どこまで落ちる？

国民年金の納付率が好転しない。
目標は８０％。
０４年度：６３．６％
０５年度：６７．１％
０６年度：６６．３％
０７年度：６４％前後の見込み

雇用労働者は原則全員加入の厚生年金にも不安がある。
派遣労働者などの非正規雇用者の割合も政府の掛け声とは逆に３４％と過去最高を更新した。
本来ならば厚生年金への加入義務があるにもかかわらず、未加入の労働者も多い非正規労働者群。
国民年金にしろ厚生年金にしろ、年金未加入は老後の貧困問題につながる大問題だ。

オランダでは全国民加入の国民年金と、労使の決定による職域年金がある。
過去は日本のような（労働時間３／４以上が加入要件）除外規定があったが、９４年に法改正をし全労働者を対象とした。
労使の負担割合は３対７が一般的だという。（日本は折半が多い）

ドイツでは月収が約６．５万円を超える人に加入義務がある。
しかし短時間労働者などで低収入（６．５万円以下）の人にも受給義務はあり、保険料は全額事業主負担だという。

日本にいると日本の常識に捕われてしまうが、世界を見ると大いに発想転換の参考になる。
だから毎年政治家は海外視察なるものをしているのだろう。
それにしては・・・・なにも変わらない。