新年を迎えるにあたっては、思い残すことがないように努力しています。
今日はグランシップで開催中の“北大路魯山人展”を見てきました。
グランシップ開館10周年にあたって、魯山人没後50年を記念してのコレクション展示会です。
魯山人の作品をまじかに見るのは初めてでしたが、正直な話芸術的センスのない私には、1点1点を見てもあまり感ずるものはなかったかもしれません。
しかし展示場にある200点近い作品を前にして、会場を一回りするとその多彩な才能と作品の美しさに圧倒されました。
魯山人を語る「坐辺師友」という言葉と「器は料理の着物」という言葉が印象的でした。
「坐辺師友」とは自分の周辺の生活空間、自分の身辺にあるものこそが、自分の師であり友である、という意味だそうです。
だから魯山人は自分の身の回りに優れた美術品を置き、自らの眼を鍛えていたそうです。
身の回りの環境によって人はつくられるという証拠ですね、今日もまた勉強させられました。
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