流れゆく雲に

風に季節を聞きながら、日々の出来事をつづります。

宝塚歌劇花組公演観劇 「雪華抄 せっかしょう / 金色(こんじき)の砂漠」

2016-11-22 16:08:42 | 舞台

宝塚「花乃みち」の紅葉

 

公演のネタバレあります。

 

公演は日本物のショー、サブタイトルが「宝塚舞踊詩」となっています。

「雪華抄」は、四季の移ろいと花鳥風月を軸にした舞踊絵巻(作・演出の原田諒の文より引用)

チョンパ、で始まるのは華やかです。確か「源氏物語」もチョンパだったのを思い出します。

「チョンパ」とは、日本物の幕開きに使われる手法。

拍子木が「チョン」となって(幕がぱっと開く、と私は思ったけど検索したら照明だった)照明が「パッと」点く、するとそこには出演者が舞台に勢ぞろいして華やかな幕開きになる。

春は紅梅白梅、夏は七夕(串本節)、秋の月(安珍清姫)、雪の舞い、そして、桜花夢幻。

鷹と鷲の着物は楽しそうだ。鳥の羽がモチーフとなって肩から手にあしらわれている。

あたかも鳥が羽ばたいているようだ。

私の出身地和歌山の民謡(串本節)や民話(安珍清姫)が大劇場の舞台で観ることが出来て感慨もひとしおだった。

閑話休題:21日は大劇場の消防訓練の日だった。公演中ではと思ったら、「雪華抄」の後の休憩時間だった。お客様は任意です、とのことだったが非常階段を通れるのにそそられて参加した。貴重な経験ができた。

 カバンのなかでくしゃくしゃになってしまったけど、劇場内で手渡されたお願いの用紙、

 

「金色の砂漠」は最後に死んでしまうのはちょっと安易だ、と思います。

ならば、どうする?って聞かれてもわかりませんけど。

観ていて、「オイディプス」思い出してしまった。

作品の好き嫌いは人の好みだけど、上田久美子先生では「星逢一夜」の方がわかりやすかった。

王女様の踏み台代わりに奴隷のみりりん(明日海りお)が使われたのは衝撃だった。

奴隷、でも実は高貴な身分、よくある設定。

「1789」のように庶民に徹した方が好きだな(個人的意見です)。

うーん、難しい作品だった。

 

 

 


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