南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

謙虚に構え直そう

2013-03-14 18:04:44 | ユニオン
読売新聞で連合の悪口言い放題です。
腹が立つけれども、現場力はほんとうに弱っています。
いまさらながら…とか、そんなことはわかっているはずだ…などと思わないようにしましょう。
まずは自分自身の足元からひとつひとつ確かめていきましょう。


麻生副総理や新聞記事におちょくられていることにも腹は立ちますが、ベア要求をしなかったことは事実です。
しかしその理由を問われたときになんと答えればいいのでしょうか。
今ここに600万人の個別賃金地図があれば、一目瞭然です。
紹介されている主な企業では自社の賃金を引き上げる代わりに、その原資を下請け企業や非正規社員に配分するんだと、正々堂々と社会的にもアピールできたはずです。
それこそが連合の主張する「すべての労働者の処遇改善」です。
実に分かりやすいツールですが、残念ながら個別賃金地図はなかなか完成しません。

たとえば教育・広報活動が必要なことも誰でも承知しています。
労働運動ではなおさらのことであり、そのことをリーダー自らも公言しています。
しかし現実はどうでしょうか?

単組役員に質問しました。
「あなたの労組はユニオンショップですか?」
「…」

単組役員向けの某セミナーの感想文を読ませていただきました。
「労金カードでコンビニのATMが無料で使えるなんて、このセミナーで初めて知りました」
(…)

組織拡大オルグを終了しました。
本部からの「1千万人連合PJ」の通達がきちんと地方まで下りている産別は半分でした。
(…)

組織の末端どころか、現場リーダーにも神経が行き届いていない現実に歯ぎしりをしています。
たまらなく悔しいですね。
謙虚になって、もう一度足元から見つめ直してみましょう。

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