宝塚歌劇星組公演を観劇した。(2016年4月3日)
MUSICAL『こうもり』
・・・こうもり博士の愉快な復讐劇・・・
-ヨハン・シュトラウス二世 オペレッタ「こうもり」よりー
公演解説 あらすじ→ HP
ショー・スぺクタキュラー『THE ENTERTAINER!』
オペレッタ「こうもり」は本来アイゼンシュタインが主役なのだが、
宝塚ではファルケ博士を主役にしている。
この公演は、初舞台102期生のお披露目公演です。
口上を聞いていると、(本日の口上の人にはバラの印)
よく頑張ったね、ここまで来れたね、でもまたここからだよ、と声をかけたくなる。
初々しくて、そして、未来にはばたく新人たちだ。
華やかな舞踏会の場面は「これぞ宝塚歌劇」と言った感がする。
「ゆかいな復讐劇」というサブタイトルは、”復讐劇”だけならサスペンスで悲劇的なことを連想しがちだ。それゆえ”ゆかいな”が必要だったのだろう。
こうもりの扮装でファルケ博士がウィーン女神公園のニケ像に縛り付けられる。
女神像を見て思い出した。かつてルーブル美術館で見た「サモトラケのニケ」を。
北翔海荊さんの歌声もさることながら特筆すべきは汝鳥伶さんの低音の歌に感銘した。
ゆかいな復讐劇ってどうなるのだろう?前半はいささかストーリーを追うばかりだった。
半ば頃から、勘違い、でたらめなフランス語、おかしさがわかってきて楽しくなった。
ショーでは初舞台生を応援する紅ゆずるの歌がよかった。
北翔海莉のピアノ弾き語り(KAWAI楽器)も素晴らしかった。
北翔海莉は、帽子が似合う。今回のシルクハットをかぶってのパフォーマンスは見事だ。
男役の群舞が多かった。うれしい限りです。
あー楽しかった。ありがとう星組。
満開のサクラにも会えたし、曇り空だったけど雨も降らなかったので良しとしましょう。
次は、青空の花の道のサクラに出会えますように。
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