南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

“幸せ酵母”菌 蔓延

2012-01-29 12:06:05 | Weblog

昨日は、地酒研究会主催の利き酒会で、藤枝にある蔵元「杉井酒造」さんを訪ねました。
毎回お誘いをいただきますが、なかなか日程が合わず、2回目の参加です。
初めての蔵元訪問にワクワクして望みました。

まずは杉井社長さんから、今もっとも力を入れて取り組んでいる「山廃生もと」の酒造りについて教えていただきました。
江戸中期に生まれた自然の力を生かした巧妙な酒母造りの技法が「生もと」です。
本来持っている日本酒の旨さが引き出せる技法ですが、手間ひまかかる酒造りでもあります。
お話を聞いてから日本酒ができるまでの工程を見せていただきました。
これは酒袋を使ってお酒をしぼりだす「船しぼり」機です。

見学を終えて、杉井酒造自慢のお酒がずらっと並べられました。
社長さんからひとつずつ説明を受けて、仕込み水をチェイサーにして少しずついただきます。
ここのお酒は自然の乳酸菌を育てていますので、キリッとした酸味が特徴です。

蔵元見学を終えて、会場を岡部にあるイーハトーヴォに移します。
個性的な杉錦に対抗して、料理は猪肉中心でした。
品評会で入賞した吟醸酒たちがずらっと並んだ姿は圧巻です。
この会場まで杉井社長さんは同行くださって丁寧な対応をしてくれました。
毎回、東京から参加しているというMさんの気持ちがよく分かります。

朝、わたしのまわりには、杉井酒造さんからいただいた“幸せ酵母”が蔓延していました。


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