一難去ってまた一難

ギリシャで１７日に開票された再選挙では、ユーロ残留を支持する「財政緊縮派」が勝利して、ユーロの信認に一服感が出ました。

【円とユーロの１年間推移】

一方ギリシャ不安は和らいだものの、スペイン不安が台頭して楽観ムードが吹き飛んでしまいました。

１８日から開催されているＧ２０でも、「ユーロの信認確保へ経済・通貨同盟を進める必要がある」との意見表明が多く出されているそうです。
欧州域内では銀行監督が一元化されていないため、「欧州銀行同盟」の実現に向けて舵が取られている模様です。
しかしことはそう簡単には進みません。
日本の財政問題も深刻ですが、世界中の国々の財政が、世界中の金融が狂い始めているようでなにやら背筋が寒くなってきます。
次のステップで不幸な歴史の再来にならぬよう祈るばかりです。