南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

リアルすぎたグループワーク

2012-05-27 09:00:36 | ユニオン
東遠地協の対話集会へ向かう前に事務所へ寄って新聞チェック。
ひとつの記事に目が留まりました。
「リコー、静岡の工場閉鎖」、来年3月めどに御殿場事業場を閉鎖するというものです。
従業員は約1200人で、正社員は他の事業場に配転し雇用を維持するということですが、事態はそんなに甘くありません。
というのも以前、ここの社員から労働相談を受けたことがあるからです。
この会社には労働組合がありませんから、相談者に強く労組結成を勧めましたが、つくろうとすると強い圧力がかかってつぶされるという話でした。
記事を読みながら今日のグループワークのテーマにしようと決めました。

対話集会でのグループワークは、2テーマ選定します。
ひとつは自由選択ですが、今日は2テーマとも指定させていただきました。
そのうちのひとつに「リコー問題」をからめました。
“本音で話せる場をつくる”のなかの「直面する問題に対して、真正面から向き合う覚悟を持つ」がグループワークのテーマです。
事例としてこの事業場閉鎖を取り上げて、「もしあなたが委員長だったらどう対応するか」について3グループで話し合いました。
ここ3期の決算報告を調べたり、平均年齢や平均年収も参考資料として提供しました。
実際に自分たちも同様の経験をした労組もあったりして、その経験談を話したりして、みなの顔つきも変わってきます。
ちょっとリアルすぎたグループワークになってしまいましたが、あっという間に2時間が経ちました。

懇親会では真逆のステキな話を聞きました。
各月の定年退職者を招いて、社長と委員長が毎月昼食会を開くという話です。
それ以外にもステキな話がいくつも聞けましたが、これもまた“本音で話せる”効果ですね。
でも私の胸にある事業場閉鎖の“わだかまり”は、今朝になっても残っていました。

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