も楽しかったが、師匠の話や、姉弟子の話、日常の細々した話がおかしかった。

 

「皿屋敷」

これは、知っている噺。

落ちは、幽霊のお菊さんが、皿の数を倍ほど呼んで、理由は「明日は休みにするから」

わかっていてもそこへ行くまでが、なんともおかしい。

 

笑った。楽しいひとときをありがとうございました。

 

晴天はいいのだけど、暑かった。

 

帰り道の風景

清々しい青空と縦横無尽に横切る電線

 

まだまだ色づかない木々と、清流。